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バス停地名学のすすめ

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2007.06.03
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カテゴリ:品川区
バス停データ
◆所在地:品川区 ◆路線:東急バス[渋72]

みなさん、こんにちは。

渋谷駅東口と五反田駅を結ぶ東急バス[渋72]系統は、毎月28日に行われる目黒不動尊の縁日ダイヤで、バス好きの間ではちょっと知られた路線です。というのも、縁日実施日には目黒不動尊門前の交通規制により、渋谷駅~林試の森入口、不動尊門前~五反田駅に分断された折返しダイヤとなり、通しで利用する乗客は乗継券を手に林試の森入口~不動尊門前間を徒歩で乗り継ぐということになるからです。こうした運用が定期的にあるバス路線というのも、都区内では(全国でも?)珍しい存在だと思います。

その[渋72]系統に渋谷から乗車すると、目黒通りを過ぎたあたりから続く狭い道路を、くねくねと左右に小刻みに曲りながら通り抜け、目黒不動尊前から西五反田4丁目を経て桐ヶ谷通りへ入り、左手に桐ヶ谷斎場の建物が見えてくると、間もなく桐が谷バス停に到着します。

このあたりは、古くは桐ヶ谷村と呼ばれ、バス停は「桐が谷」と表記されていますが、地名としては「桐ヶ谷」「霧ヶ谷」の表記があり、桐の木が多かったことや霧の深い谷地であったことが地名の由来とされています。大崎町の大字として桐ヶ谷の地名が使われていたのが、昭和7年の品川区起立前までとのことですから、既に地名消失から70年以上を経たことになりますが、斎場を中心に地域の呼称として、桐ヶ谷の名は現在も生き続けています。

因みに、桐ヶ谷と斎場とは、歴史的に浅からぬ縁があります。すなわち、現在も斎場の向い側にある霊源寺の境内に、三大将軍家光の頃から荼毘所が置かれ、石の上に棺をのせる程度の方法で火葬が行われていたと伝えられます。さすがに昼間の火葬は周囲に影響があったものか、明治期に入ると禁止されたとのこと。現在のように博善株式会社の経営となったのは、大正7年からのことだそうです。

(次回へつづく)

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最終更新日  2007.06.03 22:56:34
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