U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編
36.THE THOMPSONS / I'LL GET OVER IT (BCW 101) '75
(甘茶偏差値65以上)
(甘茶偏差値61以上)
(甘茶偏差値60)
A1.MESSAGE
A2.SEEMS LIKE I'VE KNOWN YOU(甘茶)
A3.I'LL ALWAYS LOVE YOU(甘茶)
A4.INVINCIBLE(甘茶偏差値61)
B1.I'LL GET OVER IT(甘茶偏差値63)
B2.LOVE IN HER EYES(甘茶)
B3.WE LOVE TO SING
B4.GOTTA GET DOWN TO EVER GET UP
(感想 その2)
全体としてここで聴けるファルセットは決して甘く耳に心地よいというものではなく、どちらかと言うと辛味がかった耳障りな感じを受け、個人的にはそこが大きなマイナスポイント。甘茶ソウル系が5曲入ってるけど特に突出した内容ではなく、結論としては大騒ぎするほどの内容ではない。安くお皿が転がっていたら話のタネに買ってみる手もあるか、という程度です。
A1は暗めのアップ。「メッセージ、メッセージ」とコーラスが延々繰り返されるが何を伝えたいのか聞きとれないが、まあ特に大きな意味はなさそう。A2は出だしにピアノのイントロと甘めのコーラスを伴い期待に胸膨らむが、ファルセットやテナーが交互に歌ったり、語りが入ったりとゴチャゴチャした構成でどうにも煮え切らない内容。A3の出だしもドラムスのたたみかけと甘めのコーラスでドラマチックに迫りなかなかだが、その後の展開が2同様にゴチャゴチャしててココゾという聴かせどころが無い。A2,A3に続いてA4も甘茶ソウル。バックの音が荘厳、神聖な雰囲気。女性に対し、YOU'RE INVINCIBLEと歌っているようだけど、不屈の精神の持ち主という意味で使われている感じかな。
B1はアルバムタイトル曲で曲中では「貴方と共に(象徴的に)山を克服します。」と歌っている感じです。オルガンのメロディが崇高な雰囲気を出していてムードはなかなか。メロディも良く出来ているんだけど、歌詞の内容と痛みがかったファルセットで甘みが薄まっていて残念。B2もA2からB1までと同様にシンセとピアノ中心にした荘厳でムーディーなバックの甘めの曲ですが、やはり盛り上がりに欠ける。B3,B4はA1同様暗めのアップで凡庸な内容。
以前書いた、(感想 その1)は
こちらです。