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テーマ:東京 / 江戸(1197)
カテゴリ:品川区
バス停データ
◆所在地:品川区 ◆路線:東急バス[井05]系統 みなさん、こんにちは。 東急バスの路線図を見ると、大井町駅から二葉、西大井方面へ向かう路線としては、荏原営業所行きの[井01]系統と、西大井駅行きの[井05]系統の2路線があることがわかりますが、これらは数年前まで、ひとつの循環系統として運行されていたようで、開業も戦前という歴史ある路線だそうです。 大井町駅西口のロータリーに出ると、[井05]系統のコンパクトな中型車両が発車を待っています。狭隘道路を走ることが予想され、私のようなバス好きは少しワクワクします。駅を発車すると池上通りを南下し、大井5丁目交差点から道幅の狭い滝王子通りに入ります。滝王子は、大井5丁目バス停から南へ少し入ったところにある滝王子稲荷神社に因む地名で、昭和39年までは周囲に大井滝王子町の町名もありました。 やがて通りは商店街となり、バスは対向車をぎりぎりにやり過ごしながら、ゆっくりと西へ進みます。西大井2丁目バス停を過ぎると、商店街の街灯には赤地に「原」の文字を大きくあしらったペナントがぶら下がるようになります。正面に新幹線の高架が見えると、間もなく大井原町バス停に到着です。 このバス停、実は昨年(平成19年)3月までは原小学校と名乗っていたものが改称されたもので、その際に昭和39年の住居表示施行で消滅した大井原町の町名がバス停名として採用されたという、貴重なケースです。例え地図上からは消えても、旧町名が地元住民の暮らしの中にきっちりと生き続けてきたことの証しともいえるでしょう。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.01 21:41:32
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