ゲニウス・ロキ

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書評

May 9, 2009
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カテゴリ:書評

リディア・フレム(著)友重山桃(訳)「ふたりが遺したラブレター」出版社はヴィレッジブックスです。

この本の著者リディア・フレムさんは、フロイト研究で知られる精神分析学者だそうですが、その内容は、母の死後、両親の「遺品」を整理しながら、親の死を受容していく過程を縦糸として紡がれていくノンフィクションです。

とりわけモチィーフとしてクローズアップされているのがタイトルにもある「ラブレター」です。これは著者であるフレムさんがこの世に生を受ける以前、つまり両親がまだ結婚する前の恋愛期に交わされた往復書簡を、著者はそれをまるでパンドラの箱でも開けるような調子で、描き出していくわけです。

どうなんでしょう?ぼくなんかは両親の馴れ初めから、どんな恋愛ドラマがあって、結婚するに至ったのか。もう、それこそ嫌という程に口伝えで聴かされているのですが、一般的にはどうなんでしょうか。

この著者も本の中で語っているいるように、手紙というのはしばしば美化されやすいですから、もっと恋愛の奥深い部分。逡巡やトラブルや行き違い。言葉ではこう言っていたけれど、本心はこうだったとか。実は別の候補も何人かいたんだけれど-笑。とか。

この人に決めた最後の決め手はここだったとか、いや違うよあれは誤解だとか。生きているうちに直接訊いておかないと、なかなか出てこない本音や事実というものもある筈です。一筋縄ではピリッといきませんからね。大概ややこしいんですよ。ふたりとも、若い頃めっちゃモテたとか言い張りだすとね。(´ー`;)y-゜

なので、普段から嫌がらせのように、ご両親が存命の内にですよ。そのへんのストライクゾーンにビシバシと直球と変化球を随所に織り交ぜて投げ入れておくべきですよ。

だけどぼくは思ったんですけれど、この本を読んで、この種のラブレターを子供のために残しておくのも悪くはないな。などと思ったりしたものです。

フレムさんは言っています。

「手紙の束はタイムマシーンだ」


なるほど。手紙の束があれば、当分の間ドラえもんも必要ないわけです。(><:)

また、こういう含蓄のある言葉も随所に出てきます。曰く。

「人生は、まっさらな紙に書かれるわけではない」

つまり子供は親の考え方や生い立ち(遺伝子レベルだけの話ではなく)や、さらには先祖の因業からも逃れて存在することはできないのだと、著者は述べるわけです。

大体ぼくらの感覚からすると「オギャー!」と生まれた瞬間、何も色の着いていない、純白の染み一つ無い、洗い立てのぱんちーのような、新品の状態で生まれてくるもんだと考えがちですが、フレムさんから言わせるとそうじゃないらしいです。

学者さんは考えることが違いますね。

しかしどうなんでしょう?考えてみれば確かにそれも一理あるような気がしてきます。だとしたら人の親になる責任というのは、ぼくらが普段考えるレベルよりも遥かに深い、もっと神秘的な真実をパチンっと秘めているような気もしてきます。

これは結婚というものが、ある種の人たちにとって、インスタントラーメンにお湯を注いで3分待つこととほぼ同義になってしまった時代に於ける、啓蒙の書としても読めるわけです。






Last updated  May 10, 2009 12:09:39 AM


Mar 26, 2009
カテゴリ:書評

ゲーテくらい、含蓄の深い言葉の数々を残した人物というのは、世界史的にみても、他に比肩するものが非常に少ないのです。

その一端をまず一つ引用しておきましょう。

「新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、ほんとうに快い気持ちでいます。人々は他人のすることばかりを気にしていて、自分の手近の義務を忘れがちです」

どうでしょうか?
ぼくらはどうも他人の言動や世間の反応というものを気にしがちで、自分の目の前の仕事をおろそかにしてはいないでしょうか。

他人との比較の中に「自分」を見出すのではなく、心の中の声に耳を傾けることによって「自分」を知る。これです。

たとえばこんな例はどうでしょうか。

まだ小さな子供が、食卓でお茶碗をひっくり返したりだとか、自転車を溝に嵌めて泣いて帰ってきたりだとか、まったくもって失敗ばかりするその理由は、考える前に行動を起こしているからですね。
つまり経験がないから、これをしたら結果どうなる?といった原因と結果、あと先を考えずに行動するから、失敗が多くなるというわけです。

ここでゲーテの「格言」に立ち戻りましょう。

ぼくらが「失敗」(他人のすることばかりを気にし)を畏れる理由はどこらへんにあるのでしょうか?

親に怒られるから?それとも上司の機嫌を損なうからか?ひょっとして恋人に嫌われてしまうからかなのか?世間の後ろ指を恐れる為か?

それは立場やおかれた状況によって違うことでしょう。
しかしぼくはここで「失敗」に於ける人々の反応の多くに見られる、本末転倒したその考え方を指摘しておきたい気がします。

つまり「失敗」の本質というのは、それが故に生命を危険をさらすが為に、「畏れ」なければならないのであり。「失敗か成功か」という、周囲の評価の中に自分を置く事で、一喜一憂することではないのである!ということですよ。

はっきり言ってしまえばね。(´ー`;)y-゜

もっとシンプルにいいましょう。失敗とは命を落とすことです。つまりあなたがここに生きているということは、今も大いなる希望と成功の道を、歩み続けているその証だということを知らなければなりません。

よろしいですか?

ぼくは今春、社会人としての第一歩を踏み出す全ての若人にこういいたいわけです。

今、隣の半島では、ミサイルの打ち上げを準備している国があるそうです。
テポ丼2号とかいうやつですね。←(><*)

かの国では今、後継者問題というのが一つのトピックとして、大きな課題となってようですね。つまりここで一発、国威発揚の道具として、テポ丼特盛2号をガツン!っと、ソコソコ打ち上げることで、世界中を震え上がらせ!

その国力を内外に示すことにより、スムーズな世襲を行わなければなりません。
そしてこの世代交代というのは、今現在、日本の各現場でも、とても大きな課題になっていることを、是非知っておいてもらいたいのです。

ここでゲーテを、2、3引用しておきましょう。

「芸術(仕事)も人生と同じく、深く入り込めば入り込むほど、広くなるものである」

「有能な人は、常に学ぶ人である」

「目標に近づくほど、困難は増大する」


日本政府は、仮にどんな「野蛮な」国が近隣に存在していたとしても、対話の姿勢を第一に示すこと忘れてならなりません。
米国務長官のクリントン氏は”強い調子”で、この件について「高い代償を払うことになる」などと発言していますが、日本の政治家は、本来なら、米国の高官に、こういった発言をさせてはならないのです。

そしてこれからの若い人たちに是非学んで欲しいのは、人生を愉しむ為に、独立した精神を身につけること、そして、隣人への、限りなき愛と融和の精神を持って頂きたいのです。

そのために、過去の賢人のこうした書物を手元に置き、ことあるごとにページをめくり、たまには一人の時間をゆっくりと持ち、かけがえの無い自分の魂を、育んでもらいたいと思うのです。
(´ー`;)y-”


注記 「ゲーテ格言集」 高橋健二(編訳) 新潮文庫








Last updated  Mar 26, 2009 09:27:06 PM
Mar 20, 2009
カテゴリ:書評
「イヌの力」

この本のタイトルは今泉忠明さんの著作で、平凡社新書から2000年に初版が出ている本ですが、この本の要諦はこうです。

太古のその昔。
クロマニョン人とネアンデルタール人が競合していた時代に。なぜクロマニョン人が生き残り、ネアンデルタール人の方が先に滅んだのか?

その理由をこの本では、クロマニョン人が犬を狩りの供として、合理的な狩猟の方法を持っていたためではないかという仮説から、大胆に説き起こしていくものです。

しかしまァ、クロマニョン人が犬とウマくやっていただとか。
犬がほかの家畜である、豚や羊や山羊や牛やアルパカなどと、どの辺がどう違うのかなどとかっ!
はっきり言ってしまえば我々にはどうでも良いことばかりなのですが。(´ー`;)y-゜

しかし現代でも犬はペットとして飼育されること、ハムスターや猫やペンギンやイソギンチャクなどを抑え、堂々1位だそうです。(><;)

そういえば、ぼくも少年時代から色々と動物は飼ってきましたよ。例えばなんですか?
割りと鳥系が多いんですがね。

セキセイインコにオカメインコ、文鳥に九官鳥、鶏に鳩と。この辺のラインナップは一度も欠かしたことがありませんでしたね。

中でも思い出深いのが鳩です。
どーも鳩だけは名前を付ける気にならなかったのは、おそらくこういう理由からでしょうか?

つまり公園かどこかそこら辺に居るやつを、後ろパクッと捕まえてきて、鳥篭にガツン!っと突っ込むんですが、まぁ大抵は、3日から1週間以内にクタッと死んでました。(><;)

鳩を飼うのは結構難しいんですよ。~(´ー`)~

死んだ鳩はどうするかというと(他の鳥でも同様ですが)むろん、お墓を作って土葬するんですが、まずお墓にふさわしい場所を探しに行くんですよ。
その”ふさわしい場所”の条件というのも割りと簡単なんです。お墓をスコップでガツンガツン掘っている最中に、誰にも見つからない場所ですね。

通行人「おい!そこでアンちゃん何してんだ?!」
ぼく 「やっ、やましい事は何もありません!о(><;)о」

こういう感じは、どーしても避けたいところではありますからね。(´ー`;)y-゜゜






Last updated  Mar 26, 2009 09:50:46 PM

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