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カテゴリ:・・・フィンランドの教育
フィンランドの国語教科書について、5回、書きました。
考えさせる教育をさせている点、今の日本の国語教育とかなり違いがあります。 でも、この考えさせる教育は、かつて、日本でも行われていました。 ところが、今は、考えさせる時間の設定が、あまりにも、貧弱です。 これは、教師の責任だけではなく、そのような政策をとった文科省の責任が大きいのです。 このような中で頑張っているブログを発見しました。 今日のは、英語科です。 高校の英語科の先生が書いているものです。 高校の英語というと、教師がしゃべって、生徒が聞く。 これが高校の授業と思っていました。 ところが、違うのですね。本当に丁寧にやっています。 僕の長男の中学校(公立)の先生は、この英語の先生のように本当に丁寧にやってくれました。 ですから、塾に行かなくても、それなりの力を着けました。 このような高校の先生がいたのですね。 驚きと喜びです。 では、そのページの引用をさせてもらいます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2006.03.17 生徒の表情が変わる 「教育について語り合いましょう(21)」 [ ●楽しい授業 English Class, Education ] ドラゴン桜のモデルとなった、takeokaさんという英語の教師 *ゆっくり、ゆっくり理解することが大切だ。急いじゃだめだ。 一つの単語に30分かけるときもある。 *生徒からの質問が大切だ。*初めて、英語を教えたとき、 3000語もの単語の丸暗記、 1000の構文の丸暗記、 大量の英文法問題の書き換えを、たたきこんで覚え込ませた。 こんなに熱心な先生は、初めてだと感謝された。 しかし、受験の結果を聞いて耳を疑った。全滅、完敗だった。 *悩んだ末に気づいた。 生徒たちは、興味を持てば、進んで自分のものにする。 *それからは、受験テクニックや、 無味乾燥な英文の詰め込みはやめた。 *英語を好きになるきっかけを生徒に与えようと考えた。 ビートルズの歌を教え、 単語は、絵やジェスチャーで、イメージを大切にした 自分で英字新聞から、興味深い教材を作った。 *生徒の表情が、変わり始めた。 笑顔でいっぱいになった。 成績も上がり始めた。 *教育は、生徒との真剣勝負。 *生徒と、ごまかさないでつきあう。 *生徒を、待って、待って、待つこと・・・それを支えるのは、愛情。 ☆これを生徒たちと一緒に見ながら、 私の教え方そのままだったので、すごーく嬉しかったです。 励まされました。 体育の次に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ここには、僕等が考え、実践してきた国語科と共通する事があります。 漢字・重要漢字を1セット5過程で、丁寧に教える。 ですから、文化庁が提案した、常用漢字・1945字を小学校で教える、 それを受けた案の品川区のカリキュラムには、 とても、着いていけません。 常用漢字・1945字。 これは、発達段階から、 かつて、中学校の教科書から排除された漢字が入っています。 それを、小学校で教えるとは、どういうことですか。 まったく、理解できません。 これでは、詰め込み教育がなお、激しくなり、 そのことによって、今、一番、問題になっている 子供の学習意欲の低下が進みます。 今、大切な事は、 子供が分かり、 じっくり考える事を保障するカリキュラム ではありませんか。 これで、今回、文科省が提起した 『言葉の力』を高める事ができるのでしょうか。 疑問です。 言葉の力は、確かな学力を形成する為の基盤です。 ですから、この案では、さらなる学力の低下も心配されます。 この件については、又、書きます。 教育は、生徒との真剣勝負。 教育は、待って、待って、まつこと・・・・・それが愛情。などなど。 夕べは、6時から9時半まで、表現よみ総合法教育研究会のサークルでした。 「クラスに色々な子がいて、一人をおんぶして、 別の子は脇の下に置き手をつなぎながら授業をして来たが、 この子達が、1年間で、とにかく成長して、 今は、私は、うれしさでいっぱいです。」 という発言をした1年生担任のN先生がいました。 この発言を聞いて、 「私もそうしてきた」 とM先生は、発言しました。 これらの発言の中に、 今、学校がやらなければならいことが、見えています。 このN、M先生らがまとめたのが、下記の本です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、11 位です。 賛同される方は、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 人気blogランキングへ 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・・・フィンランドの教育] カテゴリの最新記事
おととい長女の小学校の卒業式でした,
花道に長女のパートナーだった1年生の子が見送りに来てくれていました。 校門を出る手前のところにおいかけてきてずっと泣いて長女の手を離さないのです。 先生方の満足そうな見送る顔や同級生の希望に満ち溢れた笑顔, 教育って素晴らしいですね。 教科書以外のこともたくさん学べました。 もちきれない宝物をもらって校門を出ました。 心から湧き上がるお互いへの感情が表現読みではありませんが, 生きた言葉へつながっていくのかもしれませんね。 (2006.03.18 09:11:02)
フィンランドシリーズ興味深く読ませていただきています。
かって日本でもやられていた・・・。 なのに何故?? でも、心ある先生方はいいらっしゃるんですね。 でも、国の政策としてやって欲しいですね!! (2006.03.18 10:17:16)
みえこ55さん
>おととい長女の小学校の卒業式でした, >花道に長女のパートナーだった1年生の子が見送りに来てくれていました。 >校門を出る手前のところにおいかけてきてずっと泣いて長女の手を離さないのです。 >先生方の満足そうな見送る顔や同級生の希望に満ち溢れた笑顔, >教育って素晴らしいですね。 >教科書以外のこともたくさん学べました。 >もちきれない宝物をもらって校門を出ました。 >心から湧き上がるお互いへの感情が表現読みではありませんが, >生きた言葉へつながっていくのかもしれませんね。 * そうなのですね。これなしには、表現よみも薄っぺらになってしまうのですよね。 ----- (2006.03.18 11:32:44)
ほしのねこさん
>おはようございます。 >引用していただいて、 >とても、うれしいです。 * そういっていただけると、とてもあり難いです。 又、貴重なTB、有難う御座います。 > >私もトラックバックさせていただきます。(^_^) ----- (2006.03.18 11:33:56)
カズ姫1さん
>フィンランドシリーズ興味深く読ませていただきています。 * 是非、ご批判ください。 >かって日本でもやられていた・・・。 >なのに何故?? * それは、上の政策が、そのようになったからですね。 >でも、心ある先生方はいいらっしゃるんですね。 >でも、国の政策としてやって欲しいですね!! ----- *すですね。 国の政策としてやらないと、日本は、ドンドン遅れてしまいますね (2006.03.18 11:36:36)
周りがどんなに詰め込みを推奨しても、それが子どものためにならない、と思ったときに、どんな逆風にも負ケズにやっていきたいと思ってます。しかし、始め慌てなければ慌てないほど、後、ニコニコしながらブンブンと進んでいくんだから、面白いですよね。
(2006.03.18 11:52:10)
tea*roseさん
>周りがどんなに詰め込みを推奨しても、それが子どものためにならない、と思ったときに、どんな逆風にも負ケズにやっていきたいと思ってます。 : これが、今、教師に求められていますね。 本当の先生かどうか、それが、求められていますね。 < しかし、始め慌てなければ慌てないほど、後、ニコニコしながらブンブンと進んでいくんだから、面白いですよね。 * これは、tea*roseさんのゆるぎない指導の実践から言える事なのですね。 ありがとう御座います。 ----- (2006.03.18 12:39:31)
国立大医学部外国人枠を外語は韓国語で受験し有利に合格した。
(2006.03.18 14:16:50)
すごいすごい!
ここに、「徹底反復練習」「暗記中心学習」の結果が出てるんですね! やはり保護者はどうしても「結果」を求めますから、 「結果もこんなものですよ」 と示すことができれば強いです。 自信を持って「考える学習」をすすめていきますね。 (2006.03.18 14:46:55)
かなにゃん3728さん
>すごいすごい! >ここに、「徹底反復練習」「暗記中心学習」の結果が出てるんですね! * それを中心にした教育は、人間の為にならないことが、分からないから、こうして、はやっているのですね。 > >やはり保護者はどうしても「結果」を求めますから、 >「結果もこんなものですよ」 >と示すことができれば強いです。 * 人間の頭は、詰め込みだけでは、入らないしので、力は、着かないのですよね。 > >自信を持って「考える学習」をすすめていきますね。 ----- (2006.03.18 16:00:58) |