日本の教育は、これでよいのかな

2010/07/11(日)10:35

米沢地区国民研究集会報告

・・・フィンランドの教育(11)

テーマは「すすめよう、希望を育み、人間を大切にする地域・学校づくりを」 でした。 このようなテーマで会が持てるということは、すばらしいことですね。 午前の講演は、 『フィンランドの教育と日本の教育基本法』の題で、 中嶋 博さん(早稲田大学名誉教授・フィンラド科学アカデミー外国会員)のお話でした。 フィンランドの教育もひどかった時期があり、 女性が立ち上がったことが、改善の大きな力になったと言う話が、 印象深く残っています。 とにかく、国民が立ち上がらなければ、改善はされないのですね。 話の表現よみ(朗読)に持ってきて、考えたいと思います。 中嶋さんの話に、 「大阪で論語や教育勅語を読ませている幼稚園がある」 というのがありました。 午後の表現よみの分科会では、 「読解をしないで、『音読発表会をしよう』という教科書になっているが、 今度の教科書はおかしい」と言う意見が、 小学校の先生から出ました。 この幼稚園と教科書のこと、 両者に共通しているのは、 声に出して読めばいいという考えの下に行われ, 作られていると言う事ではないでしょうか。 意味が分からなくても、読めば分かるようになる、 だから、努力が大切と言う考えですね。 この考え、少し、考えてみた方がいいようです。 確かに、意味が分からなくても、 声に出してみると分かる場合があります。 声に出す効果は、あるのですね。 話し言葉の方が、書き言葉より分かりやすいからですね。 (このことは、以前、このブログで 詳しく書きました。) でも、それが、論語だったり、 教科書の教材だったりの場合は、 その事は、当てはまらないと思います。 難しいコトバがあり過ぎるからです。 教科書の場合は、読解の時間を必要とする事を前提に 教材がえらばれているからです。 このようなことが、まだまだ、日本中に広がっている。 子どもがそれを読んで、どのような気持ちになっているか。 何を得ているかなど、 実態をつかんで、話合っていく事が必要ですよね。 この事が、日本の教育を良くしていく大きな力になるのですね。 下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。 一日、1クリック、有効です。 もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ * 僕らの研究会のまとめは、下記の本に出ています。 *8月中に、1年生が出ます。

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