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カテゴリ:聞く・話す
「反対意見を言われると、泣き出す子がいるのです。」と、
1年生で、話し合い指導を導入した吉原さんが、報告しました。 (本日は、4月27日の続きです。) このことは、最近の子どもの新しい特徴かもしれませんね。 それでも、話し合いの指導は、取り入れなくてはならない重要な 教育なのですね。 文科省もこの事を気づいたかその重要性は、最近、言うようになって います。 この話し合い教育大切さを身にしみて感じて、 僕等の研究会では、 『話し合い教育研究会』を30数年前に発足させ、月例会をし、 夏の合宿研究会もしてきました。 そのまとめとして、『話し・聞き・話し合い教育』(明治図書・絶版・1982)を 出版しました。 ぼくも、少しですが、執筆しています。 この話合い教育が何故、必要かですが、 子どもの認識は、十分なものと不十分なものとが、あります。 指導をしていて、それは、必ず、出てくるものです。 当然のことですよね。 その不十分な事をそのままにして置いたら 教育とはいえませんよね。 ですから、 その不十分な認識をどう克服させるか、 これが、教育になります。 その時に必要なのが、話し合いです。 (このことは、夫婦の場合・お隣さんとの場合・・・・・ でも、必要ですね。) これを吉原さんは、1年生から指導したわけです。 その指導の報告がされて、参加者は、びっくりするやら、 学ぶやらでした。 それほど、この指導をどうしたら良いか、 その大切さの認識はあるが、 具体的にどうするか、研究がされてないということなのでしょうか。 吉原さんの指導では、まず、 の中の ・・・と同じですが ・・・とにていますが を、どんどん出させるようにしたとのことです。 この配慮が、ポイントに1つですね。 子ども達は、見ていると、口を開けば 否定的な事を言います。 それは、自分のことでも、相手の事でもですね。 遊びの中でもそうです。 日本中でこの否定的にものを見て・言う風潮が、横行している影響でしょうね。 ですから、うっかりしていると、 人の発言などを否定的に見て、 する発言が多くなるのですね。 この ・・・と同じですが ・・・とにていますが を、入学式から意識して、4月・5月・6月・7月と 徹底的に指導してきたそうです。 その中で、子どもたちは、クラスの友だちの発言から 肯定されるという実感を持っていったというのです。 ここに、クラスの子供達の心の通い合い生まれ始めたのでしょうね。 その心の通い合いがこのクラスにあるという中で ・・・に対してを導入したというのです。 本当に細かい配慮をしていますね。 ・・・に対して の指導まで、本日は、書けませんでした。 次回に書かせていただきますね。 最近の教育を見ていると、子どもたちが、 何時か、戦場に引っ張られるのかという不安が、 湧いてきます。 憲法9条を変えてはいけないと思います。 本日のブログの内容を応援してくださる方は、 下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。 それがランキングに反映します。 ランキングが上がると、アクセスが、増加します。 一日、1クリック、有効です。 もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ
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先日、テレビで「個性尊重」と言うことに対して
「もって生まれた悪い個性を放任すれば、その子は 悪い人間になるのだから、親や学校が矯めなおさなければならない」と言うことを聞きました。 姫も気に入らないと物を放り投げるし、グチャグチャに散らかします。こういうことをする子は初めてですので戸惑っています。 性格的なものを感じますので、早くから直さなければと言う思いに迫られていますが。 (2007.04.30 17:29:14)
否定では人の心も情も育たないのですね。
(2007.04.30 20:34:22)
異を唱える話し合いを深めるのは
もう一段階上のコミュニケーション力がいる気がしますね。 それは共感しあうことを通らないとできないコミュニケーションだという気がしてます。 (2007.04.30 21:13:35)
「集団」が「群れ」から脱却して形になる時、意思の疎通が必要になるのだと思います。
そのときに共通の言葉がどれだけあるか、その質がどうかが集団の豊かさを決定するのではないかなと思います。 話形はそのとっかかりにとても有効だと思います。 そして、その話形を越えて意思を伝え出すと、とてもいいなと思います。 まずは声を集めて共感、共鳴し合って、自分が集団に安心して所属して認めてもらえる環境作りなのだと思います。 今回はいい話形をいただきました。 ありがとうございます。 (2007.04.30 23:25:32)
「~と同じですが」「~に似ていますが」を学習することは、クラスの子の意見を積極的に聞いて理解した上で、自分の意見を客観的に言えるようになるためには、とても役立つだろうと思います。
上手な話し合いをできるように学ぶことは、いいクラス作りをする一つの要なんだなぁと思いました。 (2007.04.30 23:33:16)
話し合いで学ぶ事は得る事が多いですね。
(2007.05.01 05:22:39)
逆立ち天子さん
>先日、テレビで「個性尊重」と言うことに対して >「もって生まれた悪い個性を放任すれば、その子は >悪い人間になるのだから、親や学校が矯めなおさなければならない」と言うことを聞きました。 * 持って、生まれて悪い個性というのがあるのでしょうか? >姫も気に入らないと物を放り投げるし、 グチャグチャに散らかします。こういうことをする子は初めてですので戸惑っています。 * 気になりますよね。 >性格的なものを感じますので、 早くから直さなければと言う思いに迫られていますが。 * 性格的なものかどうか、 そこが、大切ですね。 力のある方に言動を見ていただいたらどうでしょうか。 ----- (2007.05.01 09:36:04)
森の声さん
>>それでも、話し合いの指導は、取り入れなくてはならない重要な教育なのですね。 > >だからこそでしょうね。 ----- * すみません。 だからこそですね。 有難う御座います。 (2007.05.01 09:38:00)
tea*roseさん
>否定では人の心も情も育たないのですね。 ----- * 力量のあるピアニストが、長年、ピアノの指導で、子どもの教育指導をしてきた中から出た尊いお話ですね。 ありがとう御座います。 学ばせていただきます。 (2007.05.01 09:41:09)
*namiママ*さん
>異を唱える話し合いを深めるのは >もう一段階上のコミュニケーション力がいる気がしますね。 * その通りですね。 さすが、お見通しですね。 >それは共感しあうことを通らないとできないコミュニケーションだという気がしてます。 * まったくその通りですね。 最初から受け入れない・押しつぶしてやろう という関係の中では、話し合いというものは、 成立しないのですね。 話し相手、認識を深めることですからね。 ----- (2007.05.01 09:44:13)
yo-mbvさん
>「集団」が「群れ」から脱却して形になる時、意思の疎通が必要になるのだと思います。 * そうですね。 >そのときに共通の言葉がどれだけあるか、その質がどうかが集団の豊かさを決定するのではないかなと思います。 * そうですね。 コトバ・質が集団の豊かさですね。 >話形はそのとっかかりにとても有効だと思います。 * そう、この話型、 吉原さんが、定年まで、やって生まれたものですね。 視点を変えれば、子どもから教えていただいたものなのですね。 >そして、その話形を越えて意思を伝え出すと、とてもいいなと思います。 >まずは声を集めて共感、共鳴し合って、自分が集団に安心して所属して認めてもらえる環境作りなのだと思います。 * そうなのですよね。 このブログだって、同じですね。 > >今回はいい話形をいただきました。 >ありがとうございます。 * 先生の実践にご報告を期待しています。 ----- (2007.05.01 09:49:08)
ふぃりぱ44さん
>「~と同じですが」「~に似ていますが」を学習することは、 クラスの子の意見を積極的に聞いて理解した上で、自分の意見を客観的に言えるようになるためには、とても役立つだろうと思います。 * そうなのですよ。 > >上手な話し合いをできるように学ぶことは、 いいクラス作りをする一つの要なんだなぁと思いました。 * そうですね。 いいクラス作りの相互関係にあるのですね。 ----- (2007.05.01 09:50:41)
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