バス停地名学のすすめ

2008/08/18(月)23:49

第243回 【幻の橋編(9)】 日曹橋(にっそうばし) 前編

江東区(16)

バス停データ ◆所在地:江東区 ◆路線:都営バス[都07]系統他 みなさん、こんにちは。 日曹橋というと、東陽町の先にある永代通りの突き当たりの交差点をすぐにイメージしますが、平成16年に永代通りの延伸として、新砂から清砂大橋を経て江戸川区の西葛西へ抜ける新たな道路が開通し、日曹橋交差点はT字路から十字路へと様相が変わりました。 荒川を挟む新たな東西方向の道路開通ということで、都営バスでは、平成17年に清砂大橋経由で錦糸町駅と葛西臨海公園駅近くの臨海車庫を結ぶ[錦22]系統が新設された他、昨年には東陽町駅から日曹橋交差点を直進して高齢者医療センターまでを結ぶ[陽20]系統も新設されています。 そんな日曹橋交差点へ、今回は門前仲町から[都07]系統を使って訪ねてみました。永代通りを東へ直進してきたバスは、日曹橋交差点で新設道路を右手に見ながら明治通りへ左折し、すぐに日曹橋バス停に到着します。 交差点から明治通りを南へ30メートルほど歩いたあたりが、かつての日曹橋の跡地にあたります。なんとなく路面が盛り上がって見えるのが、かろうじて橋の痕跡といえるでしょうか。橋の下を流れていたのは洲崎川で、明治から江戸末期へ遡ると、ちょうど川の位置が、かつての海岸線にあたっています。洲崎の名から遊郭を連想する方も多いと思いますが、明治期に根津遊郭を移転させるために洲崎遊郭の埋立てが行われ、その際の埋め残しが洲崎川となりました。 (次回へつづく) 人気blogランキングへ

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