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テーマ:いい言葉(571)
カテゴリ:国語
詩人アーサー・ビナードが、面白い話をしていました。
ちょっとご紹介します。 マザーグースに次のような詩があります。 釘を1本忘れたから 蹄鉄ははずれてしまった 蹄鉄が1脚はずれたから 馬はたおれてしまった 馬が1頭たおれたから 騎兵はやられてしまった 騎兵が1人やられたから 戦いにやぶれてしまった 戦いにやぶれたから 王国はほろびてしまった 元はといえばどれもみんな たった1本の釘のために 暗くなる詩ですね。 これは、手抜きや適当なのはダメだという戒めです。 しかし、日本にはこの詩の真逆な昔話があります。 わらしべ長者です。 主人公の青年は勘当され一文無し。 途中、1本のわらしべを拾います。 蓮の葉売りにわらしべを与え、蓮の葉を貰い、 蓮の葉を味噌売りに与え、3年味噌をもらい…、 巡り巡って、青年は長者になります。 主人公は、何と適当で楽観的なことでしょう。 流れに身を任せていれば、すべてが上手く行くというお話です。 あなたなら、どちらのお話がすきですか? セット・マザーグースのうた(5冊セット) わらしべ長者 ![]() わらしべ長者の開運法 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.15 21:56:15
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