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カテゴリ:算数・数学・理科
「ニシチジュウロク」これ、なんだと思いますか。
中学1年生が2×7を、そのように答えたのです。 また、こんな事があるそうです。 中学1年生で、抜き打ちカタカナテストをしたところ、 ちゃんと書けた子は、3分の2いたかどうか、という実情。 (007・9月、東京民研の機関誌『子どもと生きる』より) (カタカナは、漢字が積み木であるその要素ですよね。 このことは、数度、ここで、書いてきました。) これでは、漢字が、書けない子がたくさん出ることは、 推察できますね。 どうして、このようになっているのでしょうか。 それは、子どもに責任がある訳ではないですね。 ちゃんと、指導されてないからですね。 新幹線授業と言われて久しいですね。 今では、ヒカリ授業とか言われているようです。 とにかく、丁寧な授業が、必要なのですね。 昨日、1当り量(これは概念の指導でしたね)について、 書きました。 これは、わかりやすいというコメントを、たくさん戴きました。 うれしいです。 そうなのですね。 このように分かる授業をすることなのですね。 その時、その学習内容が、問われるのですね。 漢字書きなどの機械的なドリルに中心を置くのは、考え物ですね。 繰り返しますが、ドリルは、必要です。 でも、機械的なドリル、それを「中心にする」は考え物だといっているのです。 ところでじっくりやっていたのでは、できる子の能力が 伸びないないという事を聞きますが、 このことは、どう考えたらよいでしょうか。 はたして、そうなのでしょうか。 今、受験競争が、盛んですね。 知っている子で、中学から1県をまたいだある県から、 東京の私立に通って、 東大に現役で合格した子がいます。 家から初めの駅まで20キロ。 ここは、親が往復車で送り迎え。(車で40分ほど) そこから、東京の駅まで約1時間。 そこで乗り換え、学校の近くの駅まで、10分の乗車。 後、学校まで、徒歩10分。 この子は、確かに、受験内容をこなしきっていたのでしょうね。 でも、これだけの時間を通学にかけていたら、 友だち・家族との遊びなどの交流は、どうなるのでしょうか。 しかも、6年間です。 (その中学に合格する為に小学校からの 準備もあったでしょうね。) その遊び・交流の中で、人間が、育つと思うのですが。 このようなことを見るにつけ、受験制度の改善が 必要だと、常々、思うのです。 来年、3月学習指導要領の改定案が出る予定です。 これは、丁寧な授業ができるような案であってほしいです。 そして、それを、実現するには、 子どもが人間的にも成長できるような まず、第1に、受験制度の改善が緊急に必要ではないでしょうか。 下記は、何度もご紹介しましたが、 このような教育論(?)が、まだまだ、かなりの影響力を 発揮している事も見ておきたいですね。 述べた方は、政府の役人ですからね。 ・・・・・・・・・・・ 『戦後はできないやつのために手間と暇をかけすぎた。 落ちこぼれにかけすぎた手間を これからは有能なエリート候補に振り向ける。 彼らが日本を引っ張ってくれる。 無才、非才にはただ実直な精神だけを養ってもらえばいいんだ』 『エリート教育がゆとり教育の目的。それを言うと抵抗が大きいので、 ゆとり教育とまわりくどく言っただけだ』(三浦 朱門氏 2006.12.17 23:01:51) ・・・・・・・・・・・・・ このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。 小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。
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