説明文を書くと説明文の読解力が向上します。
それだけでなく、話す・聞くの力も着きます。
その事について、記します。
説明文を書く指導は、仲間の実践では、2年生からのがあります。
本日は、僕が、4年生で指導をしたのを報告いたします。
その報告の前に、この説明文を書く指導を何故、
強調すのか、そのことについて触れますね。
今までは、説明文の学習、これは、
読むこれが、中心でした。
そうではなく、書くも指導した方が、
いいことを気づいてきました。
夏休み、ご家庭では、課題として、取り組んだらいかがでしょうか。
はい、何故、強調をするのかですね。
それは、今まで、説明文の指導は、
読み(理解・読解)が、中心でしたと書きましたが、
書くことによって、この読み・理解・読解も豊かになるからです。
(もちろん、書く力も着きますよね。)
それは、どうしてかです。
例えば、料理。
これは、作ってみると、誰かが作ったお料理を食べる時に、
深く味わいながら食べられますね。
この材料は?
調味料は?
盛り付けは?など。
ピアノ。
これも、ある程度、習っていると、人のピアノを聞いた時、
そのピアノの音は?
リズムは?
ペダルの使いかたは?
など。
僕は、水泳の選手をしたことが無いので、
100M,50秒と51秒の差が、分からないのです。
どのくらいその差に違いがあるのか。
ところが、陸上競技の100M、11秒と12秒の差は、
実感できます。
これは、やったことがあるからですね。
でも、人間、全てを体験、出来ないわけです。
ですから、想像力を養う事が必要な訳ですね。
でも、この説明文、これからの人生で、常に出てくるものですから、
想像力だけではなく、
実体験しておくといいのではないでしょうか。
さて、4年生に指導した報告ですね。
・・・・・・・ご報告・・・・・・・・・・・・・
1 説明文的文章を理解させる(説明文のカギの学習・1時間)
2 題・副題・書く理由を考え合う(2時間)
3 副題についての事実を書く(1時間)
4 副題に事実を分類する。(1時間)
5 副題の事実について、さらに、詳しい事実を書く(1時間)
6 書く順序を決めさせる
7 記述させる(2時間。書ききれないときは、家庭学習で)
8 自己批正(家庭学習)
9 共同助言(2時間)
10 清書(1時間。残りは、家庭で)
11 発表(給食時間等を使う)
という、指導過程を取りました。
この過程を通って、
子どもたちは、説明文(理論文)を、自分も書けるという
感じを持ち、
誰か、自分等とは別の人間が、
書くものという感覚を取り払ったようでした。
本日は、ここまでです。
次は、その1時間にどのような指導をしたのか、
概略を書きますね。
なお、この実践は、下記で詳しく報告しています。
『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年
(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)
波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。
残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。
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