習い事その1

〔英会話〕

3才の時に「おためし教育ビデオ」が送られてきた。
その中に少し英会話の部分があった。
様子を見ていると

「アーイズ」
「ノーズ」
「マウス」

ビデオのアメリカ人のお姉さんと同じ発音!

「日本語も耳から覚えているうちに英語も覚えさそう。
そして、将来は海外旅行に行ったときに通訳してもらおう」

と、英語教室を探し始めた。

当時、最寄の駅近くには、
「ウサギが出てるCMの英会話教室」
とかは無かった。

そこで、愛用の「タウンページ」で探してみた。

米軍基地の中で英会話を習える所を紹介してくれる所を見つけた。
旦那さんにくっついて来た奥さん達が、家庭で教えてくれるらい。
こちらの希望を伝えて、それに近い家庭があれば紹介してくれる。

最初に通ったのは「瀬谷の通信隊」の中だった。
スーザンと言うとてもキレイな女性だった。
スーザンとは同じ年で、子供も同じ年の女の子だった。
毎週土曜の1時間。
お友達の家に遊びに行く感覚だった。
一緒にお菓子を作ったり、中の公園で遊んだり。
自然と英語に触れられて、親子共に楽しかった。
そのうち、スーザンが旦那さんの転勤で本国へ帰ることになり
次に通ったのは「本厚木の基地」の中。
そこでは、子供の誕生日に招待されたりして
「キャー、なんか映画の中みたい」
なんて、喜んだりしていた。
が、デメリットは
「転勤」
次の人を直ぐ紹介してくれるが、せっかく慣れてきた所で
さよならだ。

そのうち、やっと駅周辺にも「駅前留学」ができるような
英会話教室がポコポコ出来始めたので
そちらへ行く事にした。
タンポポが通っているのは
「イギリス英語」の英会話教室で、セミプライベート。
多くても4人にしかならないクラスだ。
子供が多くなってしまうと先生の目も届かず、
自然日本語が多くなってしまう。

最初は人数が集まらず、プライベートレッスン状態だった。
ここでも、お約束通り大泣き状態。
なので、私も一緒に入室する。
そのうち人も増え、3人のグループになった。
現在まで、6年通っている。
で、ペラペラに会話が出来るのか?
答えは
「ノー」
週1回、1時間である。
「なーんだ」とお思いであろうが、そんなもんだ。

じゃー、小さい時から始めたメリットは?

まず、私は「耳」が出来れば上出来だと思っている。
2002年から「国際理解」の時間が小学校でも始まったが、
タンポポは
「今度の先生は訛ってる」
と、ちゃんと聞き分けられている。

外国の人に臆せず接することが出来る。
ロス、ハワイ、等、旅行に行ってエレベーターの中で
大きな外国の人に
「モーニング」と言われても
笑って「モーニング」と答えている。

全然しゃべれないと言っても、学生時代に
英語を習っているのだから、私のほうが「知識」としては
当然あるが、やはり「緊張」してしまう私とは大きな違いだ。
1時間アメリカ人と2人きりにされたらほとほと疲れてしまうに違いない。
タンポポは楽しい1時間を過ごしている。





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