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テーマ:東京 / 江戸(1173)
カテゴリ:港区
![]() ◆所在地:港区 ◆路線:都営バス[反96]系統 みなさん、こんにちは。 五反田駅からの都営バス[反96]系統が、過去に目まぐるしく運転経路を変更してきたいきさつについては、昨年12月の第139回「魚藍坂下」の項でも少し触れましたが、地下鉄大江戸線開業に伴う平成12年の路線改編で、それまでの一ノ橋~溜池間が廃止となり、その際に消滅したバス停のひとつに、飯倉片町がありました。旧町名の記憶を伝える貴重なバス停のひとつだったので、残念な思いをしましたが、6年後の平成18年4月、[反96]系統は五反田駅~六本木ヒルズ循環という路線に生まれ変わり、その結果、五反田駅方面への片方向のみとはいえ、飯倉片町バス停が復活を果たしました。 飯倉片町は、昭和42年の住居表示施行で消滅した町名ですが、バス停が従前のままの名称で復活したことは、本ブログとしては喜ばしい出来事です。そこで今回は、復活後の姿を確認すべく、六本木ヒルズから[反96]系統に乗り込みました。 六本木交差点から外苑東通りに入ったバスは、首都高下の飯倉片町交差点を右折すると、飯倉片町バス停に到着します。かつて溜池まで路線が伸びていた頃は、飯倉片町交差点の北側にバス停があったようなので、位置はその当時から200メートルほど南へずれての復活のようです。 住居表示施行前の古い地図を見ると、飯倉片町が外苑東通り南側の片側町だった様子がわかります。現在は麻布台の町名があるあたりを中心にした一帯が、かつての飯倉地区で、江戸時代には飯倉1~6丁目に片町、永坂町、狸穴町、六本木町を加え、飯倉10ヶ町と称していました。このうち片町は、南向きの高台という立地から、明治期には華族などの邸宅が多かったといいますが、その面影は現在も国際色豊かな高級住宅街として受け継がれています。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ ![]()
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