ゲニウス・ロキ

Freepage List

May 9, 2009
XML
カテゴリ:NOVEL

彼の名は、ポリスコララママンダロルッコジナミシシッピーポンチョポンチョ・・・・。
・・・とにかく。この上もなく長ったらしい名前なのだ。

なので、頭の3文字を取って、ポリスと呼ぶことにする。

ポリスの職業は”密告屋”だ。
彼に密告されたくなければ、とにかく、規則正しい模範的な生活をおくることだ。

もし君がどこかの街角で、タバコの吸い殻をポイ捨てしたとする。
するとポリスがどこからともなく、ロールスロイスでキュッと乗りつけ、パシン!っとドアを叩きつけると、黄ばんだ歯をニヤリと見せて君にこう告げるだろう。

「見たぜ」

一度ポリスに睨まれたら君の一生は台無しになってしまう。
何故なら”コクられて”しまうからだ。
誰に?
あまりナイーブな質問をしてはいけない。

しかるべき公的機関の当局のお偉いさんと、ポリスがツーツーだということを、知らぬものはいるまい。
新聞の社会面の一番目立つところに、3段抜きで彼の記事が毎日載っていることくらい、マトモな社会人なら常識だ。

例えば今日の彼の言葉を拾ってみよう。

記 者「ポリスさん。今日は何をコクられましたか?」
ポリス「今日は一日、植物の世話をしておった」
記 者「またご冗談を、オフレコです、喋って下さいよ。ポリスさん!」

などと食い下がる記者にポリスはこう言った。

ポリス「今日は世界中の誰もが正しく生きた。この上もなく平和な一日だったよ」
記 者「マジですか!ポリスさん!」

気色ばんだ記者が大声を張り上げると、ポリスは上着の内ポケットからケータイ電話を素早く取り出しこう言った。

「報道の自由をはき違えた新聞記者が今わたしの目の前に一人いる。すぐに収監してくれ給え」






Last updated  May 10, 2009 12:33:57 AM
[NOVEL] カテゴリの最新記事


PR

X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile


ニキ@

Calendar

Rakuten Card

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

コメントに書き込みはありません。

Headline News


© Rakuten Group, Inc.