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カテゴリ:NOVEL
カモノハシとブタは 2人して押し黙ったまま 川べりのテトラポットに腰を掛け 肩を並べて 両足をぶらぶらさせていた ブタはポケットからキノコを取り出し カモノハシに差し出した 「ナンだよ」 不機嫌そうに カモノハシがブタに口を尖らせて言うと 「お腹すいてると思ってさ」 「空いてねーよ別に!」 「じゃ、ボク一人で食べても ホントにいいんだね?」 ブタはカモノハシの瞳の奥を窺う様に言った 「勝手にしろよ!ボケっ!」 ∞ 30分くらいして 赤い靴を履いた女の子がやってきた 「待った!?」 「ううん!!」 カモノハシとブタは千切れそうなくらいに 首を横に振り 上ずった声を震わせながら同時に叫んだ 女の子はノリちゃんといい この先の森の奥に建つ お屋敷に住んでいた 「これからどこへ行く?」 ノリちゃんがそう訊くと ブタはポケットからキノコを取り出して 「食べる?」と言った カモノハシはブチ切れて 「そんなブッそーなモン 仕舞え!」と怒鳴った 「美味しいよ」 そうツブラな瞳でブタが言うと さらにブチ切れたカモノハシは 「お前な 毒キノコかもしんないだろ!ボケが!о(><;)о」 「ボクは毎日3食これだよ」と言うブタ君 「お前な 女の子に生キノコって 俺まで誤解受けんだろ!」 「2人で何の話?」 「いやー コッチの話・・・ とにかくキノコは仕舞え!ブタっ!!」 カモノハシがブタに厳しい調子で言うと ブタはやるせなさそうに キノコを上着のポケットに仕舞った ∞ 「ねぇ あたしん家にこない?」 「賛成!大賛成だよな おいブタ!」 カモノハシはブタの背中をパツンと叩いた 「ブタとか言わないでよ」 「だってお前どっから見てもブタだろ! 動物図鑑でよくチェックしとけ!ボケがっ!」 「・・・」 「決まりね」 そういう言うとノリちゃんは ドコモのケイタイを取り出し電話した 「島崎 いい肉が2つ入ったの すぐにコック長の吉岡に段取りさせて」 そういう言うとノリちゃんは カモノハシとブタの引き締まった腿に目を走らせた 「スイマセン 肉とかって何ですか?」 「気にしなくていいのよ」 「おー 気にしなくていい (><) ノー・プロブレムだよな ブタ! о(><;)о」 「うん ボクは全然気にしないよ」 いいわね 「少し遠いけど歩く?」 「ハイヤーとかないんですか?ホラ 白い手袋とか 嵌めた運転手さん付きの・・」 「ないわね」 「おー!ないっ!無いに決まってる 俺たちはいつも歩きだ!」 「ボクは原チャの免許持ってるよ」 「アホかーっ!ブタ! こういう時は都合よく話を合わせとけばいいんだよ!ボケがっ!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 26, 2009 03:45:45 PM
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