Kapayapaan

NHKスペシャルでやってて覚え書き。
新日窟というお寺のお坊さんが出てきた。
搾取される外国人労働者、技能実習生達をケアするティック・タム・チーさんという女僧侶。
サイトに、技能実習生達の葬儀や遺骨の引き渡し、と書いてあったから、希なケースではなく、それなりの量があるのだろう。

いつかお参りに行きたいと思うけど、不在の可能性もあるから行く前に連絡して、とある。
本堂を見てお参りするだけでもダメなのか？
よく分からない。

それにしても、見た目は港区の、すごい近代的なお金持ち寺っぽいからすごいギャップ。
逆に、こういう都会の寺だからこそ出来た事なのか。

こういうニュースを見る度に思う。
たしかに今の日本人と外国人労働者の雇用状況には開きがあるだろう。
でも、日本人自体がそもそも丁稚奉公精神を求められてて、日本人も仕事ができないうちは、いや、出来るようになってからも、安月給、サービス残業は当たり前、と思ってるのだと思う。

私も以前はそう思ってたし、今はそう思ってないけど、そう思っている人もいるから結局、自分もそういう働き方をせざるを得ない時がある。

アインシュタインみたいな天才が労働基準法無視で、ぶっ続けで仕事する、そういう一部の人のような仕事に対する猪突猛進さを凡人にも求められるのが日本なのだと思う。
だからこそ、早くて便利な世の中が出来ている。

こういう感覚を平成、令和生まれの世代が変えていくのかもしれない。
でも、そうなってしまったら資源のない国日本で、日本は何をウリにしていけば良いのか、とも思う。