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カテゴリ:説明文の読解
小1と4歳の男の孫が、お泊りに来ていることは、前に書かせていただきました。この間の3日(土)・5日(日)のお泊り契約の発端は、次のようでした。
「また、お泊りに来ない?今度、動物園に行こうよ。」と、電話で、僕。 「行く。行く。」と、小一の孫(K)。 ママが、「動物園に行くというので、さっと、決まってしまたわね。」と、その直後の電話。 動物園は、雨が降ってきて、寒くて入れなかったので、門の前まで車で行き、春になったら来る約束。時間がういたので、Kは、 「じゃあ、畑に青虫を取りに行こうよ。」と言う。 この心・欲求はどうして?と考える僕。 知識欲なんですね。その時期なんですね。 ですから、その発達欲求・時期に合わせて、国語科の中では、説明的文章(理論文)の読みがあります。 今までの読み聞かせ・読解力の中では、物語(文学文)のみを扱って来ました。これから、しばらく、説明文の世界です。ご感想・ご意見・ご質問などこれまでのようにお寄せいただけるとあり難いです。 タイトルの副題に「子どもの心は作られる」と入れておきました。このことは、誰でも、認めることでしょう。周りの環境の作用が大きいと言う事ですね。 ですから、国語科教育では、物語の世界に偏らず、説明文の世界も体験させてる必要があるのですね。このことの大切さを下記のブログで、はるかさんが、お書きになっております。 小論文が書けるようになるまでその1 さて、その読みの、実際に入ってみましょう。 『さけが大きくなるまで』という題の説明文が、 K教科書の2年生の下の教科書にあります。 冒頭に、 「さけは、北の海にすむ大きな魚です。あの七十センチメートルほどもある魚は、どこで生まれ、どのようにして大きくなたのでしょう。」とあります。 この文章を読み聞かせしたり、読解させたりするときに、みなさんは、どんな事を頭に置いてしていますか。 これまでの読み聞かせの交流の中で、ことばを分からせる、筋をつかませるなど、基本的なことがちゃんとされて、その事が交流されました。 このことは、説明文の読みでも、同じですよさね。それは、当然のことですね。 しかし、まったく違う所があります。この違いは、具体的にこのことを展開していく中で、はっきり、させていきますので、・・・・・。 さて、この『さけが大きくなるまで』の第1文、「さけは、北の海にすむ大きな魚です。・・・・」を読解する時に(聞いて分かる時に)、何が必要でしょうか。 やはり、ことばの理解ですよね。まず、さけ。 今では、日本全国にさけは出回っていますが、そうではない時代がありました。ですから、さけを見たこともない子どもには、見させる、食べさせるなどの体験をさせることが必要ですね。 次は、「北の海」です。このことばをただ、漢字が読めたで終わってしまったら、子どもは、まず、読むのも、聞くのも嫌になってしまいますね。それは、分からないからですね。 子どもから、「北の海ってどういうこと?』と、質問が出てくればしめたものですね。」(これ、知識欲ですね。)そこで、話し合いが始まり、このコトバの意味が分かるからです。 説明文は、とくにこのように、コトバを吟味しながら読んでいく・読み聞かせしていく事が大切ですね。(続きます。) ・・・・・・・・・・・ たくさんの方にお読みいただきたいので、ランキングに参加しています。よろしかったら、上のマークをクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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