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カテゴリ:読解力
書き出しをさせると、
深い読解を子どもはします。 これは、読解力が、身に着くからですね。 その実践を先ず、ご覧下さい。 五年生・『大造じいさんとガン』の中のその六の書き出しです。 (この場面の全体は、昨日のブログ一文の読解・詳細な読解 に出ています。) 全ての子どもに、教師が作成した書き出しノートを持たせます。 * これは、B4のわら半紙に教科書のコピーをし、印刷したものです。 一文・一文を読んで、そこで、読み取った事を、 このように書き出しをさせます。 このように書き出しは、自分が読み取った事を、 書くわけですから、文章を真剣に読まざるをえないことになります。 真剣に読まないと書き出しはできませんから、当然ですね。 そして、そには、 書く前に考え、 書きながら考え、 書いてから考えが伴いますね。 とにかく、考え・考え・考えがつきまとっていますね。 この後、書き出しを基に、発表し合います。 これも、重要です。 この発表は、子供を緊張させます。 自分の考えを発表するのですから、友達からどう評価されるか、 それが、気になりますから。 おかしな発表をして、否定されたら、変です。 ですから、真剣に文を読み、書き出しをするのですね。 これで、読解力が、着くのですね。 * 書き出しをしないでの発表は、書き出しをしての発表に比べて、 その内容が浅いと言っても良いでしょうね。 それは、文章と対決が、先ず、浅いですからね。 それに、友だちの発表を聞いて、 それに触発されての発表・同調的な発表などがあるからでしょうね。 ただ、この書き出しを、持ち込むときに配慮したいのは、 いきなり、書き出しは、させれないということですね。 初めは、子どもの読解力は、あまりありませんね。 その為に、書き出しなしの発表のし合いの授業をして、 読解力が、着けからからということになりますね。 1作品は、書き出しナシでやってみた方がいいでしょうね。 補足ですが、この書き出しの様子を見ますと、そのクラスの子どもの 国語力が、見えますね。 まず、文字力ですね。 それが、この書き出しの中で、丸見えです。 中には、書く文字を満足に身につけてない子もいますね。 それから、その文・文章から、どれだけ 考えれるか、その力が、見えてきますね。 子どもにとっては、このような授業は、緊張があり、 自分の成長があり、わくわくして授業に向う事になります。 ですから、休み時間になっても、もっと、続けようという 声が、出てきます。 上のような指導をしてきて、最後に 下のような感想文を書いて、まとめました。 (光ってしまって、良く見えないところがあります。すみません。) このブログの応援クリックは、下のマークです。 1日1回、有効です。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。
下記の本は、研究会がまとめたものです。 上記の内容が、子どもとの実践で、詳しく書かれています。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。。
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国語力ってただ、日本に生まれて育てば養われるものだと思っていましたが、ちゃんと理があるんですねぇ。
言葉の力が豊かになる事は精神が豊かになる事とつながっていると思うので、このような丁寧な国語教育を誰もが受けられる学校になってほしいです。 (2007.10.08 10:40:30)
言葉から読み取る力、大事にしていきたいですね。
(2007.10.08 14:17:49)
こんにちは。
国語の時間が足りないぐらいの勉強方法です。国の言葉だから一番大事でもっと力を注いでもいいはずが、隅っこに追いやられる。言葉を学ぶだけではなく心の発達にも影響を与えますね。 (2007.10.08 14:50:17)
深い意味での「学ぶ楽しさ」それは、手軽な愉快さとは違うものでしょうね。
子ども達の食いつきを良くすることばかりにとらわれる奥行きのない教育でなく、このような真実の喜びを得られる授業が増えることを祈っています。 (2007.10.08 18:33:11)
これだけ丁寧に授業を進めていたら、お子さんたちもかなり力がつくでしょうね。
(2007.10.08 20:14:49)
前に「大造じいさんとガン」の授業研究をしたことがあります。残雪の絵を資料として書きました。今 6年担任です。修学旅行の書類作成を午前中してきました。とにかく平日の勤務時間内にできないのです。「やまなし」があるのでまた新たな実践を試したいです。 私は性格は星 飛雄馬 生き方は矢吹丈です。ブラジルの話についての講演会が二つ予定されています。とにかく一週間に7人の外国人と話しています。昨日はアイルランド人 今日はニュージーランド人と話しました。英語活動の担当もしていますから。修学旅行はまた外国人観光客と出合うチャンスです。私は英語で考えている時 フランス語で考えている時 ブラジルポルトガル語で考えている時を作っています。言葉を覚えるのに年齢は関係ありません。 スペイン語 中国語 ロシア語もその戦法でやってみます。ある程度効果が証明できたら執筆するつもりです。
(2007.10.08 22:44:49)
どうして大造じいさんは残雪を逃がしたのか。
このときのこの子はわからなかったのかもしれませんね。 でも、ここまで読んでおくと、人生を経てあるときわかる(自分なりに理解する)ようになるのでしょうね。 (2007.10.09 04:55:37)
森の声さん
>一文・一文を読んで、そこで、読み取った事を、このように書き出しをさせます。 > >*これは大切な作業ですね。 >確認ができますね。 * ありがとう御座います。 ----- (2007.10.09 09:34:07)
かわたれさん
>国語力ってただ、日本に生まれて育てば養われるものだと思っていましたが、ちゃんと理があるんですねぇ。 * 正直にお書き下さって、ありがとう御座います。 何時か、このことで、書かせていただきます。 >言葉の力が豊かになる事は精神が豊かになる事とつながっていると思うので、このような丁寧な国語教育を誰もが受けられる学校になってほしいです。 ----- (2007.10.09 09:35:15)
gengen5069さん
>こんにちは。 >国語の時間が足りないぐらいの勉強方法です。 国の言葉だから一番大事でもっと力を注いでもいいはずが、隅っこに追いやられる。 言葉を学ぶだけではなく心の発達にも影響を与えますね。 * ソウですね。 心もですね。 ----- (2007.10.09 09:36:20)
tea*roseさん
>深い意味での「学ぶ楽しさ」それは、手軽な愉快さとは違うものでしょうね。 * ソウなのですね。 これが、学びの面白さなのですね。 > >子ども達の食いつきを良くすることばかりにとらわれる奥行きのない教育でなく、このような真実の喜びを得られる授業が増えることを祈っています。 ----- (2007.10.09 09:37:20)
Ronaldoさん
>前に「大造じいさんとガン」の授業研究をしたことがあります。残雪の絵を資料として書きました。今 6年担任です。修学旅行の書類作成を午前中してきました。とにかく平日の勤務時間内にできないのです。「やまなし」があるのでまた新たな実践を試したいです。 * その結果の話を、又、してくださいね。 > 私は性格は星 飛雄馬 生き方は矢吹丈です。ブラジルの話についての講演会が二つ予定されています。 とにかく一週間に7人の外国人と話しています。 昨日はアイルランド人 今日はニュージーランド人と話しました。 英語活動の担当もしていますから。 修学旅行はまた外国人観光客と出合うチャンスです。 私は英語で考えている時 フランス語で考えている時 ブラジルポルトガル語で考えている時を作っています。言葉を覚えるのに年齢は関係ありません。 スペイン語 中国語 ロシア語もその戦法でやってみます。ある程度効果が証明できたら執筆するつもりです。 * ぜひ、読ませてください。 ----- (2007.10.09 09:39:40)
かなにゃん3728さん
>どうして大造じいさんは残雪を逃がしたのか。 >このときのこの子はわからなかったのかもしれませんね。 >でも、ここまで読んでおくと、人生を経てあるときわかる(自分なりに理解する)ようになるのでしょうね。 * ソウですね。 あとで、もっと、深く、分かるようになるのですね。 問題意識が、つづきますからね。 ----- (2007.10.09 09:41:26) |