太陽の塔 壁紙
1970年に開催された日本万国博覧会の時、私は未だ5歳だった。日本万国博覧会は、娯楽も少なく遊園地やテーマパークの規模も小さかった当時の幼稚園児にとっては、夢のようなイベントでした。特に私を魅了したのは、岡本太郎氏の制作した太陽の塔。まるでウルトラマンのような色彩に、洗練され、芸術的で、カッコイイその造形は憧れの的でした。
然しながら関東在住で、日本全体も未だ裕福とは言えなかった時代、我が家も例外ではありませんでした。たかだか5歳児の私がどんなに行きたいと言っても、そこに連れて行ってもらえないということは幼いながらにも気付いていて、決してそれを声にして言うことはありませんでした。
その後ほどなく万博も終了。様々な色彩豊な万博パビリオンも取り壊され、長年の歳月が経ました。しかし、メインシンボルである太陽の塔だけは取り壊されずに未だ存在し続けていたんですよね。大人になってからその事実を知り、いつか絶対に見に行きたいと思い続けていました。そして、つい先日ようやく40年来の夢が実現。息子と二人で、太陽の塔を目的に大阪の万博記念公園に行ってきました。
モノレールがいよいよ万博記念公園駅に到着しようとした時、森を歩く巨大な怪獣のようにその姿を現した太陽の塔。感動しましたねえ。第一印象は「太い!」ということ。まるでオオクワガタのように重量感と太さを感じさせました。その後はただただ、その迫力と美しさ、圧倒されるばかり。長年の夢が叶い感無量でした。
今回の訪問のサブ目的は、パソコン・モニター用の壁紙を作ることで、その為の写真を撮影することでした。これは画像の通り、なかなか迫力のあるいいものが出来たと自負しております。この小さい画像ではなかなか迫力は伝わらないかも知れませんね。
こちらに私が制作した4枚の壁紙を置いてありますので、是非ご覧になって下さい。
そして、二つ目のサブ目的は、有りそうで実はほとんど存在しない太陽の塔がメインとなった大型ポスターを自作すること。こちらは未だフィルムを現像していないんですが、当時の雰囲気が伝わるようなコピーなどを入れて、趣の有る内容のものを、じっくり時間をかけて作ってみたいと思ってます。(どなたか太陽の塔のポスターに関する情報、自作のポスターなどお持ちの方、ご連絡下さい。)尚、このページは諸般の事情により期間限定となっていますので、ご了承ください。
トップの画像は、下の画像の上下が圧縮されて壁紙となったもの。遠近感、重量感、迫力が増し、かなり気に入ってます。
元の写真は、もっと森の深い緑から伸び出ている感じの構図なんだけど、パソコンのワイド画面に合わせたら、森の部分をカットせざるを得なかった。上の4枚の写真はブログ掲載用に縮小、トリミング等を施していますが、オリジナルの写真もちゃんと残してあります。