日本の教育は、これでよいのかな

2006/09/21(木)07:03

絵物語・話をさせるための工夫(1)

聞く・話す(17)

話させる事が、指導の手がかりですから、 「だまって、聞きなさい』とは、 授業の中では、普通、僕らの研究会では、言わないというのが、 研究の到達点になっています。 (初めて持ってクラスで、 教室が、荒れていて、教師の話を聞かない異常な状況では、 言う場合もありますよ。) この事を土台にして、 どのようにして、話をさせるか、その工夫をしています。 そのような工夫をして指導をした結果、 実践報告として、 まとめた『表現よみ』の本ができているのです。 6年生の『川とノリオ』の実践は、 これが、小学生かと言われるほどの、読みをしていますよ。 さて、話をさせる課題。 これは、『絵物語』の指導から、入っています。 いきなり、文章からではないのですね。 この事を1年生の『表現よみ』・田村操さんの報告で、 見てみます。 絵(掛け図)を見て、子どもに発表をさせます。 その時、 どんな登場人物がいるか。 何処にいるか 何をしているか どんなようすか 何か言っているかな 周りの様子はどんなかな など、 たくさんのことを絵から感じ、発見し、発表できるようにしたというのです。 この事を通して、 絵という『媒体』を基にして、 クラスのみんなが 感じていること・分かったことを コトバで確認していく事が、 学校で(言語)学習をしていく 第一歩だと位置づけています。 この発表の中で、友だちの発表から 、自分が気づかなかった事にも眼を開く事になる とも位置づけています。 話をさせる、そのための第一歩の指導として、 掛け図を使った指導について触れました。 なお、このような初歩の指導も概念の指導の入口であるから、 大切にしたいと田村操さんは、書いています。 話すことは、本当に大切ですから、 このようにして、話をさる工夫をしているのですね。 非行生徒の指導なども、まず、話を聞いてやる、 そこから、出発してしていますね。 この事は、話を聞いてやれば、 非行行動をしなかったとも言えるのですね。 教育では、相手は、人間です。 話せば、すべて、分かり合えるのですね。 そこから、発達が見られるのですね。 次は、「文章を基にして話させる」に入ります。 これは、次回に致します。 本日のブログの内容を応援してくださる方は、 下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。 それが、ランキングに反映します。 ランキングが上がると、アクセスが、増加します。 多くの方に読んで戴きたい気持ちは、皆様と同じです。 一日、1クリック、有効です。 もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ * 僕らの研究会のまとめは、下記の本に出ています。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 下記の本も、僕等の研究会が、まとめたもので、漢字教育のあるべき理論と実践を載せています。総合的なものです。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。    * 4年生も,既刊です。1年がもうすぐ、出ます。

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