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バス停地名学のすすめ

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2009.02.08
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カテゴリ:大田区
バス停データ
◆所在地:大田区 ◆路線:東急バス[蒲12]系統

みなさん、こんにちは。

前回ご紹介の久が原出世観音バス停を出た[蒲12]系統は、出世観音前交差点を右折すると、すぐに今度は左折、さらにその先で再び右折と、狭い通りの中での小刻みかつ鋭角的な右左折を3度繰り返し、乗客の方向感覚を奪うかのように進むと、間もなく道々橋八幡前バス停に到着します。

道々橋は「どどばし」と読みます。昭和43年の住居表示施行までは、道々橋町の町名があり、その起源は江戸期に起立した道々橋村に遡ります。『池上町史』によれば、かつては池上村の一部だったこの地は、呑川に架かる橋の修復費の負担問題で村人が対立し、「トドの詰まり」池上村から分離独立したとのことで、ここから「トド橋」、そして道々橋の名が起こったとされています。やや強引なこじつけのようにも聞こえますが、地名由来に触れた文献の多くは、この説を紹介しています。てっきり川の水音「どうどう」に由来するものとばかり思い込んでいましたが、当てが外れました。

バスを降りて周囲を見回すと、東側は呑川に下る傾斜地で、ここが池上台地の高台に位置していることがよくわかります。そしてバス停のすぐ目の前が、道々橋八幡神社です。高台に建つ旧道々橋村の鎮守ですが、境内には戦後の再建と思われる社殿が佇むのみで、由緒などを記した説明書きもなく、ただ耳元を吹き抜ける風の音を聞くばかりです。

(次回へつづく)

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最終更新日  2009.02.08 23:40:59
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