日本の教育は、これでよいのかな

2006/07/29(土)20:26

説明文(理論文)を書くには、データーがキメテ(7)

・・・説明文を書く(17)

説明文は、データが決めて。 本日は、この事です。 説明文を書く指導、これで、7回目ですね。 ずいぶん、時間をかけると思いませんか。 でも、大切な事ですから、丁寧にした方が、いいですよね。 荒っぽい、いい加減な指導をやっていたら、何回やっても身に付きませんからね。 それに、このことは、復習ですが、 説明的な話をする時 説明文を読む時、 説明的な話を聞く時 にも、応用できるのでしたからね。 子どもに勉強を教えていて、分かってもらえなかったらイライラする。 そして、これは、子どもの能力が無いのではないかと、子どもの責任んする。 これでは、指導者の資格はありませんね。 説得力が、無い事を反省するべきなのですね。 さて、実際の指導について、ご報告いたします。 下の短冊をご覧下さい。 ピンクは題を書く短冊です。 この題は、子どもたちが、一日の中で、 一番、心を動かした事をニュースとして、 1ヶ月ほど毎日、続けて、 書かせて置いて、その中から選ばせました。 子どもにとっては、自分の重大ニュースとなる訳ですね。 宮崎君は、『予定表』という題にしています。 黄色は、副題を書く短冊です。 宮崎君は、『ためになったこと』 と、記しています。 緑色は、この題と副題で説明文を書く理由を書く短冊です。 宮崎君は、それを『全国の4年生に知ってもらって、実行をしてもらいたい』 と、書いています。 さて、次の表の説明です。 この時、40人ほどのクラスだったと思います。 義務教育ですから、このような学習が全員、できる必要がありますね。 その為に、全員の今までの学習がどのように、 進んでいるか、一目で分かるようにしておいた方がよいと思って、 このような表をつくりました。 これは、教師はもちろん、クラスの仲間からも、一目で、分かりますね。 友だちのこれを読むことは、 その事が、又、学習になるのですね。 1は、氏名。 2は、題。 3は、副題。 4は、書く理由。 を、貼る欄です。 これは、前の短冊を貼るわけですね。 以上が、全員できたところで、次の表の作成に入りました。 この副題の事実を書くことを、どうして考えたかというと、 「為になったと言っても、それだけでは、 読んだ人・聞いてる人には、分からないので、 それをどうすればいいか」 と、子どもに問いかけました。 すると、加藤君は、 「『為になった事を書けばいい」と発表しました。 4年生でも、このことは、さっと、分かりましたね。 これは、事実のことですよね。 子どもって、鋭いと思いました。 これには、全員賛成しました。 この加藤君は、この発表で、 友だちから、その力を認められ、 はにかんでいました。 そこで、これを、副題の事実ということにして、それを書きました。 それを書いたものが、上の表です。 この、宮崎君は、日本で、ちょうどサッカーが、 はやり出した頃の子で、サッカーに夢中でした。 授業が始まっても、埃だらけの顔に、汗を流しています。 忘れ物が多く、宿題など良く、忘れました。 この子たちに、予定を立てて、生活すればいい というヒントを僕が出すと、その予定表を作成して、 生活を始めました。 それから、サッカーが楽しめ,忘れ物もなくなり、 勉強もよくするようになりました。 その事を説明文で書いたのです。 上記は、その説明文の構成ですね。 本日は、ここまででです。 お付き合い下さって有難う御座います。 続きます。 多くの方にお読みいただきたいので、ブログランキングに参加しています。 よろしかったら、下の2つのマークのクリックをお願いします。 1日1クリック、有効です。 高位になりますと、アクセスが増えるんですね。 人気blogランキングへ なお、この指導の報告も、下記の本で詳しく乗っています。 『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年 (読売教育賞賞外優秀賞 受賞) 波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。   残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。

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