スサノヲノミコトの荒魂 神話の世界を生きる (*^^*)
八坂神社に悪王子社という、スサノヲノミコトの荒魂を祭神とする社があるんですが、たま~にココに寄ったときに見てると、割かしスルーされてるっぽい「スポット」なんですがね。だけど。ぼくは日本の神話の中で、スサノヲノミコトは好きなキャラクターの「一人」なんです。そしてその荒魂が祭られてるわけですよ。「荒魂」っていうのは「神道の概念で、神々の荒ぶる魂のことで、病や天変地異、人心の荒廃や争いを起こす神の働き」という風に理解されてる。同時にそれは反面、創造のエネルギーを指すこともあるわけですね。ぼくは八坂神社に行ったときは、必ずこのスサノヲノミコトの荒魂、悪王子社に手を合わせてくるのですけれど、なんていうんですかね。物凄いイマジネーションの力がかきたてられるのです。「荒魂」が←マジでソコんところにあると思うとね。笑ぼくにとっては「パワースポット」の一つです。たまには皆さん。もしアレでしたら「日本書紀」や「古事記」を読み返してみることをお勧めしたい気がします。そこには人間の精神世界の背景が、実に見事に表現されていて、理解が深まるというか。ぼくらが実に、日ごろ、薄っぺらい表面的な世界しか見ないで暮らしているかが知れるわけです。日本の神話に限りませんよ。北欧フィンランドに伝わる叙事詩「カレワラ」であるとか、有名なギリシャ神話であるとか、そのほか世界各地に伝わる民族神話の中には、知恵のエッセンスがギュッと詰まってるわけです。世の中なんだか、つくづくよくわからないコトが多々起こったりしますよね。でも、ちょっと想像力の扉を開いてやれば、混沌した物事の裏側に、深く腑に落ちてくる物語の力がある。これが神話や叙事詩、昔話が持つ、寓意の働きであったりするのです。ぼくらが誰かと恋に落ちたり、例えば何かに夢中になるとき、全力でそれを理解したり、説得したりします。つまりその時ぼくらは「神話の中の誰かの一人」となって、その英雄譚を紛れもなくリアルに生きているというわけなのです。そしてこれが例えば、神道の概念でいうところの「神の働き」であったり、且つ、ぼくらが日々接触する「エネルギー」というものの正体ではあるまいか?「風(神)の抜け道」こう考えると。まるで都市には、人と自動車とチャリンコのための道しかないような気がしてくるのです。(´ー`;)y-゜