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バス停地名学のすすめ

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2010.01.03
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カテゴリ:中央区
みなさん、こんにちは。
そして、新年あけましておめでとうございます。

本年も「バス停地名学のすすめ」を宜しくお願いいたします。

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バス停データ
◆所在地:中央区 ◆路線:都営バス[東42甲]系統

11系統とともに、新宿駅前から新宿通りを東へ走ったかつての都電12系統は、四谷見附から市谷見附を経て靖国通りに入ると、須田町までは渋谷からの10系統と併走し、さらに岩本町、豊島町と進んで、隅田川を渡る両国橋の手前で浅草橋電停に到着しました。神田川に架かる浅草橋の南詰に近く、靖国通りが国道6号(江戸通り)と交差する浅草橋交差点の場所で、神田川対岸の浅草橋駅前電停とは別に、堂々と橋名のみを名乗る電停名には、総武線浅草橋駅より約30年早い明治36年開業の伝統と風格を感じさせました。現在もここに都営バスの浅草橋バス停があり、やはり浅草橋駅前バス停とは別扱いで、都電時代の電停名を忠実に継承している姿を見ることができます。

交差点から国道6号を浅草橋駅方向に歩くと、すぐに神田川を渡す浅草橋です。神田川が隅田川に注ぎ込む河口部の柳橋に次ぐ第2番目の橋で、川面を覗けば東京湾へ繰り出す屋形船が多数係留され、いかにも神田川らしい江戸情緒をそそる景観が私のような散歩者を迎えてくれます。

この場所は、江戸時代初期の頃から奥州街道に通じる交通の要衝として、重んじられてきました。橋の創架年代は定かではありませんが、慶長年間(1596~1615)の江戸図にその姿を見ることができ、江戸開府とほぼ同時期に架橋されたものと思われます。

(次回へつづく)

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最終更新日  2010.01.03 23:45:59
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