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カテゴリ:品川区
バス停データ
◆所在地:品川区 ◆路線:東急バス[反11]系統 みなさん、こんにちは。 前回の水車橋バス停から再び五反田駅行きの[反11]系統に乗り込み、今度は品川用水の流路跡に沿って学芸大学駅方面へと向かうことにします。道幅は狭く、駅前の商店街ともなっているため、バスは人や自転車をよけながらゆっくりと進んでいきます。 学芸大学駅から先は、第95・96回「月光原」の項でも既にご紹介したエリアで、昭和41年の住居表示施行で消滅した町名を残す唐が崎バス停を過ぎると、バスは目黒郵便局前で目黒通りを越えます。次の清水庚申バス停の手前で斜め右手方向に分かれる小道が品川用水の流路跡で、地図を見るとこの小道は「く」の字型にカーブして、月光原バス停の手前で再びバス通りと交わっています。やがてバスは目黒区から品川区に入り、武蔵小山を過ぎて中原街道との平塚橋交差点を左へ曲ると、間もなく平塚橋バス停に到着します。 平塚橋も、かつての品川用水に架かっていた橋の名です。バス停から平塚橋交差点方向に少し戻ると歩道橋がありますが、ちょうどそのあたりが橋の跡地といいます。地図で確認すると、流路跡は武蔵小山駅の東側から後地交差点を経て、この平塚橋跡へと至っています。 平塚の名は、かつてこの付近にあった円形の塚に因むといいます。伝えによれば、八幡太郎こと源義家の弟義光(新羅三郎)が、奥州出羽地方での後三年の役(1083~87)で苦戦していた義家を助けた後の帰途、この付近で夜盗により多くの兵を失い、周辺の村人がその死者を葬った塚とされています。 (次回へつづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.03 02:26:42
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