2016/12/19(月)12:12
都立推薦入試に過剰な期待はしない
一般入試の1ヶ月ほど前に、都立高校は推薦入試を行う
最近は応募者が減ったとはいえ、5~6倍程度の難関である。
内申と小論文か作文、面接、集団討論などで合否を決める。
学力試験はない。
チャンスを広げるという意味で受験それ自体を否定はしないが、過剰な期待は禁物である。
なんだかんだ言ったって、内申基準が半分を占める。
模試業者が出している内申基準を超えてないと、合格は相当に厳しくなるのが現状である。
しかし人間は、往々にして自分に都合良く解釈する。
「私、作文かけるし、面接受けも良いし、討論だって自信ある♪」
そう思うのは勝手だが、あくまでも客観的な判断。それも他の受験生との相対的な比較の中で、である。
自分の評価と他人からの評価というのは、往々にして食い違うことが多い。
だいたい都合良く解釈する裏には、「楽して」という下心がつきものである。
早くプレッシャーから解放されたい、という思いもあるだろう。
しかし受験というのは思った以上に平等で、下心あるときは大概うまくいかないものだ。
よくできている。
もし本気で推薦で受かりたいなら、ワンランク以上下げて受けるしかない。
でも、往々にしてそんなことはしない。
基本は、一般で受かること。
そこに向けて一生懸命に心から努力すると、本当の意味で良い結果が待っている。
なお個人的には、推薦入試は内申基準が足りてる場合のみ、受験を検討した方が良いと思ってる。
もし基準未満で受けたとしても、ダメ元と本心で思える場合のみ。
(でもそれは非常に難しいこと)
やはり受ける以上は準備が必要。
また人間はどうしたって、受けたら結果を期待する。
不合格だったら、そのショックも引きずる。
その間、最低でも1週間から10日位はどうしても受験勉強に対するスタンスが甘くなる。
直前でのそのブランクは痛い。