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テーマ:東京 / 江戸(1196)
カテゴリ:目黒区
バス停データ
◆所在地:目黒区 ◆路線:東急バス[黒10]系統他 みなさん、こんにちは。 目黒駅から目黒通りを西へ向かう東急バスは、権之助坂を下って目黒川を越え、大鳥神社前で山手通りを横切り、目黒消防署前を過ぎると、清水バス停に到着します。 途中、山手通りを過ぎたところにあった元競馬場前というバス停が気になったので調べてみると、ここは府中の東京競馬場の前身にあたる目黒競馬場の跡地とのこと。開設は明治40年で、地図を見ると、目黒通り南側の下目黒4丁目の住宅街に、幾何学的な曲線を描く道路がありますが、これがかつての競馬場外周道路の跡のようです。府中への移転が昭和8年なので、既に70年以上も経た現在にあって、バス停はその歴史を伝える無言の語り部ともいえそうです。 清水でバスを降りると、目黒通り沿いに広大なバスの車庫があります。ここは東急の目黒営業所であり、第7・8回でご紹介した淡島と同様、車庫へ入る便が清水の行先表示で走るため、目黒エリアでの東急バス利用者には、清水の名は馴染みあるバス停名といえますが、清水町の町名が住居表示の施行により消滅したのは、昭和41年のことになります。 東急バス営業所の手前、区役所通りが北へ分岐する交差点から目黒本町1丁目へ入ると、すぐ左手に清水稲荷の鮮やかな朱塗りの社が見えてきます。もとは東急バスの車庫のあたりにあったようで、当時その近くには、夏場でも涸れることなくこんこんと湧く清水があったことからその名があるといいます。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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