嘉麻市立宮野小学校前のひまわりから、日本の教育を考える
嘉麻市から小石原に抜けようと、車を飛ばしていると、左手に一面のひまわり畑が見えてきた。ちょうど、宮野小学校の向かい側の畑である。あと、3年たてば、この地区の宮野小学校をはじめとして、大隈小学校・足白小学校・千手小学校・泉河内小学校が統合され、新しい小学校が誕生するそうで、現在、その名前を嘉麻市は募集中である。この宮野小学校のホームページをのぞいて見ると、全校児童47人。1年生7人が、今年の4月に温かく迎えられている様子などが、よくわかる。それにしても、教職員が14人であることに感激した。教職員1人あたりの児童数は、3.35人。もちろん、職員の方もいられるから、授業を見る様子は数字ほどではないと思うが、もしも、この水準の教育環境が、全国でおこなわれているならどうなるか。全国にいる712万人の小学生に対し、212万人の教職員が雇用できることになる。現実には、全国の小学校の教職員数は39万人で、教職員1人あたりの児童数は18人なのだが、これを宮野小学校の規模にするのなら、全国で173万人の教職員の雇用があらたに生まれることになる。まあ、これは、あと3年で統廃合しようとしている学校を例にたたき出した数字であり、あまりに極端すぎると、批判する人もいるだろうから、教育に江戸時代から力を入れている高知県を例にして再計算しよう。高知県では約3万9800人の児童に対して、3400人の教職員であり、教職員1人あたりの児童数は11人。この水準で、全国で教職員を配置するのなら、64万人が必要で、25万人の新たな雇用を創出できることになる。そんなことを、ひまわりを見つめながら考えて(もちろん数字の計算は帰宅後の話だが・・・)、日本の質を度外視して形と数だけを追求する教育行政のゆがみが、のびのびと元気に育っている子どもたちの将来に暗い影を落とさないために、民主党政治の防波堤として当ブログは頑張らねばならないと決意を新たにした。蓮舫のような仕分け人「政治家」に、教育と子どもの将来をズタズタにされたくない!