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バス停地名学のすすめ

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2008.07.16
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カテゴリ:世田谷区
(前回からのつづき)

品川用水は、玉川上水から取水した戸越上水を前身とし、寛文9年(1669)に完成。旧品川領の各村に分水していましたが、昭和20年代後半には暗渠となりました。先ほど、駅を出てすぐにくぐった小田急の高架下も、品川用水の跡になります。

廻沢は、昭和44年から46年にかけて施行された住居表示により消滅した町名で、古くは廻沢村と称していました。明治22年の千歳村起立時に合併した8村のひとつです。村の四方に川の流れがあったことが地名の由来といい、文献によっては回沢、施沢などの表記も見られるといいます。

バス停から千歳台3丁目の住宅街を抜け環八通りを渡ると、船橋小学校の裏手に神明神社の森があります。大きなクロマツの林立する境内で、社殿のそばには天保10年の銘がある石鳥居も保存されています。その北側に隣接するのは、船橋不動尊と宝性寺です。東側の道路から見ると門は別になっていますが、境内に境界はなく、きれいに手入れのされた庭園のような境内は、心地よく歩くことができます。宝性寺の山門には、波羅密山の文字が入った扁額が掲げられています。

駅の方へ戻るように歩いていると、荒玉水道道路に出ます。見渡す限りどこまでも続く直線道路で、道路の下には水道管が埋設されていますが、これは大正期から昭和にかけて、多摩川の水を現在の中野区北部から板橋区にかけて給水する目的で敷設されたものです。およそ10キロに及ぶきれいな直線道路は、東京の水道史を物語る貴重な産業遺跡ともいえるでしょう。

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最終更新日  2008.07.16 12:53:51
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