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ソウル生活〜

ソウル生活〜

春川で会った学生たち

<春川で会った学生たち>


緊張の日本語教師デビュー一日目。


授業は朝

6時半 ~ 7時半

7時半 ~ 8時半

8時半 ~ 9時半




6時 ~ 7時

7時 ~ 8時

8時 ~ 9時

だったと思う。



休憩時間はない。学院長に聞いたら、あっさり

「ありません」と言われた。へっ?



そんな、どうすんの、トイレ。普通の人より、トイレが近い私。



しかし、そんな心配は無用だった。学院長は1時間授業だと言い張ったが

学生は10分休憩を当然と思っていたから、


「先生、50分に授業を終えて大丈夫です」と言ってくれた。

やれやれ。



この学院は江原大学の近くにあったので、江原大学の学生が多かった。

チュンチョンには国立の江原大学、春川教育大学、私立のハーリム大学、ハーリム専門大学、4っつある。


江原大学、ハーリム大学、ハーリム専門大学には日本語科があるので、そこの学生が勉強にきていた。でも、日本語科の学生よりも、他学科の学生の方が、日本語が上手だった。


江原大学の学生、一人は東京大学の修士課程、一人は博士過程へ進んだ。


江原大学のある学生は、富山大学へ交換学生として行き、修士、博士まで進んだのもいる。


ハーリム専門大学は日本のAPUだったか、どこかの九州の大学と提携を結んでいて、3人くらいまとめて行った。


ハーリム大学の学生は北海道の畜産大学?と姉妹校とかで、北海道へ行った学生もいた。



このように、大学生は目標を決めて、勉強している人が多かった。情報を集めるのも当時は難しくて(インターネットなんて使ってなかったぞ)


日本まで電話をかけたり、手紙を書いたり、授業時間以外で学生と過ごす時間も多かった。


他には公務員、銀行員とかもいた。


朝の授業が終わると、学生が私のアパートへきて、一緒にラーメンを食べたり、買い物に行ったりした。


ハーリム大学の日本語科の徐さんというきれいな学生とは朝の授業が終わった後で、パッピンスを食べに行ったり、よく買い物にいったりした。


徐さんは今年の秋、2004年10月に結婚する。就職して、去年から、教育大学院の日本語教育科で勉強も始めた。高校の先生になるんだって。


江原大学の学生だったチュさんという女の子は、卒業してからソウルにきて英語の学院に通い、ANAに就職した。ANAでしっかり貯金をして、今はカナダに留学している。


公務員のウンさんは、初めてあった頃から「先生、私、結婚します」と言っていたが、6年経った今も独身だ。今は1億ウォン以上のアパートを買って、ついに結婚か?


あ、ウンさんも女性です。


夏休みだけ、学院に来た高校生、ソンイルヨン。彼はすごかった。


彼の家はチュンチョンからバスで1時間半ほどかかる、となりの町にあった。その町には日本語ネイティブのいる学院がないので、チュンチョンまで来ていた。夜の7時からの授業をとっていたが、やつは朝のバスに乗って、チュンチョンへきて、夜の授業までずっと図書館で勉強していた。


そして、紙にぎっしり質問事項を書いて私に渡す。


たとえば

「”紅葉”というものを先生から”もみじ”だけときいたことがありますが、ある本では”こうよう”とでてきました。どうしたんですか」


「日本の国花は桜です。どうして先生は知らないんですか」← これは口頭で


「”かたづける”と”ととのえる(整える)”の違いはなんでしょうか。

”そろえる”と”ととのえる(調える)」の違いは?」

(今、昔のファイルを取り出したので、原文のままです)



こんな調子で毎日、毎日、質問事項をびっしり書いた紙を持ってくる。今のように、インターネットもないので、答えを考えるのが一苦労。本当によく勉強させてくれた学生です。彼は第一希望の大学を卒業し、日本の大学へ交換学生としても行ってきて、今は大学院生。希望の大学教授目指して、ましっぐら。


そして、私の人生に関わることになった人は、
大学を?年ぶりにめでたく卒業(追い出され)し、ソウルにある大手企業に就職した。


しかし、なぜか江原道の支店に勤めている。なんのために、ソウルにある会社に就職したんだよーー。


チュンチョンの学院で一緒に勉強した学生とは、私がソウルに移ってからもずっと付き合っている。私は、もう先生じゃないから「先生、先生」と呼ばないで、といったけど「先生は一生、先生です」と言われた。


今は「先生」と呼ばれても抵抗はやめたけど、あんまり好きじゃないな。「先生」


チュンチョンでの1年間、教える技術も未熟だし、韓国語もまったくわからない私を信じて、学生たちはついてきてくれました。


週末にドライブをしたり、夜の授業のあとで、お酒を飲みに行ったり、カラオケに行ったり、夜景を見に行ったり、今、思い出しても楽しい思い出ばかりです。


こんな学生に支えられて、1年間無事に日本語教師としてすごすことができました。今でも、チュンチョンの学生に感謝しています。みんなは私の宝物だよ。

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