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バス停地名学のすすめ

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2008.05.11
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カテゴリ:瑞穂町
バス停データ
◆所在地:西多摩郡瑞穂町 ◆路線:都営バス[梅70]系統他

みなさん、こんにちは。

三ツ木を出たバスは、武蔵村山市西北端の岸地区を西へ走ります。岸は、第184回「小川寺前」の項でご紹介した小川の開拓者、小川九郎兵衛の出生地です。今回は訪ねることができませんが、岸バス停から狭山丘陵へ向けてしばらく歩くと、小川寺同様に九郎兵衛の墓所となっている禅昌寺があります。また、その周辺の丘陵の谷地には、都立野山北公園の一部として、谷戸に広がる水田の景観が保存されている他、江戸時代の里山民家を復元した一画などもあり、時間のあるときにゆっくりと再訪してみたいエリアといえます。

岸バス停を過ぎると、青梅街道は間もなく武蔵村山市を抜け、西多摩郡瑞穂町に入ります。奥多摩町、日の出町とともに、残り少なくなった西多摩郡の「町」のひとつです。バスはやがて、殿ヶ谷バス停に到着します。

殿ヶ谷の地名も、かつては殿ヶ谷戸と称した谷戸地名のひとつといいます。「殿」は、戦国期にこの地の豪族として名を残している村山土佐守の居館があったことに因むとされますが、この村山氏と第193回「三ツ橋」の項でもご紹介した村山党との関連は、定かではないといいます。

バス停から岸方面へ少し戻ると、狭山丘陵に向って阿豆佐味天神社への長い桜並木の参道が伸びています。平安時代の『延喜式』に記載があるという古社で、村山党の拠点ともなっていたと伝えられます。小ぶりな社殿ではありますが、丘陵の緑に包まれた静寂とした境内には、長い歴史に培われた厳粛な空気が感じられます。

(次回へつづく)

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最終更新日  2008.05.13 22:21:55
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