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ザ・スーパー・ポップ宣言

私の好きな甘茶3

私の好きな甘茶ソウル(3)
MY FAVORITE SWEET SOUL (3)



スウィート・ソウル・ベスト10 集計一覧

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湯村輝彦 GANGSTA LUV

山下達郎 サンデー・ソングブック

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甘茶ソウル入門の部屋

U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(1) (2) (3)

マニアック甘茶ソウル@YOU TUBE


【 甘茶偏差値 72

CHOSEN FEW / YOU MEAN EVERYTHING TO ME (POLYDOR 2058 661)'75

chosen few

ついに2006年1月にこの曲も山下達郎SSBにてオンエアされました。私も大好きな完璧甘茶ソウル。このお皿は甘茶ソウルファンには有名&人気でレア高値盤としても知られています。流石の達郎さんも持ってなかったとのことでしたね。全体的にとても大仰で華麗な雰囲気のこの曲はかなりメジャーな音作りで甘茶ソウルを初めて聴かれるような方にも非常に分かりやすいはず。ちょっと大味な味付けで飽きやすいかも知れないけどやっぱりいいよなあ。聴きなれた曲ながらラジオから流れてきたときは正直シビレましたよ。それにしてもBLACK IVORYもやっていたとは知りませんでした。BLACK IVORY / BLACK IVORY '76(BUDDAH 5658)のB面3曲目収録で出来はCHOSEN FEWの勝ちとのことでした。

「ミラクル・ワーカー / YOUNG AND FOOLISH (日本ポリドール DPQ 6031)」の日本盤ライナーに次のような記述があります。(ネットで拾ったものなのでよく見えないんですが)「ジャマイカ出身の4人組黒人グループで、すでに7年のキャリアを誇っています。エロール・ブラウン、バニー・ブラウン、パスティ・ブラウン、フランクリン・スペンスの4人はフロリダやニューヨークで活躍した後イギリスへ渡り、ポリドール・ロンドンと契約し、2枚のシングルを発表しています。そして現在は新アルバムのレコーディング中とのことです。」また、「愛はすべてをこえて(You Mean Everything To Me) / Yes It Won't Be Long (日本ポリドール DP 4013)」にもほぼ同様の記述があります。

The Chosen Few (reggae group)のWikipediaを見ますと、上記メンバーの名前が明記されてますので、ポリドールのライナーに勘違いが無ければ同一グループで間違いないようですね。アルバムとしては下記の三枚が出ているようです。

Hit After Hit (1973) Trojan
Everybody Plays The Fool (1975) Trojan
Night and Day aka The Chosen Few In Miami (1976) Trojan

CHOSEN FEW STUDIO LIVE 2.jpg CHOSEN FEW STUDIO LIVE 8.jpg

「YOU TUBE」に「CHOSEN FEW / YOU MEAN EVERYTHING TO ME」のスタジオ・ライブの動画(4分15秒の所から)がアップされています。シングルが発売されたのと同じ75年のもののようで、Cliff Richardによる「It's Cliff & Friends」という番組での模様のようです。冒頭で「CHOSEN FEW FROM JAMAICA」と紹介されていますので、やはりTROJANとPOLYDORのCHOSEN FEWは同一グループという事で間違いないようですね。内容はレコード版と比べていまいち緊迫感に欠けるけど、この曲の持つ魅力が十分伝わる良い内容だと思います。



ついにあの曲が! 山下達郎 サンデー・ソングブック 01月08日

華麗なる甘茶ソウル CHOSEN FEW / YOU ARE EVERYTHING TO ME

夢よもう一度 甘茶ラヴァーズロック CHOSEN FEW / ON THE RIGHT TRACK

甘茶ソウルは有るのか? CHOSEN FEW (TROJAN時代)

YOU MEAN EVERYTHING TO ME スタジオ・ライブ / CHOSEN FEW

DELFONICS / I GAVE TO YOU LP(PHILLY GROOVE 1153)'71

delfonics

甘茶ソウルグループ数あれど超高級甘茶を一番数多く輩出したグループといったらこのデルフォニックスと言えるでしょう。王道グループ、王様グループにして基本中の基本でもありますね。特にWILLIAM HARTの声質は甘茶ソウル界NO.1の呼び声も高い魅力的なもの。上品できれいで可愛らしく滑ーらかーでトロけーるようで最高。男の耳で聞いてもフェロモンも出てるし、ちょっとコッテリしてて適度に耳に残る聴感もイイ。この曲のようなシンプルで飾り気のないサウンドのスローバラードだと彼の声質の魅力を十二分に堪能できますね。おまけにメロディも甘く切なくちょっと胸キュンで言うことなしの傑作曲です。

DR. YORK / PLEASE STAY CD「1990」(CECC 00232)'91

dr york 1990

バートバカラックの手によるDRIFTERSの曲のカバーです。甘茶ソウル界の超凄センスの持ち主の放った大甘な一発で、ほとんど変態の領域に達してますね。これはそう易々と作り出せる音世界ではないでしょう。まるで羊水とか精子とかの海をプカプカと漂っているかのような、そんなDNAに直接刺激を与えてくれるような感覚に陥ります。往生はこんな曲を聴きながら迎えたいものです。

JOE ANDERSON / YOU GOTTA BELIEVE (BUDDAH 436)'74

JOE ANDERSON.jpg JOE ANDERSON  YOU GOTTA BELIEVE.jpg

BUDDAHなどで数枚のシングルを残したジョー・アンダーソンの曲。画像1はTAPECARというブラジルのレーベルのもの。何故にブラジル?って感じですが、ネットを検索すると歌詞も容易に見つかるし、もしかして当時この曲は局所的にヒットしたのかも知れませんね。

太く粗めの声質で、甘茶というには少し無理があるかも知れませんが、甘めのサウンドに乗せて心に沁みる丁寧な歌を聴かせてくれます。伸びやかさとか力強さとかいった言葉とは程遠い、ヨレヨレ、ヨボヨボの所謂ヘタウマ歌唱だけど、だからこそ心の奥深くまで彼の歌声が届きます。(こういう曲を「うまく」歌われてもね、、、。)それと終盤の女性コーラスやサウンドの盛り上がりがかなり感動的で、胸に熱い何かが湧き上がってくる感じ。「自分自身を信じろ」って歌詞を見るとどうも応援もしくは自己啓発っぽい内容みたいですね。落ち込んだりしてる人への励ましソングとしても良さそうです。

You Gotta Believe Joe Anderson

OVATIONS / YOU KEEP ME HANGING ON (CHESS 2176)'75

OVATIONS SWEET THING 2.JPG

日本編集盤の「SWEET THING LP(VIVID VS-1025)'81」にも「JUST ENOUGH TO KEEP ME HANGIN' ON」と曲名を変えて収録。このLPは甘茶ソウル百科事典MOONY'S SELLECT 075で取り上げられているし、U.S.BDG #104でも少し触れられている。然しながらこの傑作甘茶曲についてはどちらも一切コメントなし(ていうか無視?)です。更にこの曲が無性に好きという甘茶ファンにも出会った記憶がない。なんでやねん?個人的にこの曲は、「WALK AWAY FROM LOVE」、「SOMETIMES WHEN WE TOUCH」と並んでカバーバージョンの多い世界三大黄金旋律曲の一つだと思っているのですが、こんな状況では無条件に「みんな大好き!YOU KEEP ME HANGING ON」と断言出来ないではないですか。この曲が三度の飯より好きという方、いらっしゃいませんか?

本来が深い情感と甘い黄金旋律を持った曲ですが、オヴェイションズのリード、ルイ・ウィリアムスのねっちょりとした熱のこもった歌いこみはこの曲と抜群の相性を示し、本来の持ち味を100%以上に引き出す相乗効果を生み出しています。曲良し、歌良しで甘ーく心の奥深くに染み渡ります。2分55秒と短いのが切ないですね。

このオヴェイションズの傑作カバーのオリジナルは、1964年のRay Sanders & Irene Bell。作詞作曲はBuddy Mize/Ira Allen。「It's true you have me twisted round your finger」と歌いだす曲です。ソウルファンにはJoe Simon 版が御馴染みですね。(VANILLA FUDGE版やSUPREMES版とは違いますのでお間違いなく。)この曲には多くのカバー曲が存在しますが、その中でも素晴らしい出来なのが、レゲエ/ラヴァーズロックもので、「JUNIOR SOUL / YOU KEEP ME HANGING ON 12"(ROHIT 531)'87?」。OVATIONS版に負けず劣らずの素晴らしい内容で近々レビュー予定です。他にもある20曲ほどのカバーを「甘茶ソウル百科事典の世界(3)」のページで一覧にしてありますので、ご参照下さい。

RICHIE ROME / REMEMBER ME LP(ELEKTRA 6E-256)'80

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フィラデルフィアのソウル/ディスコ系アレンジャーとして活躍したリッチー・ロームのソロアルバム「DEEP」収録曲。約7分もの甘いムードを持つゆったりとした曲で、ムード・ミュージック的とさえ言えるような内容ですね。ヴォーカルもソウル音楽としては邪道とも言えるヴォコーダー処理されたもの。然しながらそのメロディは甘く優雅でなだらかだし、都会的な洗練された雰囲気をも醸す心地よいサウンドも極上物。非日常的で幻想的な世界が悠久の時のようにゆったりと、ゆったりと流れていくのです。こうした世界観を確立させるのには、ヴォコーダー処理が非常にうまく機能したと言えるのではないでしょうか。ソウル・ヴォーカルにおける過剰な黒人臭を感じさせないという点においてフリーソウルがお好きな方にも気に入ってもらえるのではないかと思います。「YOU TUBE」で聴けます。

SPECIAL DELIVERY / OH LET ME KNOW IT (PT.1) (SHIELD 6307)'77

special deliveryspecialdelivery.jpg

テリーハフがいなくなってからのSPECIAL DELIVERYだけど、なんかムードあんまり変わんないですね。この曲はテリハフの持つ痛々しさが薄まったなかにもどこかヒリヒリした感覚のある、そういう意味ではSPECIAL DELIVERYらしい作品と言えるだろう。大仰に盛り上がる絶唱タイプの曲だけどメロディは黄金律と呼ぶに相応しい大甘な出来。B面のパート2はバリトン?が大活躍し、DEEP好きの方にとっては「OH LET ME KNOW IT」と言えばパート2!というぐらいの人がいるぐらいのグレイトな内容。

SOUL GENERATION / SAILING LP(EBONY SOUND 2000)'72

soul generation

私の大好きなグループ「ソウル世代」のアルバム「Beyond Body & Soul」収録曲。そもそも○○世代なんて大仰で青臭い名前をグループ名にしちゃうとこが恥ずかしすぎますが、更にこの曲のタイトルが「航海」ですから中二病過ぎます。だけど、そここそがイイんですよねー。ナルシスティックに陶酔し自己完結した独特の空間にこそ美味な味わいが有るというものです。少し物悲しげなメロディを経て、テンションの高いサビメロはこれでどうだ!と言わんばかりの感動の大押し売り大会。ファルセットの完全にイッちゃってる悶絶っぷりは、声質自体が官能的な色気を放出しまくりで実に魅力的です。

「YOU TUBE」で聴けます。

TOMORROW'S PROMISE / SHOULD I FOLLOW MY HEART (MERCURY 73700)'75

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甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 087。このTOMORROW'S PROMISEはGASLIGHTと並び、アルバムこそ発表しなかったものの甘茶ソウルファンに絶大な人気のあるシングルを複数残した、甘茶ソウルの最高峰に位置するグループです。

この曲は野太いベースの語りから入り、リードがファルセット主体で切々と情感深く歌い上げていきます。ファルセットの押し退き、強弱の付け方、時折テナーに戻したりといった変幻自在なヴォーカル・ワークが実に素晴らしく、山下達郎氏をして「うまい」と言わしめたことも納得の出来。更にそれに柔らかく優しいコーラスが絶妙に絡んでいくという、完璧な甘茶ソウル。

終盤にラララー、ラララー、ララ、ラランラーと歌う所もとっても可愛らしくチャーミング。暗めで物悲しいトーンの曲は個人的にはあまり好きではないのだけど、この曲はいいですねえ。全体に漂う切実さはリアリティがあり、マイナーならではの緊迫感、うらぶれた雰囲気も味わい深いものがあります。尚、女性シンガーによる「ANN BYERS / SHOULD I FOLLOW MY HEART OR MY MIND (VIRTUE 12376)'76」というカバーが有ります。

TROY / AND TOMORROW MEANS ANOTHER DAY WE'RE APART (COLUMBIA 4-45748)'72

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この曲は多くのソウルファンにはどう位置づけられているのだろう?甘茶ソウル?ディープソウル?ヴォーカルだけ聴けば絶唱タイプでスウィートというよりはディープ風。ただし制作はフィリー、アレンジはBOBBY MARTINなので、サウンドは甘茶ソウル仕立て。然しながらこれだけの名曲にもかかわらず甘茶ソウル百科事典には未掲載。コンピで言うと「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.1 SILVER BLUE COLLECTIONS」に収録。スウィートとタイトルでは言ってても一応シルバーブルー・コレクションの一環なのでディープソウルだよという言い訳も通用するか。「MASKMAN PRESENTS THE CITY OF BROTHERLY LOVE 2」のマスクマン氏のライナーでは、「フィリーのバラード」、「デルズのマーヴィン・ジュニア」なんて表現されている。「THE LOST SOUL GEMS」で鈴木啓志氏は「スウィートなバラード」と。(ここではTROYの正体は66年にMUSICORからシングルを二枚出しているJEFF B.TROYだと推測されている。因みにそれを受けて収録された「THE SPIRIT OF PHILADELPHIA 3」では、単に正体不明と書かれているだけ。)

以上を踏まえて考えると、絶唱タイプの甘茶ソウルとカテゴライズするのが妥当な気がするけど、個人的編集盤ではディープ篇に収録しています。是非他の人の意見も聞いてみたいですが、ディープソウルなんて言ったら笑われちゃうかな?曲は素晴らしく良く出来たメロディで徐々に盛り上がっていく感動的なナンバー。途中転調する箇所もバッチリ決まってて痺れます。女性コーラスにストリングス、グロッケンの入ったサウンドは大甘ですがヴォーカルは超絶唱・熱唱タイプでかなり圧巻的。単なる恋愛系の歌詞のようだけど、壮大・荘厳なテーマを持ったファンタジーの主題歌にでも似合いそうなぐらいの奥深さを感じさせます。ズバリ絶唱系甘茶ソウルの最高傑作と言えるでしょう。

「YOU TUBE」で聴けます。

【正体判明】あのTROYはBENNY MARDONESだった!【誰得】



絶唱系甘茶ソウルの傑作として知られる「AND TOMORROW MEANS ANOTHER DAY WE'RE APART (COLUMBIA 4-45748)'72」の歌手TROYは正体不明の人物ということで長らくソウルファンの謎だった訳ですが、この度彼の正体が判明しました。TROYは1980年に「Into the Night」というヒットを出したBenny Mardonesという白人歌手で、事情により変名で活動していたようです。いわゆるブルーアイドソウルだったってことになりますね。

こちらの記事のコメント欄もご参照下さい。

BENNY MARDONES / Into the Night

TROY...A.K.A. BENNY MARDONES

Benny Mardones Biography

TRUMAINS / MR. MAGIC MAN (RCA 11117)'77



質の高い甘茶シングルを4枚だけ残したグループ、トゥルーメインズ。甘茶ソウル百科事典では全くコメントされていないので、ちょっとマニアックなグループといえそうです。DEEPBEATSからの甘茶コンピ「OLD SCHOOL HARMONY VOL.2」にはそのうち2曲収録されているんだけど、当該曲は未収録。(これ、CD化して欲しいんですよねー) 因みにそのライナーによるとTRUMAINSはニューヨークのグループ。アレンジはBOBBY ELIなので所謂フィリー詣での産物ということになるようです。

曲はゆったりとした曲調の70年代後期甘茶ソウル。この頃の甘茶はいよいよ円熟期という感じですが、特にこの曲はメロディの出来が素晴らしく、甘茶ソウルの一つの完成形といった印象さえ受けます。甘茶の一つのパターンとしてA,Bメロはいまいちだけど、サビだけはキャッチーで盛り上がるってのが有るけれど、この曲はA,Bメロともに美しく、かつ表情豊かで聴き応えがある。もちろん甘く切ないサビも更に魅力的。全体的に淡白で押しつけがましく無いところが飽きにくくてイイね。ファルセットでしっとりと丁寧に歌い上げるリードの声質と唱法もこの曲と相性が良かったようです。

「YOU TUBE」で聴けます。

WESTMORELAND CO. FEATURING MARCUS KELLY / TOGETHER WE STAND (VANNASA 5124)

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テナーシンガーオンリーで基本はコーラスの付かない上品で静かな甘茶曲。やけに落ち着いたピアノの独奏から始まり、そこに天にも昇りつめるかのような甘いストリングスがゆるやかに絡んでいきます。お歌は淡々、切々、しっぽりとしたもので子守唄のようにやさしく静かで冷静。だからと言って、情感の浅い、ムードだけの曲というワケではなく、なだらかで上品なメロディラインは上物甘茶のそれ。ヴォーカルが少し粘着系なのでしっかりと耳に残る所は淡白なこの曲と相性が良かったと言えます。サビの部分ではハモってるんだけど、聴こえるか聴こえないかぐらいでチト寂しいほど。ま、それがこの曲のカラーでもありますね。

ピアノとストリングスの音色だけが目立つバックも憎いぐらいに落ち着きはらっててとってもアダルト。間奏パートで聴ける両者の共演がまた聴きもので、ここでは情感豊かに派手目のアンサンブルを決めてくれ、超のつく極上品。甘茶ソウル史上最高の間奏かも。全体としては全く派手さの無い曲で、上品という言葉が実に似つかわしい。

私がこの曲と出逢ったのは、まだマニアックな甘茶ソウルなどほとんど知らなかった頃、某ソウル愛好家から頂いたカセットテープ。もらったその日から貪る様に聴き続けたけど、その中でも一際地味だったこの曲の真の魅力に気付いたのはそれから10年以上経ってから。画像2はその甘茶テープのトラックリスト。これを作ってくれた方、ここを見て下さってたら嬉しいです。

【 甘茶偏差値 71

AUGUST / IF HE MAKES IT GOOD (I CAN MAKE IT BETTER) (14KT. GOLD 501)'78

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「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.7」に収録されていた絶唱系甘茶ソウル。ロスのマイナー・レーベルから一枚だけ出しているだけで正体不明のようです。このアーチスト名だけではグループなのか個人なのかさえも分からないですが、時折ファルセットも交えるしコーラスもしっかり入ってるからやはりグループなのかな。バックのサウンドもしっかり作りこまれているし、ヴォーカルも相当な力量。こりゃあどっかの有名グループやTROYのようなシンガーが変名でやってるんじゃないですかねえ。

豪勢なホーンから入るサウンドはある意味フィリー超え。いきなりファルセットが入ったかと思うと、あっという間にAメロも終わりダイナミックなサビへと突入。曲タイトルをイントロ以上に豪快に歌い上げるサビのメロディはキャッチーで非常に魅力的。伸びやかで溌剌とした声質のリードはそれだけでも魅力的だけど、縦横無尽に暴れまくるその豪快で自由奔放な唱法はそれ以上。この曲は70年代絶唱系ソウルの一つの完成形と言っても過言ではないでしょう。

「YOU TUBE」で聴けます。

CONTINENTAL FOUR / LOVING YOU (IS THE NEXT BEST THING TO HEAVEN) (MASTER FIVE 3501)'75

CONTINENTAL FOUR  LOVING YOU  patrickadams arr prod 2.jpg

甘茶ソウル百科事典P.35、U.S.BDG #271の72年のフィリー系甘茶アルバム「DREAM WORLD」が有名なコンチネンタル・フォーの75年のアルバム未収録のシングル曲。72年から75年に移ると共にプロデューサーもBOBBY MARTINからPATRICK ADAMSに変わっている。同アルバム収録曲では「DAY BY DAY」が人気だけど、甘茶ソウル円熟期の75年作品ということもあって「LOVING YOU」の方に個人的には軍配をあげる。甘茶の重要人物であるパトリック・アダムス作曲編曲プロデュースということで将に彼の手がけた甘茶の代表作と言っても良さそう。どうせならこの時期にもう数枚シングル残して欲しかったですねえ。

曲の方は悲壮感漂う甘茶バラード。Aメロは甘く穏やかで夢見心地な感じだけどサビで劇的に盛り上がる。実にキャッチーでよく出来たサビメロだけど逆に飽きやすいのが珠に傷かな。(評価は高いけど滅多に聴きたいと思わないのがもどかしい。)イントロから延々繰り返される管と弦の奏でる甘いフレーズも絶品で、個人的にはこの曲の一番の聴き所。これはGラップなんかで使いまわされてるかも知れませんねえ、否、使い回せ(笑)。

「YOU TUBE」で聴けます。

DAVID RUFFIN / BREAK MY HEART LP(WARNER BROTHERS 3306)'79

DAVID RUFFIN SO SOON WE CHANGE

ファルセットでもなければ特に凝ったコーラスが入る訳でもない、バックも強いて言えばどうということないんだけど、メロディと歌の甘さに痺れる一発。歌の持つパワーというかね。甘茶ソウルとは言わないかもしれないけど。

EDDIE HOLMAN / MY MIND KEEPS TELLING ME (THAT I REALLY LOVE YOU, GIRL) (GSF 6873)'72

EDDIE HOLMAN MY MIND.jpg

イントロの何処か郷愁を誘うような甘く静かなメロディから一転してエディ・ホルマンが劇的に歌い上げる、動的展開の素晴らしさを持つ甘茶名曲。甘く品のあるストリングスをバックにエディの動きの大きい派手めのファルセットがピタリと嵌ってます。途中イントロの部分に戻る所が何とも言えない甘美なひと時です。山下達郎もオンエアしました。

ELUSIONS / I'D LIKE TO SAY I LOVE YOU (EPIC 50402)'77

elusions

U.S.BLACK DISK GUIDE #673で高沢仁氏によって「究極の7インチ」として紹介されている曲。曲は起伏に富みながらも甘ーい品のあるメロディで、まずはその素晴らしさに感動できる。更にライモン・ウィルスンの表情豊かで過剰な泣きの唱法が絶品で両者の相性も抜群。ストリングスを中心とした気品あるサウンドも完成度が高く、まさに高沢氏の言う通り、ソウルファンの期待する究極の形がここにはありますネ。

FRIENDS / BIRTHDAY SONG (UP 1)

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ポワーンとした淡い音色で穏やかに始まる甘茶小唄。派手に盛り上がる訳ではなく、どこまでも淡白だけど甘く気品溢れる雰囲気が絶品です。サウンドはフルートのような笛の音にストリングスやピアノなどが上品に繊細に絡むもの。歌の基本はユニゾンで時折ハモったり、ファルセットが絡んだりという展開。あまり起伏の無い平坦なメロディだけど、やけに胸に沁みるのです。こういう歌をやってくれると「友達」というシンプルなグループ名も何故かしんみりと響いてイイのです。「YOU TUBE」で途中まで試聴出来ます。

甘茶の分かるジャマイカ人、デリック・ハリオットによるレゲエ・カバーも有ります。

Derrick Harriott / Birthday Song

GEORGE KERR / ALL THE WAY (TOD-ANT 101)

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山下達郎Sunday Songbook 2006年05月14日オンエア曲。「フランク・シナトラ主演の映画『抱擁』(1957年)の主題歌。アカデミーの歌曲賞を獲得している一作。フランク・シナトラでも有名ですが、ソロモン・バークのテイクからインスパイアされたものだと想像できる。」とは山下達郎氏のコメントです。

PRESIDENTS / 5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE) (SUSSEX 207)'70?

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RUDDY THOMAS / REFLECTIONS '83 LP(MOBILISER MUSIC MMLP 34)

RUDDY REFLEC

RUDDY THOMASはジャマイカのレゲエ・ファルセットシンガーで、甘めの良曲を沢山残しているので甘茶ソウルファンにも強力オススメだ。この曲はおそらくBarry Biggs & Ruddy Thomas名義で出ている「Reflections Of My Life」と同一のもの。そちらはどうか知らないがこのLP「Very Best Of Ruddy Thomas」収録曲は5分32秒ある。(ご存知の方教えて!Barry Biggsのベスト盤に入ってるものは短かったです。オムニバス等に入ってるものも短いようです。このLP収録のものか12インチ盤を聴きましょう。)ダブが無いのにこの長さなのでたっぷり甘い世界が堪能できる。もともとはイギリスのMarmaladeというグループのヒット曲だが原曲はかなりノベーっと平坦な内容。

基本的にかなり大味/大仰なメロディでしかも大甘な内容。これを甘茶ソウルでやられたらかなりねっちょりとした出来となりそうだが、そこはラヴァーズのしっとりとしたリズムにのって絶妙な甘さに仕上がっている。途中間奏に入る泣きのギターが二度繰り返されるのだが、この展開が鳥肌もので素晴らしい。バックに流れるシンセをきっちりとしたストリングスで仕上げ、エレキシタールをビヨンビヨン鳴らしたら究極の甘茶ラヴァーズとなっていただろう。

短いバージョンが「YOU TUBE」で聴けます。うーん、やっぱりちょっと物足りないですね。

LOVERS ROCK (1)
のページでは、こういった甘茶ソウルにも通じる甘めのレゲエを沢山紹介していますので、是非ご覧になって下さい。

SKIP MAHOANEY&THE CASUALS / YOUR FUNNY MOODS LP(DC INTERNATIONAL 3001)'74

SKIP

SPOONBREAD / HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART (STANG 5043)

spoonbread

BEE GEESの70年のヒット曲のカバー。BEE GEES作ということでメロディラインの美しさは保証付きですが、ここではその原曲を遥かに凌ぐ切実さで甘く儚い世界を歌い上げます。プロデュースにSYLVIAが絡んでいることもあり、冒頭の未だ幼いであろう少年の語りは危険なことこの上無いほどの色っぽさ。もうこの部分だけでショタコン系ソウルファンはイチコロでしょう。その後の少年リード、随所に入る語りもフェチ度満点のアブノーマルな世界だけど、ノンケな方にも十二分に楽しめる内容かと思います。アレンジも孤高でしっとりと落ち着いた中に、SYLVIA的ねっとりとした甘茶世界が拡がり、メジャーヒットものには無いマイナーならではの味わいが素晴らしい。特に時折響くホーン風の管の音色や半熟少年味な「ラララ、ラーラ」の部分は胸キュンものです。

「THE RARE NEW JERSEY'S A COLLECTION OF EXCEPTIONAL GROUPS」にも収録されていて、そのライナーによるとこの少年グループはドイツ出身だそうです。この曲のソウルカバーはAL GREEN,TEDDY PENDERGRASSなどありますが、この切実感、緊迫度の高いSPOONBREAD版カバーとは比較にならない。

TERRY HUFF&SPECIAL DELIVERY / WHERE THERE'S A WILL LP(MAINSTREAM 420)'76

terry huff


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