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バス停地名学のすすめ

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2008.05.22
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カテゴリ:瑞穂町
(前回からのつづき)

狭山池の北側に、調練橋という小さな橋が架かっています。その名は幕末の頃、付近で農兵への鉄砲訓練が行われたことに由来するといいます。橋の下の水路を辿って歩いてくと、住宅街の先には広大な農地が広がり、遠くに霞む奥多摩の山々まで見ることができます。

池の東側には、日光街道の大橋場にあった常夜燈籠が移設保存されています。埼玉県志木の石工の作といい、政情の不安定だった幕末の慶応元年(1865)に、街道と村の安全を祈念して建てられたもので、震災により倒壊し、移設されたとのこと。

残堀川の取水口などを見ながら、住宅街を抜けて青梅街道に戻ります。途中、子供の飛び出し注意を喚起する看板に英語が併記されているのを見て、改めて瑞穂町が基地の街であることを実感します。既に、バスを降りてからの二時間ほどの間にも、基地へ着陸しようとする米軍機の爆音が繰り返し頭上に響いています。

青梅街道を越えると、箱根ヶ崎駅です。2年前に完成したばかりの橋上駅舎は眩しいばかりですが、駅前は古色蒼然とした佇まいがそのまま残り、アンバランスな景観を作り出しています。そして駅前広場には、見慣れた都営の緑色のバス停が立っています。駅前に[梅70]が顔を出すのは、平日と土曜日の1日3便のみで、2便は小平駅行き、1便は東大和市駅行きとなっています。

駅前から南へ歩くと、新青梅街道に出る手前に、加藤塚があります。村山土佐守に討たれた武田氏の家臣加藤景忠の墓といわれ、かつては樹々に包まれた静かな場所だったようですが、基地への航空機の障害となることから、戦後に樹々はすべて伐採されたとのこと。新青梅街道の向こう側は、もう米軍横田基地の敷地で、高いフェンスが延々と続く様子が見えています。

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最終更新日  2008.05.22 23:16:09
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