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カテゴリ:言語分析(文学言語理論言語日常言語)
作家が、数人同宿して、同じ部屋で、仲間の作家の
悪口を言っていたそうです。 その隣の部屋には、その作家達の師匠であるA作家がいて、 その悪口が、耳に入ってきたのです。 その師匠は、それを聞いて、隣の部屋に入って行き、 「悪い所ばかり、言っているが、それだけでは、 一面しか、みてないのではないか。」と、たしなめたそうです。 これは、たしなめられた作家が、 師であるAについての回想記で、書いたものをもとにしての 概略です。 このようなこと、僕にもよくあります。 こうなると、思考停止になり、自分の発展がなくなりますね。 うちの夫は、ダメ、などというのは、 この部類に入るでしょうね。 でも、人間、ぐちをこぼして元気になることもありますから、 時には、それも必要でしょう。 しかし、そこに、はまり込まないで、 抜け出すことだけは、しないとダメになってしまいますね。 では、このようなことは、どうして起こるのでしょうか。 その事を考えて見たいと思っています。 ご一緒にお考えになっていただけますと、うれしいです。 こんな話があります。 母「うちの子は、野菜が、嫌いなのですよ。」 先生「でも、学校では、人参、食べていますし、トマトが出ると 残ったものを、欲しいと言って来るのですよ。」 母「ソウでしたね。人参、トマトは、好きでしたよ。前から・・・。」 先生「じゃあ、野菜が嫌いとは、言えないのではないでしょうか? 母 「そうですね・・・・・・・・・。」 これは、野菜(上位語)と 人参・トマト・・・(下位語) の区別の意識が曖昧の為に、起こっているのですよね。 このようなことをしますと、思考停止して、発展がなくなりますね。 ですから、上位語と下位語の関係を、意識して、使い、生きていく習慣を 付けたいですね。 その為にも、国語科で、学年の応じたこの教育をしていきたいですね。 そのための学習問題をいくつか、下記に出してみますね。 このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。 本日、教育ブログランキング・3位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[言語分析(文学言語理論言語日常言語)] カテゴリの最新記事
上位語ですか、寡聞にしてかつ浅学非才な者の私は
初めて知った様ですが。 これなら、思考停止しないで楽しく学べますね。 この様な学びの方法を日々、考究されてる今日先生にあらためて敬服の念を強く致しました。 (2007.07.30 20:56:31)
野菜という枠(範囲)の中に、人参・トマトがある。
僕の塾でも、言葉の意味範囲、関係を全く理解していない子は、中学生だと、5教科500点満点で、200点足らずで入塾してくる場合が多いです。 イメージしてもらうために、よく絵や図を描いて説明するのですが、初めは、ビックリしてます。 中学生ともなると、頭の中にある言葉の数はかなりあるので、 その言葉に、イメージを付け加えることを習慣化するまでには、少し時間がかかります。 ですが、確実に思考力は向上しているようです。 この記事を読ませていただいて、さらに、そういったことに、力を入れていこうと思いました。 ありがとうございました。 (2007.07.30 21:00:33)
テーマとは少しずれてすみません。実は今日私の地域の水泳大会があり我が小学校は優勝しました。二連覇です。私は日直で会場には行かれませんでしたが、子ども達に「ミラクルカード」を配ったり土日の練習に出たりして体育主任をサポートしました。「優勝おめでとう!ただその陰には大会を運営して下さったスタッフ 支えて下さったお父さん お母さん それから選手からは落ちたけれど一緒に練習してくれた仲間がいたことを忘れないように」と話しました。明日からサッカー指導です。ブラジルに行くのでその期間以外は殆ど出勤 研修 出張です。ブラジル・ポルトガル語も大部覚えました。
(2007.07.30 23:16:17)
上位語、下位語はすっかり忘れてました。下位語を使ったほうが、伝達しやすいですね。改めて勉強になりました。
(2007.07.31 00:20:16)
>これは、野菜(上位語)と
>人参・トマト・・・(下位語) >の区別の意識が曖昧の為に、起こっているのですよね あと、思いこみや先入観もあるのでしょうね。 ワークで“うちの子には長所はありません”と言い切るお母さんがいますが、そんなとき子どもが出来ること、やっていることを丹念に想い出してもらうと、“こんなに長所もあったんですね”という発見につながります。 もしかしたら、子どもが“野菜は嫌いだー”と言ったので上位語、下位語の区別なくそのままお母さんの頭に入ってしまった可能性もありますね。 (2007.07.31 06:36:08)
こちらのブログでよく取り上げられることの多い「反復練習」そのものが、「上位語」的な意味合いを帯びると、それを推進する人たちを全否定することになりかねない、と思うことがあります。
そもそも「反復練習」のようなものは「下位語」的なニュアンスで、正しい場面で正しい背景の中でうまく使われることも可能であり、そうであればとても豊かな使われ方もできる、というゆとりを残して論議を行えたらよいと思います。 (2007.07.31 08:01:06)
逆立ち天子さん
>上位語ですか、寡聞にしてかつ浅学非才な者の私は >初めて知った様ですが。 * 研究会で、このようなことに力を入れて 指導するよう強調してきましたので、 まだ、広がりきれてないのでしょうね。 >これなら、思考停止しないで楽しく学べますね。 >この様な学びの方法を日々、考究されてる今日先生にあらためて敬服の念を強く致しました。 ----- (2007.07.31 08:36:20)
さくら太鼓さん
>野菜という枠(範囲)の中に、人参・トマトがある。 >僕の塾でも、言葉の意味範囲、関係を全く理解していない子は、中学生だと、5教科500点満点で、200点足らずで入塾してくる場合が多いです。 >イメージしてもらうために、よく絵や図を描いて説明するのですが、初めは、ビックリしてます。 >中学生ともなると、頭の中にある言葉の数はかなりあるので、 >その言葉に、イメージを付け加えることを習慣化するまでには、少し時間がかかります。 >ですが、確実に思考力は向上しているようです。 >この記事を読ませていただいて、さらに、そういったことに、力を入れていこうと思いました。 >ありがとうございました。 ----- * 分かりやすい、事例、有難うございました。 引用させていただきました。 (2007.07.31 08:37:16)
phoenix622さん
>テーマとは少しずれてすみません。実は今日私の地域の水泳大会があり我が小学校は優勝しました。二連覇です。私は日直で会場には行かれませんでしたが、子ども達に「ミラクルカード」を配ったり土日の練習に出たりして体育主任をサポートしました。「優勝おめでとう!ただその陰には大会を運営して下さったスタッフ 支えて下さったお父さん お母さん それから選手からは落ちたけれど一緒に練習してくれた仲間がいたことを忘れないように」と話しました。明日からサッカー指導です。ブラジルに行くのでその期間以外は殆ど出勤 研修 出張です。ブラジル・ポルトガル語も大部覚えました。 ----- * 頑張っていますね。 近況有難うございました。 (2007.07.31 08:39:05)
ゆうこ8838さん
>上位語、下位語はすっかり忘れてました。下位語を使ったほうが、伝達しやすいですね。改めて勉強になりました。 ----- * 具体的だから、分かりやすいのですね。 でも、上位語が、必要な時もありますね。 (2007.07.31 08:40:25)
森の声さん
>>これは、野菜(上位語)と >>人参・トマト・・・(下位語) >>の区別の意識が曖昧の為に、起こっているのですよね > >あと、思いこみや先入観もあるのでしょうね。 >ワークで“うちの子には長所はありません”と言い切るお母さんがいますが、そんなとき子どもが出来ること、やっていることを丹念に想い出してもらうと、“こんなに長所もあったんですね”という発見につながります。 > >もしかしたら、子どもが“野菜は嫌いだー”と言ったので上位語、下位語の区別なくそのままお母さんの頭に入ってしまった可能性もありますね。 * 問題は、これですよね。 吟味が、必要でしたね。 ----- (2007.07.31 08:41:27)
tea*roseさん
>こちらのブログでよく取り上げられることの多い「反復練習」そのものが、「上位語」的な意味合いを帯びると、それを推進する人たちを全否定することになりかねない、と思うことがあります。 * そうですね。 そのこと、注意して、使っていきたいですね。 > >そもそも「反復練習」のようなものは「下位語」的なニュアンスで、正しい場面で正しい背景の中でうまく使われることも可能であり、 そうであればとても豊かな使われ方もできる、というゆとりを残して論議を行えたらよいと思います。 ----- * このブログでも、その事を意識して、 誤解が内容に書いてきました。 それでも、コメントのような配慮は、 尚、一層、必要ですね。 (2007.07.31 08:47:09) |