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きょうは、東京の某大学に通っている次男が帰省するから、というので、義母が来宅して待ち構えている。せっかく帰省するのだから、ユズ湯に入れてやれ、という義母の提案で、ポリエチレン製のお買い物袋いっぱいに庭のユズの木から実をもぎってきたのは、もちろん、義母。
このユズの木は頑丈にできてる。夏が暑かろうが、冬が寒かろうが、肥料を撒いてもらえないにもかかわらず、毎年、200個余りの実を付けてくれる。 今を去ること40年以上も昔、高校一年生の終わりの頃のお話。男子生徒は全員、校内格技大会に出場せにゃならん、というお触れが回ってきたんで、ワシは柔道の部に出場することにした。小学校6年生から街中の道場に柔道を習いに行ってたから。んで、女子は、「柔道、剣道、好きな方に応援しに行きなさい」という投げやりな指示が出ただけ。 それを聞いて、ワシは「気になってたあの子は柔道の応援に来てくれるかな」と現金な希望をもって出場した。ものすごい美少女、っていうわけではないけれど、成績は上の方、ピアノがうまくて、テニス部で、長い黒髪をなびかせて自転車で通学する姿にときめいたもんや。 さて、試合が始まると、棄権者続出により、1回戦と2回戦とは不戦勝となった。んで次はもう、準決勝。剣道の部に出た生徒が多かったのと、たかだか1年足らず、受け身の稽古をした程度では投げ技なんて掛けられん生徒ばかり。うん、気持ちはわかる。 準決勝は派手に巴投げで圧勝してやろう、と企んだものの、敵もさる者、寝技で返された。30秒以内に脱出できず、3位決定戦に望みをつないだ。何とかして、あの子の眼前で投げ技を決めて、ええ恰好をしたかった。3位決定戦の相手は素人であったので、「やーっ!」とBGMを自分で掛け、背負い投げで一本勝ち。あの子も見てくれてたし。 まー、柔道部員は出場禁止であったし、棄権者が半分近くいたし、「校内3位」の成績も面はゆいが。トロフィーと表彰状をもらって帰る道は、足も軽く、帰宅一番、トロフィーと表彰状を見せながら戦績を報告したら、お袋はビックリ仰天してた。 何年か前に帰省した時、トロフィーと表彰状は持って帰ったはずやけど、トロフィーがどこへ行ったか、見当たらん。家を片付ければ、どっかから出てくるやろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/12/23 05:25:00 PM
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