100~200円ぐらいは上げるかな?
◎NY株、大幅反発=ダウ、7営業日ぶりの上げ〔米株式〕
【ニューヨーク6日時事】週明け6日の米株式相場は、合併・買収(M&A)発表が相次いだことを受け買い意欲が再び高まり、大幅反発して引けた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比119.51ドル高の1万2105.55ドルと7営業日ぶりに、ハイテク株中心のナスダック総合指数は35.16ポイント高の2365.95と4営業日ぶりにそれぞれ反発した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比8億1710万株増の25億8390万株(暫定値)。
この日は、「月曜日は合併発表が多い」といわれる通り、中規模のM&A発表が相次いだ。とりわけ、サウジアラビアのキングダム・ホテルズなどがフォーシーズンズ・ホテルに対して買収提案をすると、「海外からの資金流入期待が高まった」(中堅証券)という。
また、シカゴ連銀のモスコー総裁が来年には景気回復が始まるとの見方を示し景気の先行きに対する懸念を払しょくしたことも、投資家の買い意欲を高めた。
個別銘柄では、M&Aの進展で投資銀行の収益が拡大するとの期待から、シティグループなど金融関連が上昇した。
また、8日の決算発表を控えシスコシステムズが上伸し、他のハイテク関連銘柄の上げをけん引した。
ゼネラル・モーターズ(GM)も、旧子会社デルファイとの再建協議について早期合意できるとの見通しを示し、買いを集めた。