オペラ合唱団のソリストオーディション見学する。
仕事でどうしても速く行動できず、4人しか聞けなかった。
4人のうちで最後の方が音程良く、言葉もはっきりして絶対良い!
と、合唱団員はみな思った。4人だけど。
博多ラーメン屋で指揮者を待つ間、なぜ指揮者が合唱団と一体なのか聞いた。
そもそも、音取りが出来てないような段階から指揮者にきていただくというのは、
贅沢というか、失礼なのだが、彼の修行の場としては
彼にとっても意味が多いにあるから、このような体制になっているんだろうとは
想像していたけど、まあその通りというか、
生々しく「生活を支える」、とも言われた...まあその通りなんだけど。
怒りっぽく子供っぽい指揮者先生を、
一流のオケから指導の依頼がくるような存在に育てるために、
合唱団は舞台を成功させるのだ!という気持ちが一致しているのだそうだ。
なるほど。
だから指揮者は合唱団と相思相愛みたいな関係なのだ。
正直そろそろ出世していただければ、
また別の指揮者の支援もできるのにね、っていうのも、本音。
なるほど。
もともとオペラ歌手の作った団体だから、ボイストレーナーは我らが先生!
だから指揮者先生まあ修行中の方でも構わないし、むしろ一緒に頑張れる!
某合唱団と違う所は、こちらの指揮者は声楽は極めてないので、
声楽の指導が出来ないことだ。
合唱団はオケと違って楽器が一つしかない。
音程さえ間違っていなければ必ずハモる。
若い指揮者が最初に指揮するのに合唱団がむいているんですよねー。
あ、修行といえば山伏( ̄▽ ̄)
課長が山伏修行に行くことになった。
そのたくさんある制約で一番納得行かないのが、
歯ブラシがない、(>_<)という話である。
なぜ禁歯ブラシ!?
そういえば、チリの鉱山で閉じ込められた人たちの要求が歯ブラシだった。
そのくらい、歯ブラシは生きていくのに欠かせないものなのに・・・
オーディションに話を戻します。
結局かなりショックをうけた様子で指揮者が戻ってきて
他の声楽家、合唱の指導の専門家先生3人と指揮者が
ぜんぜん評価が分かれていたのだという。
結局音程がいいとか、ことばがはっきり聞こえるとかいうのは
モーツアルトでもないオペラの出演者には求められてない
ということらしい。
奥が深い!と指揮者先生は唸ってました。
オペラの指揮者を目指さないなら、一生唸っててもいいのかもですけどね。