日本の教育は、これでよいのかな

2008/01/14(月)21:57

話コトバと書きコトバの違いに着目して・誰でも書ける作文教育(3)

誰もが書ける作文教育(文ちゃん人形)(77)

文章が気楽に綴れること、 これも、主権者を育てる道ではないでしょうか。 3年生を受け持った時のことです。初めての作文を書いてもらいました。 題は、『3年生になって』でした。 40人ほどのクラスでしたが、 主語と述語の対応ができてない文を書いた子が数人いました。 それは、 「きのう、いえに、かえって、おかあさんにはなしたことは、 『ぼくのともだちの6年生のKくんという人の先生になってよかった』とおもいます。」というような文でした。 この主述のはっきりしない文は、どうして生まれるのでしょうか。 それは、主述の対応の指導が十分されてこなかったからなのですね。 * 今の国語教育では、この主語・述語の指導が、まだまだ、弱いのです。 児童言語研究会では、活用・品詞の暗記など中心の文法ではなく、 この事を含めた文法指導の大切さを50年も前から提起してきました。 どうして、そうなっているかと言いますと、一つには、 話し言葉と書き言葉の違いが、認識されてないからなのですね。 話し言葉と、書き言葉の身に付け方は、違いますね。 話し言葉は、それなりに子どもは身に付けます。 ところが、書き言葉は、指導がないと、上記のようになって、しまいますね。 * 良く、「話すように書きなさい」という指示が、見受けられますが、 そのように書いたら、文章になりませんね。 書き言葉は、書き言葉の記述の学習があるのですね。 それを小学校の1年生で、指導しておくと、 文章書きは、楽にできるようになります。 それは、一文をちゃんと書けるようにすることですね。 と言う事は、主語・述語意識を持って、かけるようにするということですね。 その為に、文で話すの指導を、まず、させます。 この指導には、子供達は、喜んで、のってやります。 ここでは、主語と述語を必ず入れて、話させるのです。 この主語と述語を入れた形で話をさせてから、 それを文に、書かせます。 この過程を通ると、子どもは、いくらでも、文を綴る事が出来るようになります。 つまり、話すから、書くという過程を経た作文教育です。 (これは、G社の教科書に載るようになりました。) 文章は、文・文・文・文・文・・・・・・・できいますから、 一文が綴れるようになりますと、 誰にでも、書けるようになるのですね。 以上のこと、もっと、具体的にお知りになりたい方は、 下記を、ご参照下さい。     2005.09.28 誰もが書けた作文教育 (3)http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200509280000/    http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200509300000/ 2005.09.30 誰もが書けた作文教育 (4)・・・文ちゃん人形の導入       2005.09.30 この授業は面白い!・かなにゃん3728さんから・・・誰もが書けた作文教育 (5) http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200509300001/    このブログの応援クリックは、下のマークです。 1日1回、有効です。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 * このマーク、クリックしますと、ランキング表が出ます。 そこには、ランキングに参加しています様々な教育ブログがあります。 そこの項目を見るだけでも、今の日本の教育の実態の一部をみることができるでしょう。   *** 『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年 (読売教育賞賞外優秀賞 受賞) 波多野完治さんから、 「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。   残念ですが、絶版です。 しかし、アマゾンの古書で売られています。 公立図書館には、あると思います。 出版社は、再刊をすると言っているのですが、 なかなか、動き出していません。 * 下記にも、ありました。(net販売です) 『小学生の作文教育』 小林喜三男・田村利樹編、明治図書、昭58、2冊 渥美書房  7,350円

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