『新･学力への挑戦』さんの９月４日の日記は、僕の日記に触れて書いています。
ありがたいことです。
http://plaza.rakuten.co.jp/nakamoto1236/diary/200509040000/
『算数や数学は好きになれるか 』
この中で、「抽象」と言う漢字を中学で覚え、新しい抽象的なことばを覚えるのが楽しかった。」
と、書かれています。
ただ、この「抽象」の意味を理解し、身に付けるには、長い年月を要した。
とも書かれています。
そして、その経過を丁寧に記述されています。
これを読んで、僕は、ほっとしました。
御著書の経歴を見ますと、東大工学部卒とあります。
氏は、算数・数学教育で、世界でも通じる貢献をしている方です。
こういう方でも、
抽象と言うコトバを本当に理解し身に付けるには、
今の国語教育（漢字教育）では、このように年月を要するのだ
という事が分かったからです。
・・・・僕のことで言えば、この「抽象」を身に付けてたのは、
矢張り、『新･学力への挑戦』さんと、同じ経過をたどりました。
このようなことがあり、なぜ、国語科でちゃんと教えてもらえなかったのだろう
と言う疑問も持ちました。
そのことがあって、今の研究を続けているわけです。
だって、この抽象というコトバは、学校教育では、何度も使われるコトバで、
教師や友だちがしゃべることや教科書を理解するには、
欠かせないコトバだからです。
確かに、コトバを身に付けるのには、年月を要します。
それは、意図的・計画的にに教えられない場合は、なおさらの事です。
この意図的・計画的に教えるという事が、
学校教育の存在理由であると思うのです。
そこで、僕らは、学校教育で大切なこのような言葉を意図的に、
取り立てて教える必要があると考え、
仲間と研究を重ねて来ました。
その内容が、「教育基本語彙」を選定して、
教えるという考えてあり、
「学習論理語彙」を選定して指導するという考えです。
後者は、私立小学校長をした武部優子先生の発案です。
この事が、最近では、ある教科書に採用されるようになって来ました。
以上の事は、下記の本で記述しています。
まだまだ、不十分な研究です。
皆で深めていけるといいと思っています。
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