電波ポップ(2)電波ポップの世界(2)THE WORLD OF DENPA SONG POP (2) 電波ポップの世界(1) (2) (3) 電波ソング大賞(1) (2) (3) (4) 電波ポップ動画の世界 アニソンポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) アニソンポップ映像の世界(1) (2) アイドルポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) アイドルポップ映像の世界 アイドルマスターの世界 「恋はあせらず」トラック世界大会 【 ポップ偏差値 65 】 FRIPSIDE NAO PROJECT! / あっせんぶる☆LOVEさんぶる '07 作曲八木沼悟志 編曲八木沼悟志、新井健史 既に解散してしまったFRIPSIDE NAO PROJECT!による「姉はエロコミ編集者~淫汁ぶっかけ生指導~」主題歌。「FRIPSIDE NAO PROJECT! / Rabbit Syndrome」収録。(CDには「あっせんぶる☆LOVEさんぶるR.S.PV RMX」も収録されています。) 曲は「キュンキュン」、「ハイハイ」の電波ソング界における二大合いの手が共に使われている王道電波ソング。2003年の「KOTOKO / さくらんぼキッス! ~爆発だも~ん~」に始まり、この曲と同じ2007年の「ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!」で頂点を極めた二大電波合いの手ですが、その後目だった継承曲が現れず近年における電波ソングの衰退の象徴の一つとなってしまっているのは至極残念。一時はアイドルポップ界をも席巻するんではないかと楽しみにしていたんですがねえ。電波ソング大賞も2011年度に続き、2012年度の開催も危ぶまれており、なんとも寂しい限りです。 曲はそんな寂しい現状を吹き飛ばすかのような元気一杯のイケイケ・テクノポップ。テンションもキーも極めて高いキャッチーなメロディをNAO嬢が流暢に歌い上げます。そして何よりの魅力が先述の「キュンキュン」、「ハイハイ」の合いの手で、能天気さと可愛らしさを過剰なまでに演出しています。他にも「GO! GO! GO! GO!」といった威勢のいい掛け声などでチアポップにも通じる瑞々しさを醸しだしていますネ。 「YOU TUBE」で聴けます。ゲームのデモムービーもどうぞ。
井上みゆ / 1×8 ラブバレット '07 作曲編曲磯村カイ 「幼なじみはベッドヤクザ!」主題歌 幼なじみに襲われちゃうAVG「幼なじみはベッドヤクザ!」主題歌で初回特典「マジでヤクザなお楽しみCD!」収録。 「KOTOKO / さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」や「ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!」は曲中に「キュンキュン♪」という可愛らしい合いの手の入る「キュンキュン・ポップ」の代表曲ですが、この「1×8 ラブ・バレット」は「ズキュン」という銃声を「ズキュンキュン♪」と萌え活用することによって新たに生れた「キュンキュンポップ」の亜種バージョン「ズキュンキュン・ポップ」です。 基本サウンドはスピードの速いテクノ風味のパラパラ/ユーロビート系。個人的嗜好から遥か遠くにかけ離れたサウンドで、初めて耳にした時はかなり戸惑いました。然しながら、威勢の良い井上みゆの「3,2,1,GO!」の掛け声はそんな戸惑いを吹き飛ばす程の瑞々しさ。随所に入る合いの手も弾けっぷりやおどけた感じなど表現力豊かで可愛らしくていいですねえ。 ヴォーカルはかなりロリータ臭がきつく、歌声そのものがエロゲーって感じで聴いてて照れる内容。これを聴きこなすにはかなりの鍛錬と羞恥心、自尊心を捨て去る勇気が必要と思われ、決してアニソン初心者にはお薦め出来る内容ではないですネ。しかし荒行(例:1ヶ月間毎日10回聴く)により無事解脱することが出きれば病み付きになる快感的要素がそこには有りますヨ。「ニコニコ動画」↓で聴けます。 井上みゆ / 1×8 ラブ・バレット 「幼なじみはベッドヤクザ!」 「幼なじみはベッドヤクザ!」 デモムービー 尚、「team Love Bullets / Love Bullets」にはREMIXバージョンが収録されています。少しシンプルさを欠きオリジナルの勢いがちょっと削がれた感がありますが、ほぼ同じ内容ですね。こちらで試聴できます。
☆☆☆☆☆☆(六ツ星きらりオープニングテーマ) / 榎津まお&春日りか&倉沢はるか&榊原ゆい&茶谷やすら '04 作曲ARI 「和風天文ステキ部活ドタバタ合宿ハッピー青春ラブラブラブラブラブコメディ」なるジャンルのPCアダルトゲームのオープニングテーマ曲。要は天文部を舞台にした美少女ゲームといったところみたいですね。星マークが六つ並ぶだけの「☆☆☆☆☆☆」が正式曲名。「六ツ星きらりボーカルコレクションCD」や美少女ゲームのテーマ曲を集めたオムニバスアルバム「GWAVE2004 2nd Groove」に収録。 曲は「ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!」同様に「ハイ!ハイ!」という可愛くて元気で瑞々しい合いの手が入るロリータ・ハイハイ・ポップ。他にも様々な合いの手やミニ台詞、ワイワイガヤガヤ声を入れたりと実に賑やかで楽しい雰囲気。ヴォーカルの五人の中にはゆいにゃんもいて、萌えヴォイスもきっちり確保されてますネ。 基本メロディも秀逸で小田裕一郎を彷彿させる様な実にきれいな流線型。ちょっと切なく甘酸っぱい雰囲気で底抜けに明るいという訳ではないけれどクオリティは高い。サウンドは打ち込みの単調なものだけど軽めの目立たないもので特に耳障りではない。むしろスピード感のあるリズムに随所に挿入されるメリハリのある「おかずドラム」が曲の軽快さを醸すのに一役かっていると言えるでしょう。 「ニコニコ動画」で聴けます。
【 ポップ偏差値 64 】 BABY POP(阿部玲子 根本智佳 金剛良美)/ LOVE★DRIVIN' '06 作曲志倉千代丸 編曲景家淳 「ブルーブラスター」 音楽系発掘番組「Dream Factory」から生まれた3人組アイドル声優ユニットの同番組の挿入歌で、PCゲーム「ブルーブラスター」の主題歌。明るく元気で景気の良いポップソングでドタバタ・コメディ風。少し癖のある曲調で全体としてB級感が強いけれど完成度は高いですね。 冒頭&サビのやたらキャッチーな、おどけたフレーズが印象的で掴みはバッチリ。そして、Communards版あたりのNever Can Say Goodbyeフレーズで勢いをつけ、スピードに乗って矢継ぎ早に展開されるメロディがどれも楽しい。途中、転調後の爽快なメロディは高揚感があるし綺麗なラインで、この曲を一介のコメディソングに終わらせない出来にあります。更に超ハイテンションな「ホイ!」、「イェイ!」といった合いの手の弾けっぷりが輪をかけて素晴らしく、この曲の持つ瑞々しさ、楽しさ、そして威勢の良さを増幅させています。 baby pop / love★drivin' Blue Blaster DEMO
MOSAIC.WAV / ギリギリ科学少女ふぉるしぃ '06 歌みーこ 作詞作曲編曲柏森進 強烈なロリータ魔法少女ポップの魔法のトリマー「マジカルリンス・マックスハート」を既に紹介済みの音楽ユニット「MOSAIC.WAV」の代表曲の一つ。と学会(*1)の開催する「第16回日本トンデモ本大賞」で特別賞を受賞しており、いわゆる電波ソング界において名実ともに王座に君臨している感のある彼等の、将に真骨頂と言える作品です。 曲はテクノサウンドを基調とした元気でノリの良いアップテンポな電波ポップ。何が電波(=トンデモ)かというとそれは歌われている内容で、少女科学者が主人公の所謂マッドサイエンティストの独白もの。そのハチャメチャな妄想加減、いんちきっぷり、胡散臭さ、迷走ぶりが、面白可笑しく可愛らしく歌われています。歌詞は確信犯的に書かれており、所謂「バードウォッチャー」自らが作った曲なので厳密には電波ソング(*2)とは言えませんが。まあ、だからこそ楽しめる愉快さ痛快さがあるワケです。 イントロで唱えられる魔法の呪文風の『ふぉるしふぃえいぶるパラノマふぇのみな ( Falsifiable Paranormal Fenomena ) = 不正に手を加えられた科学的に説明できない現象の意味』というセリフが絶品で、こんな難しい英語詞を萌え萌えなロリ声で少女風に歌ってしまうギャップが素晴らしい。更にこれをサビで威勢よく早口で歌いきるところなど実に爽快です。「恋はPSEUDO-SCIENCE」に対する合いの手も「PSEUDO! PSEUDO!(似非!似非!)」ですよ。こういったトンデモな世界を嗜む資質を持った人は世の中にそう多くは無いけれど、好き者には絶大な支持を受けているのが良く分かります。こんな奥深く味わい深い複合的な萌え歌ってなかなかお目にかかれませんものネ。 なお、アルバム「FUTURE-FICTION:AKIBA-POP!!」収録のものはNEW ARRANGEとなっています。新アレンジというよりは再録もので歌もアレンジも若干異なり、少し弾けっぷりが足りない内容なのでご注意を。「YOU TUBE」で短いバージョンが聴けます。公式ページに歌詞の一部が掲載されていますが、是非フルバージョンで全ての歌と詞をご堪能あれ。 *1 と学会:「著者の知識の欠如や妄想により、著者本来の意図とは異なる楽しみ方ができるようになってしまった」とんでもない本を探求・愛好する団体。 *2 電波ソングとは、そもそも本人の意図とは異なり結果的に迷走していなければならないが、この曲は綿密な計算のもとに作られており、決して作者の頭は宇宙から怪電波を受信していない。
魔法のトリマー「マジカルリンス・マックスハート」(MOSAIC.WAV Ver.) '06作曲編曲柏森進 アダルト麻雀ゲーム「いただきじゃんがりあんR」の挿入歌を製作チーム「MOSAIC.WAV」がカバーしたバージョン。彼等の2NDアルバム「SPACE AKIBA-POP」収録。従って「魔法のトリマー」という魔法少女アニメが存在する訳ではなく、あくまでゲーム中に出てくる劇中劇のような扱いのようです。トリマーってのは犬や猫の美容師の事で、それを魔法少女がやってしまい、更に全く無関係な麻雀ゲーム内で歌われるという、曲の存在そのものがどうにも摩訶不思議。 曲は明るく元気なテクノポップでヴォーカルの強烈なロリ声が特徴的。年齢設定が小学校低学年と思われるこんな幼稚な歌声やセリフを大の大人が楽しんでいいのかと、ふと自分のアイデンティティに疑問を投げかけたり、サウンドが機械臭の滅茶苦茶に強いテクノだったりと、この曲を聴きこなすには相当な達観・鍛錬が必要だヨ(笑)。 メロディは天然ボケでドジっ娘な魔法少女ポップということで明るく楽しく夢のある世界観を生かし良く出来てますネ。疾走感のあるリズムに乗って表情豊かに歌うヴォーカル(みーこさん)はロリ声云々という事を差し置き素晴らしい。そして何より歌詞が架空の設定で終わらすには勿体無い程の面白い出来。特に魔法の呪文として叫ばれる「ダメージケア アンド コンディショニング!」とか「うるおい成分 配合しまぁ~す!」などの天真爛漫な決め台詞の弾けっぷりは実に爽快。 いまいち魅力が伝わりづらいですが、「YOU TUBE」のこちらでショートバージョンが試聴出来ます。 ちょっと弾けっぷりが足りないけどオリジナルの金田まひる版がこちらで試聴出来ます。
【 ポップ偏差値 63 】 あゆ+みる+るぅ+ゆかいななかまたち / カメリア! ~Dangerous Camellia Vacation~ '09 作曲編曲ぼいど 「プリンセスパーティーカメリア」 学園お嬢様ドタバタラブコメディADV「プリンセスパーティーカメリア」のプロモーションソングで同名シングルCD収録曲。【2009年度電波ソング大賞】で第6位に輝いた。同大賞1位の「Princess Party~青春禁止令~」と同じメンバーで歌われる電波ポップ。あまりにもスピーディで明るくハイテンションな曲なので、個人的に初聴時にはちょっとついていけない感じだったけど、だからこそ慣れれば麻薬的快感が味わえますね。 歌詞を目で追わないと何を言ってるのか分からないの程の早口でまくし立てるAメロは、歌というよりはラップなのでメロディに魅力は乏しい。然しながらBメロに続いて盛り上がるサビは元気一杯。「パンが無いならお菓子でいいじゃない」、「誠意無いならお金でいいじゃない」といった豪勢で世間離れした金持ち我儘お嬢様っぷりをユーモラスに描いた歌詞に載せてハチャメチャに弾けまくってます。 そして更に特筆すべきは随所で聴ける「カメリア!超お嬢!おおさわぎ!」というノリノリな合唱部分。鬼気迫る迫力と萌えの融合した実に魅力的なフレーズです。これはひょっとしてギャングスタ・ラップによくある合唱スタイル(*)を取り入れているんじゃないかなー。「ハッ!」と気合を入れる合いの手も可愛らしくてイイですネ。 * 例えばちょっと違うけど「thugs from da southside / DON'T TOUCH ME」(米AMAZON試聴)で聴ける「DON'T TOUCH ME」という勇ましい掛け声部分ですね。イントロも正にヒップホップ系だし、どこかにもっと近い元ネタがあると思うんですが、、、。どなたか教えて下さい。 PrincessParty Camelia~プリンセスパーティーカメリア~たぶん高画質(PV) 【ニコカラ】カメリア! ~Dangerous Camellia Vacation~(歌詞付き)
FRIPSIDE NAO PROJECT! / こんいろ∞トキメキ!! ~着せたら脱がさない~ '07 作曲編曲八木沼悟志、新井健史 「妹」+「スク水」大好きアドベンチャーゲーム「妹に!スク水着せたら脱がさないっ」主題歌で「主題歌マキシシングル」及び「FRIPSIDE NAO PROJECT! / Rabbit Syndrome」に収録。「せな★せな@Surprise!!」や「あっせんぶる☆LOVEさんぶる」という素晴らしい電波系萌えソングを擁するFRIPSIDE NAO PROJECT!の作品です。 歌うNAOの声は可愛らしさと甘みを兼ね揃えながらも、所謂ロリ声ではないので聴き易いはず。一方、サウンドはあまり聴き慣れないジャングルとボサノバの掛け合わせという非常に独創的で面白いものですが、耳に馴染むには少し時間がかかるかも。スクール水着がテーマになっているので、如何にも清涼感のある夏向けなボサノバ・サウンドは良い選択でしたネ。夏の暑さ、明るい陽射し、乾いた空気感とスクール水着の瑞々しさを見事に描ききっています。 そして特筆すべきは、「愛のパワー無限大 着せたら脱がさない~」というサビのメロディ。テンション高く、非常に高いキーを保ったまま、まろやかで滑らかな洒落たラインを描きます。更に要所要所で「イエイ」とか「ス・ク・水」とかのロリ系合いの手が入り、曲に一層の「妹&スクール水着」な瑞々しさを添えています。 因みに、女性ヴォーカリストのNAOはFRIPSIDEを残念ながら辞めてしまい現在はソロで活躍しています。今のところFRIPSIDE NAO PROJECT!時代を超える作品は生まれていないですね。八木沼悟志、新井健史両氏による楽曲との相性はバッチリだったのに、、、うーん、実に勿体無い。NAOよ、戻ってきてくれー! 「ニコニコ動画」で聴けます。
マジカル音羽(成瀬未亜) / マジカルO・TO・HA・ '08 作曲編曲藤田淳平 テレビアニメ「H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~」挿入歌でその中に出てくるキャラクター「魔法少女マジカルおとは」のテーマソング。『TVアニメ「H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~」オリジナルサウンドトラック』収録。 スーパー・ポップ道を究めようと邁進していくと、男性よりは女性、老人よりは若者(つまりピチピチギャル)、日常よりは非日常、現実よりは非現実、等身大よりは非等身大、三次元よりは二次元(つまりアニメ)へと到達してしまいます。要は、うだつの上がらない小市民的な個人の呻き声、叫び声などポップでも何でも無いという事ですね。 その意味において、この「精霊界から来た愛と希望の魔法少女」が明るく楽しく歌うアニソンはポップソングの形態として一つの到達点と言うことが出来ます。サウンドに特筆すべきものは無いけれど、随所に散りばめられた瑞々しく弾けまくるセリフや呪文が魅力的ですネ。そう奥のあるメロディでは無いけれどサビの高揚感と爽やかさ、全体として醸しだされた非現実感が夢があっていいですねえ。 一人称が「ボク」で歌われる「ボクものポップ」なのもポイント高いけど、何と言っても途中で高らかに宣言される「みんなの楽しみを奪う悪い子は、ボクの魔法でおしおきだよ!」という決めセリフが印象的。魔法少女モノというのは本来その対象年齢を若年層向けにしたものなのですが、ここでは↓の映像からも明らかなように、あくまで対象は大きなお友達向け。そんな中で発せられるこのセリフを聞いて「ああ、自分もおしおきされてみたい!」とか「お前の方こそおしおきだ!」とか思ってる大きなお友達が全国に5万といるに違いない、、、と思って「ニコニコ動画」↓のその箇所のコメントを見たら、あれえ?誰も何も書いてない。俺だけかよ、、、。 【H2O】 魔法少女マジカルおとは テーマソング フル 「成瀬未亜さんインタビュー!」 魔法少女マジカルおとはの変身シーンや決めセリフなど(2:00辺り)
【 ポップ偏差値 62 】 UNDER17 / いっちゃえ!ぽぽたん '02 作曲桃井はるこ 編曲小池雅也 PCゲーム『ぽぽたん』OP主題歌 「萌えソング」を極めることを目的に2002年から2004年まで活動していた、桃井はること後にMOSAIC.WAVにも参加することになる小池雅也との音楽ユニット、アンダーセブンティンの楽曲。PCゲーム『ぽぽたん』のオープニング主題歌で、UNDER17の1stアルバム「美少女ゲームソングに愛を!!」収録。桃井はるこ嬢は当ブログでは既に電波ソング大賞や「LoveLoveLoveのせいなのよ! 舞ソロVer」などでお馴染みです。 曲はテクノ風アレンジの入った明るく元気なロック系ポップ。よく出来たキャッチーなメロディに「私、イッちゃう!」等のエッチで過激な歌詞が電波ソング的。そこに桃井はるこのテカテカでツルツルのエナメル・ヴォイスが炸裂する。ちょっと鼻にかかった可愛らしい歌声が魅力的ですね。メロディがキャッチー過ぎて飽きやすいのが難点だけれど、萌え・電波ソングを代表する曲として安心してお勧めできる楽曲です。 「YOU TUBE」で聴けます。
U / LITTLE MY STAR '05 作曲編曲ユウ スーパー・スウィート・ロリータ・ファルセット・シンガー・U(ユウ)の歌う「魔界天使ジブリールEPISODE2」オープニングテーマでアルバム「U☆TOPIA」収録曲。U(ユウ)の癖の有る甘く柔らかなロリータ・ファルセットは、その声質から聴く人を限定してしまいそうですが、この記事を読んでる人ならその辺のことはとっくにクリアしてる事でしょうネ。 スピード感のあるリズム・トラックは少し機械臭が強いけど、U(ユウ)の柔らかな歌声で中和されてる感じ。Aメロのなだらかなメロディラインは、その歌声が醸し出す上品な味わいと相まってなかなかの出来。そして最大の聴き所はBメロで、少女(ただし二次元美少女に限る)の甘く切なく熱い想いを表現した秀逸なもので思わずグッとくる込み上げ系。サビメロはキャッチーだけど少し情緒的で湿り気がありポップ感は少ないかな。韻を踏んだ歌詞もよく出来てますねえ。それと可愛らしく瑞々しい合いの手「ハイ!」の弾けっぷりもとってもイ・イ・ヨ。 ところで、この芳醇な味わいを持つ熱い想いは一体何に向けられているのかと思い、「魔界天使ジブリールEPISODE2 体験版」をやってみると、魔法天使を狙うエッチな触手へ向けたものだということが分かりました。適度な露出でフェチ度の高い白い衣装にくるまれたツインテール美少女を狙い複雑な動きを見せながら蠢く触手。敵の魔の触手に○辱されながらも、その甘美な快感に思わず身も心も預けて酔いしれてしまう。そんな触手に対して募る熱い想いを歌ったものだと解釈すれば、この芳醇で濃厚な味わいを持つメロディの素晴らしさも理解出来るというものです。ニコニコ動画で聴けます。
桃井はるこ / LoveLoveLoveのせいなのよ! 舞ソロVer '07 作曲編曲森藤晶司 「らぶドル LOVELY IDOL VARIETY CD 3 らぶり~できゅ~となのだあ! 舞 編」収録。TVアニメ「らぶドル」エンディング曲で正規版は「野川さくら 中原麻衣 桃井はるこ 後藤邑子 茅原実里 酒井香奈子」の6人によるバージョン。私も一番最初に聴いたのはこの全員版だったのですが、多人数ものとあって萌え所がちょっと散漫、、、。と思ったら何とも都合の良い事に各ソロバージョンも出てるんです。だったら当然ここは世紀の電波娘「桃井はるこ」版に決めなのよ!GO!GO! 曲は明るく楽しい雰囲気に満ちたロリータポップ。サビメロのキャッチーさも上々でこれなら主題歌も張れたんじゃないの?随所で聴かれる「ゴーゴー」とか「フゥーフゥー」とかいった合いの手コーラスも特徴的で、その緊張感のない、まったりと脱力した所に趣きがあります。ちょうど画像2のイラストのように顔の筋肉が弛緩しまくった全く無防備な感じですネ。 そして歌うは秋葉原界隈ではカルト的人気を誇る?電波シンガー桃井はるこ。代表曲のいっちゃえ!ぽぽたん等で聴ける、テカテカにポップでピカピカに輝きツルツルに光る声質はまるでエナメルでコーティングされたかのよう。その撥水性抜群でスーパーポップなエナメル・ヴォイスはここでも健在で他の5人のソロ・バージョンとは一線を画す素晴らしい内容でオススメです。YES!!
【 ポップ偏差値 61 】 綾瀬理恵 / ラブリラ☆ジュエリラ 作曲/編曲/天道紅緒 '13 「らぶ魔女!」 おしかけ同居人はわがまま魔女!?AVG「らぶ魔女!」主題歌で「ARIELWAVE VOCAL COLLECTION」収録曲。明るく元気な魔女っ子ポップソングで可愛らしい歌声が特徴的。ツンツン、イライラ、ナデナデといった擬態語や英語をふんだんに使っているので語感が良く、更に可愛らしいロリ声で早口ぎみに歌うので全体に感じられるキャピキャピ感が素晴らしいですね。(っていうかキャピキャピってもしかして死語?)時折入る「Yeah!」といった合いの手が少なめなのが物足りないけど、早口&ロリ歌声とポップな曲調から電波ソング認定していい気がします。桃井はるこ系の甘ーくエナメル・コーティングされたような声質は個人的にも萌えるので今後の彼女の動向には注目したいですね。 「ニコニコ動画」で聴けます。
KOTOKO / きゅるるんKissでジャンボ♪♪ '04 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G MIX 「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」主題歌 ほのぼのきゅるるん♪アドベンチャーゲーム「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」の主題歌。音楽製作集団I'VE SOUNDのオムニバスCDの「SHORT CIRCUIT2」及び戯画製作のゲーム「DUEL SAVIOR」初回限定版に同梱の「戯画オープニングサウンドトラックVOL.2」に収録。 歌うはいまやメジャーシーンでの活躍が目立つ電波ソングの女王KOTOKO。前作「カラフルキッス ~12コの胸キュン!~」の続編的位置づけのゲームなので曲も前作「さくらんぼキッス! ~爆発だも~ん~」を踏襲したような明るくポップな仕上がりになっています。当然KOTOKOオハコの合いの手も健在で前作同様「ハイハイ」、「キュンキュン」が多用され、その歴史的価値を広く世界に再認識させた曲と言う事が出来るでしょう。 他にもスワヒリ語で「こんにちは」を意味する明るく元気な「ジャンボ」、後に「織姫よぞら / DAIKIRAI」へと受け継がれた「アフゥア」などが随所で絶妙なタイミングで効果的に発動し、能天気で弾けたKOTOKO/I'VE SOUND独自の電波ポップ・ワールドが展開されています。KOTOKOの類稀な卓越した才能ばかり際立つ曲だけど、間奏で聴ける力の抜けたひょうきんなシンセのメロディも曲の楽しさを増幅させていて良いね。 「YOU TUBE」で聴けます。 「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」
民安ともえ / らぶらぶトラブル '07 作曲ジル・ブラッド 編曲? エッチな悪魔っ娘が僕の婚約者!?子づくりしまくりADV『とらぶるサッキュバス「ダーリン、今夜もい~っぱいえっちしちゃお」』のオープニングテーマで、「とらぶるサッキュバス オリジナルサウンドトラック」収録。歌うは同ゲーム内でエリナ=ミナ役を演じる民安ともえ嬢。曲は「KOTOKO / らずべりー」タイプのユルめのロリータポップ。明るく元気な曲調だけどスピード感は少なめでグルーヴと呼べる程のノリも無い。サビのメロディはまずまずの高揚感だけど、楽曲としての魅力はさほど大きくは無いですね。では、この曲の一体どこがイイかというと民安ともえ嬢のロリ歌声の一点に集約されているのです。 彼女はエロゲ声優さんだけあって流石のロリータ声で、まるで脳の中にマヨネーズしか詰まってないんじゃないかって程の甘く可愛らしく能天気な歌声。ノリもひたすら明るく軽く乾いていて、おそらく彼女の頭の中には「恋愛とエッチ」しか存在していない模様。もちろんその事はエロゲ声優さんとして極めて正しい素晴らしい才能なワケで、それゆえ世のオタク男子に一時の甘ーい夢を見せることが出来るのです。そして更にこうした萌え萌えなロリータポップには欠かせない合いの手も実に効果的で弾けまくってます。ひょうきんな風合いのある「ホイ!」や拍子抜けした「あれ?」、あざと過ぎるだろうと思わずツッコミたくなる「ニャー」など多種多彩で、全体を華やかに彩ってますネ。こういう夢の有るロリ声の持ち主は、KOTOKO嬢のように素顔を露出させることなく、いつまでも夢を見続けさせて欲しいものですナ。 オープニングデモは「YOU TUBE」で、主題歌フルバージョンはニコニコ動画で。
KOTOKO / さくらんぼキッス! ~爆発だも~ん~ '03 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G MIX キュンキュン合いの手ポップの創始者にして電波ソングの女王KOTOKOによるロリータポップ。ギャルゲー「カラフルキッス ~12コの胸キュン!~」主題歌。アップテンポなサウンドに載せて、ピリリと引き締まったヴォーカルが魅力のKOTOKO嬢が甘酸っぱいメロディを歌い上げます。KOTOKOによる「あれれ?おかしいな」といったコミカルで自由奔放な歌詞が秀逸で、相変わらず彼女の柔軟な発想には感心させられますネ。 そして特筆すべきはこの曲こそが近年猛威を振るいまくっている「キュンキュン」、「ハイハイ」の二大合いの手が始めて使われた曲である事。決して底抜けに明るいメロディという訳ではない元曲に明るさ、元気さ、瑞々しさ、そして溌剌さをもたらし、その相乗効果でより奥深いポップさを醸し出しました。これはここ半世紀のポピュラー・ミュージックにおける一つの革命的発明といっても過言ではなく、「ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!」、「☆☆☆☆☆☆(六ツ星きらりOP オープニングテーマ)」など数多くのフォロワー名曲を生み出しました。2009年現在もその影響は顕著で、今後も大いなる流行、更なる展開をみせていくだろうと思われます。 他にもこの曲には萌えセリフや「スキスキスキッス」といったオカズなどが加えられ、情報量をたっぷりと凝縮して詰め込む事の魅力というのをまざまざと魅せつけた傑作曲と言えます。音楽製作集団I'VE SOUNDのオムニバスCDの「SHORT CIRCUIT」に収録されています。また戯画製作のゲーム「DUEL SAVIOR」初回限定版に同梱の「戯画オープニングサウンドトラックVOL.2」にも収録されていて、こちらには他にもKOTOKOによるロリータ・ポップ名曲の「らずべりー」、「きゅるるんKissでジャンボ♪♪」の2曲が収録されていてお徳でオススメです。 「カラフルキッス OP ロング版(MAD)」
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