福岡・須恵町の元組長射殺:被告に懲役27年
「毎日」新聞3月12日付によれば指定暴力団工藤会系元組長を射殺したとして殺人罪などに問われた北九州市小倉北区、同会系組幹部、小野朗(あきら)被告(41)に対し、福岡地裁は12日、懲役27年(求刑・無期懲役)を言い渡した。林秀文裁判長は「至近距離から拳銃を発射した冷酷非道な犯行で反社会性は顕著」と述べた。判決によると、小野被告は昨年7月30日、福岡県須恵町内の同会系の篠崎一雄・元組長(当時66歳)方前で、自宅を出てきた篠崎元会長に拳銃を発射し、殺害するなどした。検察側は公判で、元組長射殺が工藤会による組織的犯行だったと主張したが、林裁判長は「証拠上、認めることは困難」と指摘。「暴力団特有の論理に基づく犯行で、地域住民に多大な不安感を与えた」とした。組織的な犯行の証拠がないというならば、個人的な犯行という事。個人でこんな恐ろしいことをしでかす人物ならば、無期のままでよい。