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2006/05/18
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カテゴリ:読書感想
【死神の精度】
伊坂幸太郎
【Story】


ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様




   <読書感想>

死神の千葉が仕事をするときはいつも決まって雨だ。

それなのに、6人目の老婆と出会って、見たことも無い晴天
を見ることができたのはなぜなのだろう。。。


どの人間がいつ死のうが、興味がない死神の千葉。
それなのに今日も人の死を見定める為にやってくる。
なぜか?仕事だからだ。

音楽以外の全てのことに無味だった千葉に、わずかに
興味という感情が芽生える。
不可解な人間のひとかけらにやっと触れられたのだ。

千葉は言う。

人間はおろかだ。交差点を歩く大勢の人は、誰一人と
して他人の為ではなく、自分のためにだけ悩んでいる。


その通りかも知れない。





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最終更新日  2006/05/18 11:56:55 PM



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