ゲニウス・ロキ

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Mar 23, 2009
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カテゴリ:アート
先週、「同時代ギャラリー」というところに行ってきたのですが、ここは若手のアーティストに表現の場所を提供するスペースとして、開放されているところです。

ぼくが初めてここを訪れたのは、5、6年くらい前になります。ここで知り合った作家さんとは幾人か、今も交流を続けています。まぁ、こう言ってしまうと物好きなんでしょうね。

ぼく自身、取り立ててアートの勉強をしていたわけではありませんし、できれば「わかる人にはわかる」的なスノップは避けた気持ちが強い。

なんだ現代アートなんて一部のマニアかオタクの引き篭もり趣味に過ぎないのではあるまいか?こういう疑問に対してぼくは抗弁する理屈も趣味も持ち合わせていません。

では何故そういった場所に足を運ぶのか?

初めてここを訪れたとき、ある劇団の芝居を観た事がそのきっかけでしょうか。当時ぼくは20代の半ば過ぎ、会社員としてのキャリアを積むことにも少し余裕が生まれ、さし金をそういった「余興」につぎ込むのも悪くない経験だ。それくらいの気持ちだったのではないでしょうか。

そしてこの観劇体験はぼくにとってはある種のインパクトをもたらしました。つまり、ぼくが今まで考えてもみた事のない世界で生きていこうとしている若者たち姿です。

なにしろぼくは「中流階級」のごく普通の家庭で育ったわけですから、そこで行われていることの意味を掴むのに、ある種の誘惑と刺激を感じたわけです。

しかし考えてみれば50年前、フランスで起こったヌーベルヴァーグのムーヴメントは、大衆化したカメラという道具をまるでペンシルのように使い。
若者たちはスタジオの中ではなく、街中でフィルムを回すことにより。これまでにない”自分たちの世界”を映画という手段によって、表現しようとしたことに端を発するものではなかったのか。

そう考えると今の日本に於いても、そのアートの中に、小さな小さな小船を浮かべるだけの、ささやか”ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)”があっても、さしておかしく無いはずだと、その頃のぼくは思ったわけです。


註記 「同時代ギャラリー」京都市中京区三条通り御幸町角
    1928ビル









Last updated  Mar 23, 2009 06:27:21 PM


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