2008/02/14(木)08:17
子どもの声を聞いた漢字指導・小学校・中学校・高校
中学生が、漢字を100字書かされて、不満を言っている。
この問題提起(最下欄に、そのブログをご紹介)から、小・中・高の
漢字指導を考えています。(主に中学を中心としながらですが)
中学生にもなると学習漢字も多くなっているので、
次のような表を提示して、漢字学習を効率的に指導したらどうでしょうか。
これを掲示したり、この表を渡して、今まで学習した漢字をこの表をもとに
分類させるのです。
このような学習は、漢字の機械的な書きではないかですから、
子どもは、挑戦的にやりますね。
その中で、その漢字の意味を類推していきます。
そして、漢字は、積み木であることを実感していくのではないでしょうか。
小学生でも、知識欲がありますから、提示しておいても良いでしょうね。
* この表は、夜間中学副読本『国語 五』見城慶和作成より引用
(氏は、僕らの研究会の前・委員長・『映画・学校のモデルの一人)
でも、このような学習の前に
次のような学習がしてありますと、子どもは、その実感の上に
上記の学習ができますね。
以前のブログ(07・1・12)からの引用です。
中学生には、中学の学習漢字で問題をさせると、
中学生のプライドを傷つけないでしょうね。
・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・
漢字の大部分を占める形声文字、そのまとめです。
形声文字の学習、
本日は、まとめです。
先ず、指示のようにして、形声文字作りをして見ましょう。
先生の指示が、読みにくいので
アップしました。
これは、上のやり方と同じです。
形声文字つくりですね。
これは、形声文字の分解ですね。
このようなブログに対して、
学校でもこのような授業・テストなどをして欲しい
と言うコメントが寄せられました。
そうなのです。
このようにしてやりますと、休み時間になっても、
もっと続けようと、子どもが言い出します。
いじめのことなども、このようにして
楽しい授業をする、
その事が大切であるということにも、
国民の目が行くと良いですね。
実際、この副読本
このブログでお知らせをしています
<『楽しく学ぼう漢字』
『たのしくみにつく漢字』(1~6年)>
を使っている学校もあります。
ですから、学校で決めて使えるわけですね。
実際、教科書には、その厚さから、これを書き込むのは、
無理ですからね。
この副読本、ある教科書会社の国語教科書編集部長さんが
僕らの研究会の実績に賛同して協力してくださって、できたのものです。
さて、形声文字のまとめ、これが大事ですね。
今まで、やってきたことから、子どもたちが気づいた事を発表させます。
これに、約1時間は、かける値打ちがありますね。
この発表が大切なのですね。
すると、子どもたちの中から、
形成文字のまとめ的意見が出てくるのですね。
発表の前にノートに書かせる事、
これが大切ですね。
書くことは、真剣に考えることですから。
教師が、結論を示すのではなく。
「漢字のある部分(ヘン・つくり・かんむりなど)は、同じような意味を持っている事が分かりました。
例えば、胸の月は、体をあらわしているように。」
「漢字のある部分は、音を表していることが分かりました。
例えば、精・清い・晴れ・静・精・・・・・の青のように。」
・・・・・・ ここで、形声文字の「声」が、生きるのですね。・・・
などの意見がでてくると思います。
なお、もっと深く研究したい方は、
下記の本を参照してください。
『子供が変わる漢字の指導』(田村利樹・乗木養一・紺屋冨夫)
(下町人間の家・03-3876-4779)
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下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。
* こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。
1セット5過程に基づいた展開になっています。
1~6年生まで揃っています。
2007年10月10日
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