高校生のアルバイトについて考える
高校生の、定期的なアルバイトの就業率は、大体1割程度らしい。まあ、元々通学時間や、部活に参加していたら、物理的に時間がとりにくいと言う面はあろう。それはともかく、高校生のアルバイトはどうなの?なんですが私個人的には 不要ただし、どうしてもやりたければ、長期休暇中に期間を限ってと思っている。もちろん、家庭の事情は一切除きます。特に目的なく始めて、その稼ぎが小遣いに変わるのなら、正直言ってあまりやらない方が良いと思います。まず単純に考えて、バイト→小遣い増→その金で遊ぶ→勉強時間が減る→成績低下というスパイラルです。もちろんそれが理由として最大ですが、私がバイトに消極的な理由はこちら中途半端にお金を使う全能感を覚えてしまうから。お金を使うって、楽しいことです。自分の欲望が思ったように簡単に満たされます。若いうちはあれこれ欲望が多いのが普通ですから、もう渡りに船です。(とはいえ、いずれ飽きますけどね。簡単に満たされる分、飽きるのも早い)これは学校生活では絶対に得られない刺激です。勉強は逆の行為ですからね。学力をつけるのは簡単ではありません。苦労したとしても、思ったようになるとも限りません。しかしその行為こそに価値があり、しっかり学んで身につけた学歴や技能を社会が認めているんです。安易に全能感を知ってしまうと、勉強の退屈さに耐えるのは難しくなります。だから辞めといた方が良いんです。そもそも高校生くらいで稼げるお金なんてたかがしれてます。よく言われることですが、高校のアルバイトで稼げる金額なんて、キチンと大学に進学して就職すれば、数年で元が取れます。あとは開く一方です。別に学歴がすべてではありません。しかし、どんな職業に就こうとも、学生時代にキチンと勉強する習慣が付いているか否かで、その後の展開が大きく変わってきます。目先の欲望に惹かれて、その機会を失うのは、実にもったいないと思うのですだから最後に言います。なんとなく小遣いを増やしたいなあ~ という気持ちなら、やめといた方が良いよって。平成30年5月31日(木)大田区松栄塾