ソウル生活〜

2014/01/19(日)22:55

カナダ人の幸せ度

ほしそらのつぶやき(258)

2007年にカナダに行った時、90歳になるヘレンの湖のそばのコテージに遊びに行った。ヘレンは一人でコテージに住んでいて、赤い帽子のコーラスグループでボランティアもやっていた。過去記事は こちら帽子が大好きなので、怖ろしい数の帽子があり、色々な帽子をかぶって大騒ぎをして遊んだ。ヘレンがオルガンを弾いて、歌も歌って遊んだ。そのヘレンが1月8日に亡くなった。その直ぐ後に、伯母が1月10日に亡くなった。二人とも97歳。 二人とも、晩年は一人で暮らしていて、最後の数年は老人ホームにいて、暮らし方のスタイルは似ていたが、幸せ度は大きく違うように私には感じられた。 日本は亡くなったら、お通夜、告別式とすぐに進みますよね。ところが、カナダは随分後になってから告別式をすると言うので驚いた。ヘレンのお葬式は1月17日と18日だった。その間に、家族はたくさんの人に招待状を送り(Funeral専門の会社から)、ヘレンを知っている人たちに見送りに来てもらうそうで、その準備で家族は非常に忙しいそうだ。 その招待状(と呼ぶのかどうかわからないけど)には、ヘレンの生い立ちや、ヘレンについて(教会での活動、コーラスグループ、赤い帽子の会、新聞に書いたコラム、パン作りやピアノを楽しんだこと、家族の名前、孫が12人、ひ孫は14人)書かれてあり、ヘレンを偲ぶ暖かい周りの人たちの気持が伝わってくる。その招待状の最後には、寄付をしてくれるのなら、その寄付はカナダガン協会へ行きます。と結ばれていて、オンラインで寄付ができるようになっていた。 日本でもお葬式に行ったら、封筒に入った手紙をもらうがそれは、決まりきった葬儀屋さんのことばで書かれていて故人を偲ぶ暖かい言葉は見当たらなかった記憶がある。 亡くなった後でも、幸せ度が随分違うような気がする。      

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