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カテゴリ:学校・教育原理・教育全般
教師の専門性を高める事は、
研究会をしていてそこに集まってくる先生方からの 声を聞き、 このブログで語られる教育の事を読むに付け、 重要な課題だと感じています。 その専門性を高めるにはどうするか、この事を現場にいた者として 提案したい事があります。 それは、実践的に専門性を高める事にもっと、 教育行政が力を入れることだと考えます。 そのことから、外れての研修が、最近、増えてきているようです。 実践的に研修するという事は、どういうことかといいますと、 先生が、その学校で、 その学校の教師から、実際に学ぶと言う事です。 例を挙げて書きます。 僕の学年に新卒の教師(女性・Aさん)が来ました。 5年生でした。 ですから、卒業までその学級の責任を持つということです。 新卒にしてみれば、これは、大変な重責です。 力を着けなくてはなりません。 僕のところに来たことでそれを受け入れた責任、それは、僕にあります。 このような関係の意識で、2年間、やりました。 結果、保護者からは、ベテランの先生のようでしたと彼女は言われました。 Aさんの資質の高さもあったのですが。 Aさんと、毎日、その日の授業のまとめをし、翌日の授業の計画・指導を 検討をしあいました。 最初の1年間は、毎日でした。 正直、僕は、もう1学級を持っているような状態でした。 時には、授業を見てもらいました。 逆に、Aさんの授業を見に行きました。 そして、放課後、話し合いです。 実践的な研修の一例を書きましたが、このような研修が なにより優先されるべきとこだと思います。 これが力を着ける事になるのです。 大學では、このようなことは、教育実習時ぐらいです。 いま、学校に必要な事、それは、実践的な研修だと考えます。 昔から、先輩のやっていることを見て学ぶ、ということは、 世界中でやられていました。 それが、実践的な研修なのだと思います。 本日のブログ、ご賛同の方は、下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。 1日1回、有効です。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・5位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。
ここで、僕の事を書くより、下記のブログがこの事を 分かりやすくお書きになられていますので、 お伺いしてみてください。 この方は、発達障害の研究者なのですが、 「実践者のつぶやき」とあるように、 実際の指導の中で、ご自分の理論を分かってもらうような方法を取られています。 これは、これからの教育研究の大切な視点だと思っています。
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もう一学級持つ。
すごいことです。 今日先生の経験と能力を持ってしても、なかなかたいへんなことだったのではないでしょうか。 このようなことが可能な先生方は少ないのではないかと危惧するのですが・・・・・ (2007.11.12 12:33:10)
困難なお仕事に自らの意思で従事されてる方への思いは、畏敬、感謝の言葉以外知りません。
(2007.11.12 13:02:47)
実践的な研修の一例を書きましたが、このような研修が
なにより優先されるべきとこだと思います。 *このような事が可能になる自由と責任を先生達に与えるべきなんでしょうね。 今は義務ばかり求められているように感じます。 (2007.11.12 14:43:23)
教師の専門性を大切にしていただけると、のびのびやれて、子供たちものびのびできるのでしょうね。
小学校も中学・高校のようにすべての科目を一人の担任が受け持つのではなく、各科目ごとの先生に教えてもらうようにはならないのでしょうか? (2007.11.12 16:04:05)
実践研修。これに尽きますよね。附属小学校に来られていた大学生(先生の卵達)は、あの時初めて授業をしてみて色々と感じるものがあるのかなあ~と想像しています。実際子供達を受け持つ、責任を持つ、そこからの勉強が重要なのですよね・・・
ちなみに一流の男は人を育てる、は私の持論です。 ご紹介のブログ、大変参考になりました。 (2007.11.12 16:49:22)
これほどまで新卒の先生の指導を熱心になさっていたとは、さすがです。今そこまでされる先輩の先生ってどれほどおられるのでしょう。
新卒の先生にとっても、心強かったことだと思います。 (2007.11.12 16:59:16)
「もう一学級持つ」この言葉の重さにうなっています。
言葉にすれば簡単なことでも、実際には相手がいるので仕事は2倍ですまない場合もあります。相手の先生がこちらの意見を素直に受け止めてくれても、1.5倍程度にはなると思います。 そのパワーに感動しています。 教えるほうもですが、学ぶほうも「初任者研修」というたくさんのレポートを提出しながらですから、その苦労は並ではなかったと思います。 昔は「初任者研修」がほぼ現場に任されていたために学校で格差はあったものの、現場の職員の善意に支えられ、それなりに機能していたと思います。 冬場にストーブを囲んで遅くまで話に付き合ってくださった多くの先輩先生の顔が浮かびます。 本当は現場での悩みを一番共感してくれる現場の先生が指導するのが一番力になるような気がします。 もっとも、私の場合は放任現場でしたので書籍に頼らざるをえませんでしたが、初任者研修のレポートも少なく、自主的に書籍で学べたことは大きかったと思う今日この頃です。 (2007.11.12 23:08:42)
昔はその今日先生のときのように、ゆっくりじっくりと後輩を育てていたのですね。
私にも今に思えば、おぼろげながら、そういう先生方の様子が遠い小学校時代に思い浮かべることができます。 ご紹介のブログも見させていただきました。 こういったところでのご苦労は、健常者のそれを扱うのとはまた一段とあるのでしょうね。 また言われている意味もよく理解できました。 (2007.11.12 23:30:53)
以前は、職場の先輩の先生方に若いものは育てられてきたものでした。
それが初任者研修制度の導入で、若い先生と職場の同僚が隔てられてしまうようになってしまいました。 これでは、若い先生は実践的に育ちませんね。 (2007.11.12 23:41:57)
お互いのレベルアップの研磨研作ですね。
(2007.11.13 05:29:02)
かなにゃん3728さん
>もう一学級持つ。 >すごいことです。 > >今日先生の経験と能力を持ってしても、なかなかたいへんなことだったのではないでしょうか。 * ぼくも、このようにして、先輩に育てられました。 僕が育った時代でも、暗記教育が主流で それで、大學を出ても、現場では、あまり、 役に立ちませんでした。 現場に入って、先輩から実際に教えられ、 進んで研究会に行って、学びました。 著名な大學の先生の所には、結構行きましたし、氏著書も読みました、 その中から、何人かの教授に惹かれましたね。 その中の自分が今、あるようですね。 >このようなことが可能な先生方は少ないのではないかと危惧するのですが・・・・・ * 教育は、人間がいる限り続きます。 ですから、しっかりした先生が、必ず、出てきますね。 明日、紹介する『子どもと生きる』には、 そのような先生が出て来て、感動しますよ。 ----- (2007.11.13 09:39:55)
逆立ち天子さん
>困難なお仕事に自らの意思で従事されてる方への思いは、畏敬、感謝の言葉以外知りません。 * それが、生きる道ですす、 ご自分が選んだ道ですから それをやるのは、仕事ですよ。 ----- (2007.11.13 09:41:15)
森の声さん
>実践的な研修の一例を書きましたが、このような研修が >なにより優先されるべきとこだと思います。 > >*このような事が可能になる自由と責任を先生達に与えるべきなんでしょうね。 * そうですね。 もっと、自由にやれるようになると良いですね。 僕らの研究会に参加するには、 参加費の援助がる市町村都内市町村があります。 中には、嫌がらせもあるようですよ。 > >今は義務ばかり求められているように感じます。 ----- (2007.11.13 09:43:35)
ちいちゃん0156さん
>教師の専門性を大切にしていただけると、のびのびやれて、子供たちものびのびできるのでしょうね。 >小学校も中学・高校のようにすべての科目を一人の担任が受け持つのではなく、各科目ごとの先生に教えてもらうようにはならないのでしょうか? * 高学年では、それをやっていますし、低学年でも音楽などは、それを導入していますね。 中には、国語科をそうしているところもありますよ。 変わってきていますね。 ----- (2007.11.13 09:45:25)
まるちゃん1100さん
>実践研修。これに尽きますよね。附属小学校に来られていた大学生(先生の卵達)は、あの時初めて授業をしてみて色々と感じるものがあるのかなあ~と想像しています。実際子供達を受け持つ、責任を持つ、そこからの勉強が重要なのですよね・・・ >ちなみに一流の男は人を育てる、は私の持論です。 >ご紹介のブログ、大変参考になりました。 * 有難う御座います。 このブログ、僕は、すごく、感銘しているのですよ。 ああ、こういう研究者が、出てきたのだと。 現場の先生を先ず、大切にしています。 それから、実践的ですよね。 これが、すばらしいですよね。 うれしいです。 ----- (2007.11.13 09:48:14)
ふぃりぱ44さん
>これほどまで新卒の先生の指導を熱心になさっていたとは、さすがです。今そこまでされる先輩の先生ってどれほどおられるのでしょう。 * 多くいますよ。 ただ、勤めにくいので、早期、退職をしていますがね。 これは、教育にとって、大きな損失ですね。 >新卒の先生にとっても、心強かったことだと思います。 ----- (2007.11.13 09:49:53)
七星 来人さん
>「もう一学級持つ」この言葉の重さにうなっています。 * それほどのことではないですがね。 先輩から受けた教育を、継いでいるのですからね。 >言葉にすれば簡単なことでも、実際には相手がいるので仕事は2倍ですまない場合もあります。相手の先生がこちらの意見を素直に受け止めてくれても、1.5倍程度にはなると思います。 * それは、確かです。 体力が要りましたね。 >そのパワーに感動しています。 >教えるほうもですが、学ぶほうも「初任者研修」というたくさんのレポートを提出しながらですから、その苦労は並ではなかったと思います。 * その初任者研修が、この時期、殆どありませんでした。 あったら、このようのことはできなかったでしょうね。 >昔は「初任者研修」がほぼ現場に任されていたために学校で格差はあったものの、現場の職員の善意に支えられ、それなりに機能していたと思います。 * 僕も、そう思います。 >冬場にストーブを囲んで遅くまで話に付き合ってくださった多くの先輩先生の顔が浮かびます。 >本当は現場での悩みを一番共感してくれる現場の先生が指導するのが一番力になるような気がしま す。 * そうですよね。 そのような中で、生活のことまで出て、 お嫁さんの世話までしてもらいましたね。 >もっとも、私の場合は放任現場でしたので書籍に頼らざるをえませんでしたが、初任者研修のレポートも少なく、自主的に書籍で学べたことは大きかったと思う今日この頃です。 * 現場から学ぶ、書籍から学ぶ。 とにかく学ぶ事ですよね。 ----- (2007.11.13 09:55:25)
リエさん0037さん
>昔はその今日先生のときのように、ゆっくりじっくりと後輩を育てていたのですね。 >私にも今に思えば、おぼろげながら、そういう先生方の様子が遠い小学校時代に思い浮かべることができます。 >ご紹介のブログも見させていただきました。 >こういったところでのご苦労は、健常者のそれを扱うのとはまた一段とあるのでしょうね。 * それが、専門の仕事ですから、 それをやるのが、自然なんですね。 これが、自由にできればいいのですが、忙しくてできなあい、これがつらいのですよ。 >また言われている意味もよく理解できました。 ----- (2007.11.13 09:57:48)
ウォーリー先生さん
>以前は、職場の先輩の先生方に若いものは育てられてきたものでした。 >それが初任者研修制度の導入で、若い先生と職場の同僚が隔てられてしまうようになってしまいました。 >これでは、若い先生は実践的に育ちませんね。 * まったく、その通りですね。 どこか、遠い所の方が、机上のプランで考え、 それが、導入されてしまったのですね。 これは、軌道修正しないとダメですね。 ----- (2007.11.13 09:59:39)
キーたんさん
>今は、校内の先生のサポートが足りないんですかね。 * 教員の人数も、不足していますね。 サポートをするにも人が、いなくてはね。 >新卒の先生が、休まれることがあり、大変不安です。 * 先生も生身ですからね。 >子どもたちも動揺しないのかな。。 * それは、淋しいですよ。 1時間、というのは、指導に当たっては大きいのですよ。 ----- (2007.11.13 10:03:04) |