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カテゴリ:・・取立て指導(1セット5過程の指導)
中学生が、漢字を100字書かされて、不満を言っている。
この問題提起(最下欄に、そのブログをご紹介)から、小・中・高の 漢字指導を考えています。(主に中学を中心としながらですが) 中学生にもなると学習漢字も多くなっているので、 次のような表を提示して、漢字学習を効率的に指導したらどうでしょうか。 これを掲示したり、この表を渡して、今まで学習した漢字をこの表をもとに 分類させるのです。 このような学習は、漢字の機械的な書きではないかですから、 子どもは、挑戦的にやりますね。 その中で、その漢字の意味を類推していきます。 そして、漢字は、積み木であることを実感していくのではないでしょうか。 小学生でも、知識欲がありますから、提示しておいても良いでしょうね。 * この表は、夜間中学副読本『国語 五』見城慶和作成より引用 (氏は、僕らの研究会の前・委員長・『映画・学校のモデルの一人) でも、このような学習の前に 次のような学習がしてありますと、子どもは、その実感の上に 上記の学習ができますね。 以前のブログ(07・1・12)からの引用です。 中学生には、中学の学習漢字で問題をさせると、 中学生のプライドを傷つけないでしょうね。 ・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・ 漢字の大部分を占める形声文字、そのまとめです。 形声文字の学習、 本日は、まとめです。 先ず、指示のようにして、形声文字作りをして見ましょう。 先生の指示が、読みにくいので アップしました。 これは、上のやり方と同じです。 形声文字つくりですね。 これは、形声文字の分解ですね。 このようなブログに対して、 学校でもこのような授業・テストなどをして欲しい と言うコメントが寄せられました。 そうなのです。 このようにしてやりますと、休み時間になっても、 もっと続けようと、子どもが言い出します。 いじめのことなども、このようにして 楽しい授業をする、 その事が大切であるということにも、 国民の目が行くと良いですね。 実際、この副読本 このブログでお知らせをしています <『楽しく学ぼう漢字』 『たのしくみにつく漢字』(1~6年)> を使っている学校もあります。 ですから、学校で決めて使えるわけですね。 実際、教科書には、その厚さから、これを書き込むのは、 無理ですからね。 この副読本、ある教科書会社の国語教科書編集部長さんが 僕らの研究会の実績に賛同して協力してくださって、できたのものです。 さて、形声文字のまとめ、これが大事ですね。 今まで、やってきたことから、子どもたちが気づいた事を発表させます。 これに、約1時間は、かける値打ちがありますね。 この発表が大切なのですね。 すると、子どもたちの中から、 形成文字のまとめ的意見が出てくるのですね。 発表の前にノートに書かせる事、 これが大切ですね。 書くことは、真剣に考えることですから。 教師が、結論を示すのではなく。 「漢字のある部分(ヘン・つくり・かんむりなど)は、同じような意味を持っている事が分かりました。 例えば、胸の月は、体をあらわしているように。」 「漢字のある部分は、音を表していることが分かりました。 例えば、精・清い・晴れ・静・精・・・・・の青のように。」 ・・・・・・ ここで、形声文字の「声」が、生きるのですね。・・・ などの意見がでてくると思います。 なお、もっと深く研究したい方は、 下記の本を参照してください。 『子供が変わる漢字の指導』(田村利樹・乗木養一・紺屋冨夫) (下町人間の家・03-3876-4779) このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。 小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・6位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。 * こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。 1セット5過程に基づいた展開になっています。 1~6年生まで揃っています。
http://blog.livedoor.jp/yoursong2005/archives/51197013.html#comments
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[・・取立て指導(1セット5過程の指導)] カテゴリの最新記事
漢字作りの旅というタイトルからいいですね。
よくテレビのクイズ番組などで、漢字をばらばらにして、どんな漢字か?というクイズなどが出ると、子供たちは必死で考えています。 日ごろ、特に漢字に興味があるわけではない子供たちでも、パズル感覚で漢字を考えたりするのは楽しい様子でした。 (2007.10.16 12:42:24)
こんにちは。
漢字の分解を身の回りの言葉から興味を持たす方法はいいですね、とっつきやすいです。 (2007.10.16 13:25:54)
18歳以上入り口
http://urlbrief.com/6a8771/ (2007.10.16 15:08:01)
ピアノ教室で、漢字を質問してくるかわいい女の子が「草」っていう字を教えてくれ、と言ったので、教えたら、ちょっとしてから「早い」という字と似てる、と言い出しました。
そういう風に「あれと似てる」って考えられる間がとても大切だなぁって思いました。 (2007.10.16 18:54:43)
漢字の勉強を始めたら、その奥の広さに驚かされますね。そして、漢字には意味がありますので、それを考えると忘れた漢字も思い出してくるのですね。
やっていくうちにどんどん楽しくなって、漢字の魅力に引き込まれていきます。 私が漢字を好きなのもその辺りにあるのですね。 わかる様になると楽しくなり、どんどん勉強したくなります。そんな風になるよう教育できたら良いですね。 (2007.10.16 19:55:12)
私もパズル感覚で覚えてきました。 今日は授業参観日でした。子ども達はよく頑張っていました。自分の考えを堂々と話す。その指導が身に着いて来ています。とにかく私のクラスの子ども達はよく自分の考えを堂々と話すことができます。その背景には「私(先生)は正解を求めているのではない。君達がどう考えるか知りたい」と言う姿勢を貫いています。
(2007.10.16 20:37:36)
この様な生徒が主体となって考えると言う授業が正しいのでしょうね。
達成感もありますし、思考力も用いますし、ただ漢字を100回書くなどと言うロボット作業的なものよりはるかに素晴らしいです。 (2007.10.16 21:59:24)
みえこ55さん
>漢字作りの旅というタイトルからいいですね。 >よくテレビのクイズ番組などで、漢字をばらばらにして、どんな漢字か?というクイズなどが出ると、子供たちは必死で考えています。 * 実態のご報告、ありがとうございます。 役に立てますね。 >日ごろ、特に漢字に興味があるわけではない子供たちでも、パズル感覚で漢字を考えたりするのは楽しい様子でした。 * きちょうな実態報告です。感謝。 ----- (2007.10.17 09:54:03)
gengen5069さん
>こんにちは。 >漢字の分解を身の回りの言葉から興味を持たす方法はいいですね、とっつきやすいです。 * コメント、有難う御座います。 役に立てます。 ----- (2007.10.17 09:54:52)
tea*roseさん
>ピアノ教室で、漢字を質問してくるかわいい女の子が「草」っていう字を教えてくれ、と言ったので、教えたら、ちょっとしてから「早い」という字と似てる、と言い出しました。 > >そういう風に「あれと似てる」って考えられる間がとても大切だなぁって思いました。 * そうなのでしょうね。 子どもとのやり取り、僕らは、この中から、学べますね。 感謝。 ----- (2007.10.17 09:56:10)
リエさん0037さん
>漢字の勉強を始めたら、その奥の広さに驚かされますね。 そして、漢字には意味がありますので、それを考えると忘れた漢字も思い出してくるのですね。 >やっていくうちにどんどん楽しくなって、漢字の魅力に引き込まれていきます。 * 人間が考えたその事が、漢字に入っているからでしょうね。 考えの歴史があるんですね。 > >私が漢字を好きなのもその辺りにあるのですね。 > >わかる様になると楽しくなり、どんどん勉強したくなります。そんな風になるよう教育できたら良いですね。 ----- (2007.10.17 09:57:54)
Ronaldoさん
>私もパズル感覚で覚えてきました。 < 今日は授業参観日でした。 子ども達はよく頑張っていました。 自分の考えを堂々と話す。 その指導が身に着いて来ています。 とにかく私のクラスの子ども達はよく自分の考えを堂々と話すことができます。 その背景には「私(先生)は正解を求めているのではない。 君達がどう考えるか知りたい」と言う姿勢を貫いています。 * これが、教育の本質ですね。 ----- (2007.10.17 09:59:08)
逆立ち天子さん
>この様な生徒が主体となって考えると言う授業が正しいのでしょうね。 * そのように思えますね。 >達成感もありますし、思考力も用いますし、ただ漢字を100回書くなどと言うロボット作業的なものよりはるかに素晴らしいです。 * 有難う御座います。 主体的な人間作りになっているのですね。 ----- (2007.10.17 10:00:20)
上の写真の「さけづくり」と書かれているのは「とりへん」じゃないかと…。
アダルトな応用編で、「葬」というのは、「くさ」と「くさ」の間に「死人」がいることを表している文字だとか。 「おもしろいこと」なら、誰でも苦痛無しにいくらでも続けられるものです。 いかにおもしろくするか、が腕の見せ所。 教師のみなさん、がんばってください。 (2007.10.17 18:58:11) |