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テーマ:東京 / 江戸(1197)
カテゴリ:品川区
バス停データ
◆所在地:品川区 ◆路線:東急バス[渋41]系統 みなさん、こんにちは。 渋谷駅と大井町駅を結ぶ東急バス[渋41]系統は、渋谷駅を発着する東急の路線バスの中で、かつての玉電渋谷駅跡となる東急百貨店東横店2階のバス乗り場から発車していた唯一の路線でした。地下鉄銀座線と井の頭線に挟まれた道玄坂からのバス専用路(玉電軌道跡)を使い、突き当りの百貨店前にはターンテーブルが備え付けられていました。私のかすかな記憶では、玉電のホーム跡らしき遺構がそのままバス乗り場として使われていたように思います。その後、渋谷マークシティの建設に伴い、この懐かしい乗り場もあえなく撤去され、現在は南口バスターミナルからの発着に変わっています。その[渋41]系統に、今回は大井町駅側から乗り込みました。駅を出て、JRの線路を越えた少し先からゼームス坂通りに入り、やがてバスはゼームス坂上バス停に到着します。 坂上の高台を、古くは浅間台と呼んだといいますが、坂もかつては浅間坂と称していました。明治期に入り、日本海軍の創設などに関わった英国人ジョン・M・ゼームスの邸宅が坂の中腹に構えられ、私費により急坂の改修などに勤めたことから、いつの頃からかこの坂をゼームス坂と呼ぶようになったと伝えられます。税務署が近かったことから税務署坂と呼ばれたことも関係するという説もあるようですが、定かではありません。 エンジュの並木が美しいゼームス坂を、バス停からゆっくりと下っていくと、左手に三越マンションが見えてきますが、ここはかつての三越縫製所の跡地であり、ゼームス邸があったのもこの場所です。マンションの裏手に回る上り坂へ入ると、マンションの中庭入口にゼームス邸について記した碑がありますが、この裏手の坂が本来のゼームス坂ではないかとする説もあるようです。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.23 21:39:44
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