2008/06/06(金)12:41
何度「ゆっくりはっきり読んで」と頼んでも、ごにょごにょだらだらと早口で・・・(2)
表現よみを先生方と20数年以上、やってきました。
先生方ですから、ごにょごにょだらだらとは、ありません。
子どもたちの前で、しゃべっているからですね。
ところが、早口、これは、あります。
先生方が生きてきたその間、文章は、速く読むというものだと言う考えが、脳の中に、しみ付いてしまったからですね。
最近は、特に、この傾向が強いですね。
**計算。
音読の練習長。
タイムを競う。
暗記を競う。
これで良いのでしょうか。
ところで、早口で読んでいる方に、
「今、読んで、何が書いてあったですか?と聞くと、
「・・・・・・」
となる事が、多いです。
何のために読んだのでしょうね。
もう、コトバの意味を理解し、そこからわかる事を思い浮かべ、
表象化し、情感化なんて、何処かに行ってしまっています。
こでは、消化不良ですね。
スピード。
これは、
必要に応じて、速く読めばいいのですね。
本来は、文章に、速さを決めることが、あるのですね。
ゆっくりの所は、ゆっくり。
この質問をされたかなにゃんさんは、算数の文章題の読解で、難解な文章があった時、次のように指導をすると、日記で書いていました。
(先ず、最初から、一語・一句の意味を理解させる、その為に、絵や図を書いて、イメージ化させる。
最初から最後まで、ただ、読む事を繰り返すのではなく)と。
天母への道!
* これは、児童言語研究会が、50余年、言い続けてきたことと同じです。
ですから、音読・朗読など、最初からすらすら、速く読まなくてもいいのですね。
初めは、つかえてもいいのです。
意味を考え、表象化しながら、何度も読み、
その中で、速く読むべきところが分かったら、そこを速く読めばいいのですね。
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冬の花 ― 正義について 2